あぁるぴぃ千葉県支部だより41号


■特集1■

★2006全国大会inちば
 ※前夜祭、全国大会の最終締切り迫る! 今すぐ申し込みを!
  締切り 5月10日
  申し込み先 千葉県支部事務局
     太田 浩二 TEL/FAX 043−270−7300
           E-mail:koji-ohta@h3.dion.ne.jp
 前夜祭、全国大会共にまだ定員を満たしておりません。全国大会だからと遠慮され ている千葉の皆さま、もちろん全国の皆さま、奮ってご参加ください。前夜祭とは ちょっと大げさかもしれません。懇親会と思って同じ悩みを持つ仲間と出会い、思う 存分おしゃべりしていただければ私たち主催者側は大満足です。お料理も「きれいに 食べられるかしら?」などと心配されなくても大丈夫です。ホテルとの事前打ち合わ せも回数を重ね、ご理解いただいております。納得できるサービスを受けていただけ ると確信しております。また、前夜祭、全国大会共に多数のボランティアさんのご協 力を得ております。JR千葉駅、京成千葉中央駅から会場まで、また各会場内にもボ ランティアさんが待機しています。宿泊される方に対しても、ホテルまでの案内、朝 食時のお世話、会場までのガイドなどもいたします。一人でも安心してご参加できま す。


【代議員会】
  日時 5月27日(土)12:00〜17:00
  場所 千葉市文化センター(5階)セミナー室


【前夜祭】
  参加定員 300名 / 参加費 6,000円(事前の申し込みが必要)
  日時 5月27日(土) 18:30〜20:30
  場所 三井ガーデンホテル千葉
[歓迎演奏会プログラム]
1.春の海
   宮城 道夫 作曲         演奏 松尾 牧子 伴奏 宇佐美 幸子
2.荒城の月
   滝 廉太郎 作曲         演奏 伊藤 勲
3.アランフェス協奏曲より「我が恋のアランフェス」
   ホアキン・ロドリーゴ 作曲
   伊藤 日出夫 編曲        演奏 伊藤 勲
4.ひまわり(映画音楽)
   ヘンリー・マンシーニ 作曲   演奏 小出 佳子
5.AVE MARIA
   JSバッハ、Cグノー 作曲   演奏 松尾 牧子 伴奏 小出 佳子
                   独唱 中野 早苗
6.BELIEVE(NHK 生きもの地球紀行エンディングテーマ)
   杉本 竜一 作詞、作曲      独唱 中野 早苗 伴奏 宇佐美 幸子
 ※皆さんで歌いましょう♪

 たとえば君が傷ついて くじけそうになったときは
 かならず僕がそばにいて 支えてあげるよ その肩を
 世界中の希望のせて この地球はまわってる
 今 未来のとびらを開けるとき
 悲しみや苦しみが いつの日か喜びに変わるだろう
 I believe in future 信じてる

 もしも誰かが君のそばで 泣き出しそうになったときは
 だまって腕をとりながら 一緒に歩いてくれるよね
 世界中のやさしさで この地球を包みたい
 今 すなおな気持ちになれるなら
 あこがれや いとしさが 大空にはじけて光るだろう
 I believe in future 信じてる
 今 未来のとびらを開けるとき 悲しみや苦しみが
 いつの日か喜びに変わるだろう
 I believe in future 信じてる

[出演者からのメッセージ]
★前夜祭に向けて

ヴァイオリン 松尾 牧子(東京支部会員)
 私がヴァイオリンを始めたのは小学1年生のときです。弾き初めてからの年数はそ れはそれはすごいことになりますが、当時教えていただいた先生はとっても優しく て、ちっとも練習をせずにレッスンに行っても「良くできたね」と褒めてくださるの です。長く続けられたのはその先生のおかげだと思います。小学校の高学年から高校 までブラスバンドやリコーダー部などに所属して、いろいろな楽器の演奏を楽しんで きました。結局、ヴァイオリンが今現在も続いているわけですが、何度となくやめよ うと思ったことがあります。
 網膜色素変性症で徐々に視野が狭くなり、どんどんと楽譜が読みづらくなってきて、 楽譜無しでは演奏ができないと思っていた私には、とても苦痛でした。でも楽譜を見 る工夫をアドバイスしていただく機会を得たり、更に見えなくなってからは思い出し ながら、以前やった曲を繰り返し演奏することが多くなったものの、譜読みを手伝っ てくださる方があったり、生で演奏を聴けるのが楽しみと、たくさんの方が上手に (?)私をおだててくださるので、細々ですが続けてこられていることに感謝してい ます。目がわるくなって不自由なことはたくさんありますが、こうなってどれだけた くさんの方に知り合えたり、勇気や元気をいただいたことか。そして楽器を通して更 に多くの方と出会う機会も得られたことか。悪いことばかりではないです。今回演奏 させていただく曲の一つの「春の海」の作曲者である宮城道雄はみなさんご存じのと おり、盲目の箏曲家です。波の音、しぶき、風を視覚以外の感覚をフルに活かして、 感じとって作られた名曲です。私も視覚的なことだけでなく、感じられたすべてを音 に表せるような・・・そんな演奏を目指してみたいなぁと思うこの頃です。(言って みただけ(笑))今回は皆さんと楽しく演奏し、聞いていただく皆さんにも楽しんで いただけたら幸いです。

