あぁるぴぃ千葉県支部だより39号


■活動報告■

★第3回実践的なお料理教室のレシピ
 11月5日に作ったお料理のレシピを講師の日本盲人職能開発センターの松井純子 先生のお許しを得て掲載します。

●ぶたヒレ肉ソテーときのこソース
材料4人分
ぶたヒレ肉(100グラム) 4枚
生しいたけ         12枚
本しめじ          1パック
えのきだけ         1袋
玉ねぎ           4分の1個
レモン汁          小さじ1杯
生クリーム         カップ半分
バター           大さじ3杯
小麦粉           大さじ2杯
サラダ油          大さじ1杯
白ワイン          大さじ3杯
塩  適宜   こしょう  適宜
作り方
1.ぶたヒレ肉は筋を切り、肉たたきで軽くたたいて、塩、こしょうを少し振り、小 麦粉を両面に薄くまぶす。(厚い輪切りも可)
2.生しいたけ6枚は軸を取ってみじん切りにする。残りのしいたけは軸を取ってい ちょう切りにする。
3.本しめじは石づきを取り、小房に分ける。
4.えのきだけは根元を切り落としてほぐす。玉ねぎは皮をむいてみじん切りにす る。
5.フライパンにバター大さじ1杯とサラダ油大さじ1杯を熱し、小麦粉のついたヒ レ肉を並べ、中火で焼き目をつけて焼く。裏返して同様に焼いて皿に取る。
6.フライパンを洗って、バター大さじ1杯を熱し、いちょう切りのしいたけ、本し めじ、えのきだけを入れて炒め、しんなりしたら塩とこしょう少しにレモン汁小さじ 1杯を加え、ザット混ぜて火を止める。
7.フライパンを洗って、バター大さじ1杯を熱し、生しいたけのみじん切りと玉ね ぎを炒める。しんなりしたら白ワインと生クリームを加えて煮立てる。塩、こしょう で味を調え、しいたけソースを作る。
8.しいたけソースの中に焼いた肉を戻し、ソース全体をからめる。しいたけソース をからめながら、1枚ずつ平皿に盛り、ソースをかけて、上から炒めたきのこを盛り 付ける。

●セロリとトマト、卵の三色サラダ
材料4人分
セロリ(Lサイズ)      2本
トマト(Mサイズ)      2個
卵              2個
ドレッシング用(しょうが汁小さじ2杯、レモン汁大さじ1杯、酢大さじ2杯、ごま 油大さじ1杯、サラダ油大さじ2杯、塩少し、こしょう少し)
作り方
1.セロリは軸を引いて、厚さ2センチの斜め切りにする。葉先は粗いざく切りにす る。
2.トマトは頭に浅く十字の切込みを入れ、熱湯に7〜8秒つけて皮をむく。一口大 の乱切りにしてザルに取って水気を切る。
3.セロリは熱湯に塩を加えサッとゆでてザルに上げ、水気を切る。
4.卵は水から14〜5分ゆでて固ゆでにする。
5.ドレッシングの材料を合わせておく。
6.水気を切ったセロリ、トマトをボールに合わせ、ドレッシングであえる。器に盛 り、上から卵をすりおろす。


★見学のお礼

千葉大学工学部デザイン工学科 池田 大祐
 調理教室を見学させていただきまして本当にありがとうございました。今回の見学 で、一連の流れを把握することができ、とても勉強になりました。また調理教室の最 後には、私のために貴重なご意見頂きありがとうございました。
 私は、デザインという視点から調理器具を提案していますが、調理器具だけでは料 理はできません。調理器具より必要要素として、今回見学させていただいた松井先生 の調理教室などでの経験が重要な要素を占めていると思います。
 しかし、経験というものは個人差が当然ありますので、私の視点としては、できる だけ多くの人が快適に使用できる調理器具を提案するという考えで研究を進めていま す。
 今後は、個人のお台所で、より実際の調理現場を理解して、研究を進めていきたい と考えています。今回は、参加させていただき本当に有り難うございます。


