第9回JRPS国際網脈絡膜変性フォーラム報告

2014年4月5日(土)、東京国際フォーラムにおいて、JRPSともうまく基金との共同で「国際網脈絡膜変性フォーラム」を開催しました。
国際眼科学会の一環として行なわれたこのフォーラムでは、まず、国際網膜協会(RI)のファッサー会長から「わたしたちはどこへいくのか?」というタイトルで、網膜色素変性の研究促進に果たすべき患者の役割についてスピーチが行なわれました。

1.日程:2014年4月5日(土)  14時~17時
2.会場:東京国際フォーラム・ホールB7-1
3.内容
コーディネーター 村上 晶(順天堂大学教授)、山本修一(千葉大学教授)、近藤峰生(三重大学教授)

パート①(前半) 90分

テーマ:疾患メカニズムと臨床試験
座長: 三宅養三(愛知医大理事長)
エバハルト・ツレンナー Eberhart Zrenner
(独・チュービンゲン大学教授)

Speakers
1.クリスティーナ・ファッサー Christina Fasser(Retina Internatgional 会長)
Where do we go?(我々はどこに向かうのか?)

2.イザベル・アウド Isabelle Audo(仏・国立パリ眼科病院助教授)
New horizon in gene analysis(新しい遺伝子解析の地平)

3.ポール・シービング Paul Sieving(米国NEI所長)
CNTF trial(CNTFのトライアル)

4.山本修一 Shuichi Yamamoto(千葉大学眼科教授)
Topical Unoprostone trial(ウノプロストンのトライアル)

 

パート②(後半) 90分

テーマ::網膜色素変性研究の最新情報
座長 :ポール・シービング Paur Sieving(米国NEI所長)
村上 晶, Akira Murakami(順天堂大学眼科教授)

Speakers

1.富田浩史 Hiroshi Tomita:(岩手大学工学部教授)
Channelrhodopsin-2(チャネル・ロドプシン2について)

2.アルツ・シデシアン ArturV.Cideciyan(米国シェイエ眼研究所教授)
Human Retinal Gene therapy(人の網膜の遺伝子治療)

3.エバハルト・ツレンナー Eberhart Zrenner(独・チュービンゲン大学教授)
Electronic retina implants (人工網膜について)

4.高橋政代 Masayo Takahashi(理化学研究所プロジェクトリーダー)
Retinal cell therapy(網膜細胞治療)

全国から集まった450人を超える参加者は、同時通訳のイヤホンからその内容を一生懸命に聞き取り、RPの研究が着実に進んでいることを実感できたという声も聞かれました。
講演後は、千葉県内ライオンズクラブさまのお計らいにより、場所をかえて講演者の方々を慰労するパーティが開かれ、患者理事、支援理事、もうまく基金との交流もなごやかに行なわれて、今回のフォーラムは無事に終了しました。
なお、この「国際網脈絡膜変性フォーラム」の講演内容は、会員に限り、「会員ページ」にて視聴できます。

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