★私とギター

ギター 伊藤 勲(千葉県支部会員)
 ♪もし私に視覚障害が無かったら…
日本の美しい四季のうつろいを全身で味わう喜びは、知らなかったでしょう。
 ♪もし私に視覚障害が無かったら…
これほどギターの魅力に取り付かれることは無かったに違いありません。
かって病気のため、末梢神経の異常により、20年近くも指先の激痛で愛用のギター に触れることはできませんでした。その後、中途失明により退職を余儀なくされて、 毎日が日曜日になったとき、ギターが私に生きる力をくれました。心をこめれば美し い音が、おざなりに弾けばそれなりの音が返ってくるギターにあらためて魅せられま した。とは言え、意気込みとは裏腹で、いつまでたっても思うような音を出すのに四 苦八苦です。
 ♪もし、私に視覚障害がなかったら…
とても人前で演奏する勇気は持てなかったでしょう。
お聞きくださる皆様、どうぞボランティア精神を発揮されて我慢して聞いてやってく ださい。
 ♪最後に自己紹介…
視力〜0.000∞ 年齢〜まだ66歳
※選曲の理由
 ♪荒城の月変奏曲
コンサートでご年配の女性が演奏していたこの編曲に感動しました。
永遠に歌い継がれるであろうメロディを、ギタリスト・アントニオ古賀が、ドラマ チックに編曲したものです。
 ♪我が恋のアランフェス
ギターとオーケストラの協奏曲で、難曲ですが、第2楽章の最も有名な部分を編曲し たものです。作曲者、スペインのロドリーゴは3歳で失明しましたが、生前ロドリー ゴは、「この失明こそが自分を音楽への道にすすませた」と言っています。

★歓迎演奏を前に

ピアノ 小出 佳子(千葉県支部会員)
 前夜祭歓迎演奏を担当する私たち5名は皆「あぁるぴぃ」の会員です。年齢も、見 えづらさも、演奏する楽器も、音楽との関わりもそれぞれ異なっています。けれど 「音楽が大好き」という点では皆、同じです。
 「人前ではもう弾けません」と言っていた私に自らが演奏を披露し勇気をくださった 伊藤さん。いつも気を配ってくださり、裏方に徹すると協力を買って出てくださった 宇佐見さん。私が今、伴奏できるたった一つの曲、バッハ・グノーの「アヴェマリ ア」にメロディを奏でることを快く引き受けてくださったお二人。松尾さんのヴァイ オリンと中野さんの歌の旋律を聴きながら「祈り」を込めて、弾きたいと思います。
 時間は30分、ささやかではありますが、JRPSならではの演奏会を皆さまと共 に楽しむことができたなら、私たちにとってこんな幸せなことはございません。
 当日まで約1ヶ月、練習に励みます。

★出会い

ピアノ 宇佐美 幸子(千葉県支部会員)
 私がこれまで唯一続けていることは音楽。最初の出会いは音楽好きだった父で,物 心ついた頃にはレコードがたくさんあり、父の趣味のヴァイオリン,そして我が家に はどこで手に入れたのかと思うようなとても立派なオルガンがありました。四六時 中、音楽というものに触れていたと思います。
 ピアノとの出会いは京都での小学生時代、それから高校一年まで学校の先生や近所 の先生の押しかけ女房ならぬ生徒で、練習は毎朝学校のピアノを借りてしていまし た。
 転機が訪れたのは、たまたま私の演奏を聴いた父の紹介で、京都大学哲学部出身の 先生との出会いです。わずか四年間でしたが、代稽古(お弟子さんに先ずレッスンを 受けて)次に先生と、週2回受けました。大阪の池田,京都の山科ととても充実した 学生時代でした。
 上京後,友人が教わっていた先生の紹介で,またまた素晴らしい先生に出会いまし た。ピアニストでありながら戦後東京大学法学部を女性初の卒業という先生です。二 人の先生からは演奏の技術はもとより精神面でも計り知れない影響を与えてもらいま した。そして現在も続けているジュニア・オーケストラ。それは、未来を担う子ども 達のために命をかけて音楽の素晴らしさの種を蒔き続けた先生との出会い。また、視 覚障害にならなければ出会えなかった素晴らしい仲間たち・・・本当に多くの人々 の支えがあっての出会い、明日はどんな出会いが待っているのかとても楽しみです。