★お菓子のレシピをお届けします

さいたま市 芳賀 環
 11月5日のお料理教室で大変お世話になりありがとうございました。毎年毎年お 邪魔して申し訳ないなと思いつつ、ついつい参加申し込みをしています。
 松井先生からは、毎回お料理の作り方だけでなくいろいろなことを教えていただい ています。見えにくくなっても彩りや盛り付けにもできる限り気を配る、工夫をする ということが大切だというお話には、背筋がしゃんとする心地がしました。ついつ い、料理と食器の調和に心を配る(カラフルな料理にはシンプルな食器を使う等)と いうところにまで気が回っていなかったように思います。これからは、料理の味だけ ではなく、色合いも楽しめるよう工夫をしたいと思います。
 今回教えていただいた2品も、とても作りやすく、彩りもきれいなレシピでした。 材料を工夫し、いろいろとバリエーションも考えられそうです。わたしの乏しいレ パートリーに自信を持って作ることのできる貴重な2品が加わりました。
 最後になりましたが、企画から当日の運営とこまごまとお心遣いをいただきました 関係者の皆様、本当にありがとうございました。
 お約束のケーキのレシピを以下に記しますね。今回は、稲田多佳子さんという人気 お菓子レシピサイトを運営されている方の著書を参考に自分なりにアレンジして作り ました。

●りんごのカントリーケーキ (20センチの角型1台分)
(材料)
食塩不使用バター 130g
(今回はケーキ用マーガリン50g+食塩不使用バター80gにしました)
砂糖 140g(今回はグラニュー糖70g+三温糖70gにしました)
塩 ひとつまみ
卵 Mサイズ2個
薄力粉 100g
アーモンドパウダー 100g
ベーキングパウダー 小さじ半分
りんご 小さめのもの2個
(紅玉だったら2個、ふじやジョナゴールドだったら1個半ぐらい。今回はジョナ ゴールドを使用しました)
ラム酒 大さじ2杯
(準備)
・材料はすべて常温に戻しておく。
・りんごは好みの大きさに刻み、ラム酒であえておく。
・薄力粉、ベーキングパウダー、アーモンドパウダーはあわせてふるっておく。
・焼き型にペーパー類を敷くか油分を塗っておく。
・オーブンを180度に余熱する。
(作り方)
@ バターをボウルにいれふわふわにすり混ぜ、砂糖と塩を加えさらにふわふわに。
A @に卵を1個ずつ加え、ひたすらふわふわに混ぜる。
B Aにふるった粉類の半分ぐらいを入れ、木べらでよく混ぜる。混ざったところで 残りの粉とりんごを加えさらに混ぜる。
C Bを用意した型に入れ、とんとんと何度か台に落として生地の空気を抜いたら オーブンへ。180度で45分〜60分焼いてできあがり。我が家のオーブンでは6 0分で焼き上がりました。竹串をケーキの中ほどに斜めに刺し、べたべたしたものが ついてこなければ完成。ケーキクーラーにのせて粗熱をとり、その後ぴったりとラッ プをして一晩常温で寝かせる。大人向けなら、このときにラム酒をさらにケーキの表 面に大さじ1杯から2杯ぐらい塗りしみこませるとより深い味わいに。
 りんごと一緒にりんごジュースで戻したレーズンを入れたり、ラム酒を入れずシナ モンパウダーを大さじ1杯ぐらい生地に加えるとまた違った味わいになると思いま す。
 このケーキのポイントは、作り方はシンプルなのに手が込んでいるように仕上がる ことです。肩に力をいれず気楽に作ってみてくださいね。 それでは♪


★得した気分

市原市 広瀬 富美子
 埼玉の芳賀さん、早速、お菓子のレシピを知らせていただき、ありがとうございま した。
 一昨年は色鮮やかな「抹茶パウンドケーキ」、昨年は「あずきのケーキ」、そして 今年はとってもしっとりした「りんごのカントリーケーキ」をいただき、本当にご馳 走様でした。とっても美味しかったでーす\(◎o◎)/!
 子供たちも大きくなり、ケーキを作ることも無くなったこのごろですが、芳賀さん のおかげで、またケーキを作ってみたくなりました。「抹茶パウンドケーキ」も何度 か作ってみました。芳賀さんのように、色鮮やかに美味しくは出来なかったのですが ・・・ 腕が違うんですね。でも、好評でした。「あずきのケーキ」「りんごのカン トリーケーキ」ともにレシピを印刷しましたので、孫が来るとき、また友達とお茶の みする時などに作ってみます。
 料理教室では、松井先生のレシピのほかに、芳賀さんのお菓子のレシピも加わり、 とっても得した気分です。会員の皆様、来年も、是非参加してください。


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