講演⓶ 朝岡 亮先生(東京大学医学部附属病院眼科学教室)

朝岡 亮先生(東京大学医学部附属病院眼科学教室)

受賞テーマ:「網膜色素変性症のベイズ推定による視野進行予測およびそれを利用した高速視野計測、眼底自家蛍光による視野予測モデルの構築・検証」(動画は、会員ページにあります)

今回「網膜色素変性症のベイズ推定による視野進行予測およびそれを利用した高速視野計測、眼底自家蛍光による視野予測モデルの構築・検証」という研究テーマで研究助成をいただくことになり、誠にありがとうございました。大変光栄に思っております。
網膜色素変性症では、慢性進行性の視野狭窄が起こりますが、緑内障でも同様です。緑内障においては視野の進行の速さを評価し、その速さに応じて治療が行われています。しかし視野検査の回数が少ないと正確な進行評価ができません。私は、ベイズ統計という方法を使って、これまでの方法よりも遥かに正確に視野進行を評価する方法を構築しました。この方法では網膜色素変性症でも同様に、少ない視野でも正しい進行評価を行うことが可能と考えられますので、そのことの検証を行っていきたいと考えています。
また、このベイズ統計と使った視野予測を用いることで、これまでよりも視野計測自体も短縮できるのではないかと考えています。実際に緑内障患者さんでの検証では、正確かつ高速な視野検査が可能でした。網膜色素変性症での有効性も、同様に検証してみたいと思っています。
また、網膜色素変性症では、「自家蛍光」という、特徴的な眼底所見を示します。私たちは、この自家蛍光と視野障害との間に密接な関連があることを明らかとしました。このことを利用して、眼底自家蛍光から、視野感度を推測する研究も行いたいと考えています。
精一杯取り組んで参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

カテゴリー: QOL情報, RP研究動向, お知らせ, イベント情報, ニュース, 世界網膜週間-世界網膜の日, 医療講演会, 情報公開, 本部, JRPS研究助成 パーマリンク

コメントは停止中です。