★ビリーブによせて

独唱 中野 早苗(千葉県支部会員)
 ♪たとえば君が傷ついて くじけそうになったときは
 かならず僕がそばにいて 支えてあげるよ その肩を・・・♪
 良い歌ですね。千葉県支部だより39号に寄せられた愛知県一宮市の大脇多香子さ ん、とっても素敵な曲を紹介していただき、ありがとうございました。この曲は、歌 詞の内容から、小中学校で合唱曲として歌われることが多いようです。でも、子供に 限らず、大人のファンもたくさんいます。歌詞を読んだだけで涙する方もいらっしゃ るくらいです。若者からお年寄りまで、また、健康な人も障害者も多くの人がこんな 想いでいっぱいになったことがあるのではないでしょうか。
 心が弱くなって元気がなくなったとき、叱咤激励されるより、黙ってそばにいてく れる人の温かさ、かける言葉もないほど傷ついた人に声にならない祈りを心の中で繰 り返す。必ずあるはずですこんなときが。
 病気の告知を受けて34年、ただいま障害は2級。徐々に迫る暗がりの中でも、 歌っているときは目の前に何かを描くことができます。だから歌が好きです。私もこ の曲のファンの一人として、祈りを込めて歌います。
アイ ビリーブ イン フュチャー 信じてる!

★一枚の往復葉書の贈り物

司会 大朝 悦子(千葉県支部ボランティア)
 私とJRPSとの出会いは二年前の一枚の往復葉書から始まっています。二年前ヘ ルパーの事業所で「ガイドヘルパー研修」のチラシを見て、粗忽者の私は全員応募し なければいけないのだと勘違いし、しかも締切り前日だったので、それからあわて て、往復葉書を買いに行き、必要事項を記入して、あたふたと投函しました。後日そ の研修は希望者のみで、しかもかなりの倍率と聞き、なぁ〜んだあわてて損しちゃっ たぁ、まぁ〜当たらないだろうと思っていたのですが、なんとその事業所の中で私し か当たらず、応募者はなんと二、三十人いたらしく、ヘルパーの時間もあまり入って いなく、適当にしているようにしか見えない私が当選したことで、羨望のまなざしで 見られたり、ひんしゅくをかったりと、これまた慌ただしいことでした。そんなこん なで出かけて行ったガイドヘルパー研修で、またまたハプニングがあったのです。な んと息子の保護者会でお見掛けした白杖をついた美貌のお母さまが講師としていらっ しゃるではありませんか!? そうお判りですね、それが小出さんだったのです。
 へぇ〜そんな病気なんだぁ、えぇ支部長なんだって! 超えらいんだぁ〜…。なんと 研修そっちのけで、小出さんといろいろお話をしてしまいました。
 そうこうしている間に無事ガイドヘルパーの研修を修了し、小出さんからのお誘いの 一言がありました。「五月にアイフェスタがあるんだけど、もしよければ、お手伝い してくださらない?」そうなんです。決して強制的ではなく、柔らかな物腰のお誘い から、私のJRPSとのお付き合いがはじまりました。小出さんがあんまり無理せず にボランティアして下さいね!と言ってくださったので、その言葉通りマイペースで ボランティアをやらせていただいて、早二年。なにもわからないまま、今回は全国大 会の前夜祭の司会という大役を仰せつかりました。「メチャ大阪弁やし、滑舌も悪い のに、司会なんか私に一番似合わへんのに…」と溜め息ばかりの毎日を送っていまし た。でも、落ち込んでいても着実に5月27日は来てしまいます。ここはJRPSの二 年間で学んだこと――自分のできることを自分なりに精一杯やるということを生かし て、それなりに背伸びせずに楽しく、やらせていただこうと思い直しました。
 前夜祭の成功というのは、決して一人の力だけでうまくいくものではありません。 千葉県支部の皆さまをはじめとして、出席者全員がひとつになってこそ成功すると思 います。どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。では、前夜祭でお会いしま しょう!!


【全国大会】
  参加定員 500名 / 参加費 無料(事前の申し込みが必要、参加証交付)
  日時 5月28日(日) 10:00〜16:00
  場所 千葉市文化センター3階 アートホール
[プログラム]
   10:00〜10:30 記念式典
   10:30〜11:30 記念講演1「網膜色素変性、治療への展望」
     講師 山本 修一 先生(千葉大学大学院医学研究院眼科学教授)
   11:30〜13:30 オープンアワーズ(昼食とフリータイム)
   13:30〜13:45 2006年度代議員会の報告
   13:45〜14:45 記念講演2「心豊かに生きる」
     講師 高梨 憲司 先生(視覚障害者総合支援センターちば所長)
   14:45〜15:45 歓迎演奏会(柏市立柏高等学校吹奏楽部)
   15:45〜16:00 閉会式
  ※次期全国大会の開催地は大阪支部です。

★私と視力障害者の方との接近遭遇

全国大会総合司会 鈴木 匡明
 私と視力障害者の方との第一次接近遭遇は、20数年前にさかのぼります。まだ、 20代も前半のころでした。とある路肩に車を止めて、ボーとしているときのこと。 もちろん駐車違反。しばらくすると、バックミラーに白杖をついた人がこちらに向 かってやってきます。このままだと、私の車にぶつかるのは確実です。クラクション を鳴らそうかと考えましたが、驚かせてしまいそうだし、走り出すにも、排気ガスを もろにかぶせてしまいそうだし...などと気にかけているうちに、白杖がバンパー にあたりました。私は、寝たふりを決め込むことにしました。すると、運転席側の フェンダーからドアをガンガンガンガンと四回ほど大きな音を立てて白杖があたっ て、その人はさっそうと歩き去っていきました。機嫌でも悪かったのでしょうか、車 に傷はつきませんでしたが、もともとそういうことにあまり気をかけないほうです が、こういうことにうるさい人が乗っていたら、どうなるんだろう。などと、漠然と 考えていたことを、覚えています。あの当時は、私には、白杖をついた人は、理解を 超えた、向こう側の人。そんな印象だったのです。
 20年ほど経って今の妻と結婚しました。結婚して1年ほど経ったころ、妻がホー ムヘルパーの資格が取りたいといって、勉強を始めました。その一環で、ガイドヘル パーの講習を受け、そこで知り合った小出さんのお誘いで、千葉の中央公園で開催さ れた、視力障害者の方たちのイベントを妻に誘われてのぞきにいったのが、第二次接 近遭遇です。そこで、視力障害の疑似体験をして、JRPSの皆さんと昼食を取りま した。まず、皆さんの第一声が、「なんでも質問していいわよ。どんなことでも聴い てください」でした。この一言が、「ああ、この人たちは、私と本気で付き合おうと している。遠慮している場合じゃないぞ!」と私に強く印象づけました。皆さん実に よくしゃべりよく食べました。そこには、理解を超えた向こう側の人ではなくて、普 通の人がいたのです。
 私にとって、JRPSとの出会いは、ここから始まり、今年で3年目のおつきあい となります。1年目でバーベキュー大会の企画に始まり、ゲームを楽しむ会・会計監 査・全国大会の総合司会と、いつのまにかどっぶりとつかっている自分がいました。 皆さんとの触れ合いを通して、生きるということを学び、皆さんの魅力に触れ、その たびに元気をもらう自分がいるのです。
 接近遭遇と失礼な言い方をしましたが、JRPSとの交流が始まる前までは、私に とってまさに未知との遭遇だったのです。おそらく世の中の多くの人が同じような感 覚を持っていると思います。知らないだけで、ある偏見ともいえる見方をしていた私 に、図らずも、それを気づかせてくれたのが妻でした。私は、ガイドボランティアの 資格も持っていませんし、妻の後ろをついているような状態ですが、皆さんと普通に 接し、皆さんが普通にしていられるお手伝いができたらいいと思っています。どう か、これからも、よき友人としておつきあいください。


【第6回アイフェスタinちば】
  一般に公開 参加費 無料
  日時 5月28日(日) 10:00〜16:00
  場所 福祉機器展・・・千葉市文化センター5階 市民サロンとセミナー室
     小物の展示即売コーナー・・・3階のアートホールのロビー
     聴力測定・相談コーナー・・・9階の会議室T
     生活・進路相談コーナー・・・9階の会議室U
     交流サロン・・・9階の会議室V
     美容相談コーナー・・・9階の会議室W

★アイフェスタ出展企業
パソコンソフト:IRIユビテック、アイネット、アメディア、NEC、ラビット
便利グッズ:NTTドコモ、廣済堂スピーチオ販売、日本福祉サービス、シナノケンシ
      ジオム社、大活字、松下電器産業
点字グッズ:アスク
保険:ピー・アール・エフ
遮光眼鏡、ルーペ、単眼鏡:アサクラメガネ、東海光学、勉強堂
             メガネのタナカチェーン
特殊メガネ:ケイメイ、科学技術振興機構
案内装置:池野通建、計画技術研究所、バリアフリージャパン、三菱プレシジョン
拡大読書器:アイネットワーク、五洋光学商事、タイムズコーポレーション
      TIEMAN GROUP、ナイツ、ベスマックス、○○○
補聴器:勉強堂、メガネのタナカチェーン
聴覚障害用:アシストホーン、ワールドパイオニア
盲ろう用:NEC

★沙織コーナーより

鈴木 幸枝
 目が悪くなって人並みのことができなくなり、どうして生きていこうかと考えてい ました。目の手術のために国立リハビリテーションセンター病院に入院したとき、沙 織を知り、これならできそうだと考え、すぐ先生を紹介していただき、訓練を受けま した。はや10年が経ち毎日工夫を重ねて今日に至っています。

★イラストレーションコーナーより

池田 憲明
 RP患者。JRPS会員。目が見えるうちに絵を描いておきたいと考え、数年前に 退職、独学で絵を描き始める。水彩による作品を中心に制作。2003年にタイ・バ ンコクにて初の個展を開催。その後、「銀座アートホール」、「千葉大医学部図書 館」、「千葉TEPCOギャラリー」、「ギャラリー・鬼無里 いろは堂」等にて展覧会を 開催。

★千葉大学 自然科学研究科 デザイン専攻 堀田研究室

池田 大祐
 生活の質(QOL)の向上を目的として、ユニバーサルデザインの視点を踏まえて 研究を行っています。行ってきた研究として、「視覚障害者を配慮した調理空間のデ ザイン」、「視覚障害児の空間認知力を高める遊具についての研究」などの視覚障害 に関連する研究、「居宅入浴環境における支援・介護デザインに関する研究」といっ た今後の高齢化社会に視点をおいた研究などを行っています。今回の出展では、大学 院の研究の紹介だけではなく、学部生の卒業研究の紹介も行います。

★点字名刺の作成実演コーナーより

リホープ 名刺班一同
 私たちは佐倉市にあるリホープという施設で点字名刺の作成をしております。名刺 の紙にはケナフ紙を使い、手打ちをメインに一枚一枚心を込めて作成しております。 また、お持ちの名刺に点字を打つこともできますので、皆様もこの機会に点字名刺を 作ってみてはいかがですか?

★小物の展示即売コーナーより

視覚障害者総合支援センターちば
 白杖や日常生活で便利に使えるグッズ等を展示、販売いたします。
 白杖選びについては、ご来場された方のご希望に合わせ、歩行訓練士が適切なアド バイスをいたします。是非お気軽にいらしてください。
[展示品目]
視覚障害者総合支援センターちばより
 @白杖(ただし、一部は後日商品を発送) A点字器(標準点字器、携帯点字器)
 Bツメやすり C小銭入れ Dトーキングタイマー Eさじかげん Fしょうゆさし
 Gセルフ針(糸通しが簡単な針) H糸通し Iロックドット Jバンボンドット
 Kネームテープ Lタックテープ Mサインガイド N身障手帳入れビニール
トライアングル西千葉より
  ビーズ・ストラップ、手芸品など

★聴力測定・相談コーナーより

アイヤ会 阿部 直之
 アイヤ会では、言語聴覚士による聴力測定・相談コーナーを実施します。耳が聞こ えにくい、補聴器について知りたい等、聞こえに関する悩み・ご相談がございました ら、お気軽にご来場ください。

★生活・進路相談コーナーより

相談担当者一同
 「視覚に障害があっても、家族やボランティアの支援を受けて、自立した生活を送 りたい」「移動、読み書き、家事、子育てに不安がある」「仕事のこと、進路のこと を相談したい」生活面でのささやかな疑問から、福祉制度、年金制度、施設利用、就 学、就労など、様々な内容についてのご相談を、視覚障害者総合支援センターの高梨 憲司所長、百武孝先生、社会福祉士の佐々木貞子先生がお答えします。
 「盲学校って、どんなところ?」「三療の資格をとるにはどんな勉強をすればよいの ?」素朴な質問から、専門的な質問まで、千葉盲学校の平松喜久子先生がお答えしま す。お気軽にご相談ください。

★交流サロンより
 皆さまがお茶でも飲みながら自由にくつろいだ雰囲気で話し合っていただく部屋で す。どうぞごゆっくり。

★美容コ−ナ−より

美容コーナー担当役員 稲葉 順子
 女性であれば いつまでも美しくありたいと願うもの。お肌の悩みまたは色選びに こまっていませんか? まだ一度もメイクしてもらってない方。毎年このコ−ナ−を 楽しみにしている方。浅野先生とイケメン男性が、皆さまのご希望にお答えします。 お肌の悩みを解決したい。自分でメイクをしたい。今日はばっちりきれいにしてほし い日。コーナー受付で希望をご相談ください。
※ 申し訳ありませんが、お付き添いの方やご家族の美容相談はご遠慮願います。
[浅野明美先生のプロフィール]
 1986年より国産、外資化粧品メーカーにてビューティアドバイザーとして活 動。後にフリーとして独立しメーカー教育、メイクアップコンテストの審査員、海外 メイクショー、サロンにおいてのコンサルティングメイクなどを主業務とする。松嶋 菜々子、仁科亜季子、萬田久子などのメイクも手懸ける。カラーアナリストとしても 活動中。


【盲導犬と歩いてみよう】
  日時 5月28日(日) 10:00〜16:00
  場所 三井ガーデンホテル千葉1階ロビー

★盲導犬と歩いてみませんか?

盲導犬コーナー担当
 5月28日に開催される「第6回アイフェスタinちば」では、かしこいワンちゃ んたちが皆さんをお出迎えします。将来、盲導犬との生活をお考えの方、盲導犬のこ とをもっと知りたいという方、この機会に盲導犬とふれあってみませんか?
 日本盲導犬協会の山口さんより、メッセージをいただきましたので、ご紹介しま す。
 『盲導犬と歩くことによって、自分の世界を広げた方、笑顔を取り戻した方、自信を 取り戻した方。今までにたくさんの笑顔が生まれました。日本盲導犬協会では、蓄積 されたノウハウと長期的な計画に基づいて、視覚障害リハビリテーション事業への取 り組みを始め、日本初の盲導犬訓練士学校を開校するなど革新的な施策に取り組んで います。
 「第6回アイフェスタinちば」ではブースをいただき、実際に盲導犬を利用され ている方をお招きして、盲導犬とのふれあいの時間や利用者のお話を聞く時間を設け る他、盲導犬体験歩行などを予定しております。また、資料配布・チャリティグッズ 販売・募金活動も併せて行う予定なのでご協力いただければ幸いです。
 日本盲導犬協会は皆さまのあたたかい応援に支えられ、盲導犬育成事業と視覚障害 リハビリテーション事業を中心に、視覚に障害がある方がより気持ちよく、積極的に 社会参加していける環境を目指して活動しています』
 たくさんの方のご来場をワンちゃんたちとともにお待ちしています。
 なお、体験歩行につきましては、希望者多数の場合、視覚障害者の方に限らせてい ただくことがありますので、あらかじめご了承ください。


【第2回JRPS網脈絡膜変性フォーラム】
  参加定員 120名 / 参加費 無料(一般に公開)
  日時 5月28日(日)13:00〜17:00
  場所 三井ガーデンホテル千葉4階 天平の間
[講演内容]
  1、網膜色素変性診療の現状と未来
                    村上晶教授[順天堂大眼科]
  2、ゲノム科学的手法を用いた網膜ジストロフィの分子病態の解明と遺伝子診断
    システムの構築         吉田茂生先生(九州大眼科)
  3、アデノウイルスベクターによる神経保護効果とその作用機序の解明
                    森圭介先生(埼玉医科大眼科)
  4、網膜色素変性症における神経栄養因子受容体とグリアー神経相関作用の関与
                    原田高幸先生(東京都神経科学総合研究所)
  5、Visual cycle と網膜色素変性
                    森村浩之先生(近畿中央病院)
    事務局:千葉大学大学院医学研究院眼科学 山本修一教授
        JRPS本部事務局・堀口浩幸
    主 催:日本網膜色素変性症協会


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