あぁるぴぃ千葉県支部だより44号


■活動報告■

★「ミニ交流会」の報告

行事担当 小出 佳子・広瀬 富美子
 7月の総会後、初めての支部行事として8月6日にミニ交流会を行いました。交流会には、暑い中、33名も参加いただきありがとうございました。
 成田の看護学院の学生さん3名が、ホームページを見て参加してくださいました。早速、集合場所の千葉駅で、佐々木貞子さんからガイドの講習を受けられ、千葉駅から会員のガイドに加わっていただきました。JRPSも有名になったのかな? と、ちょっと嬉しい出来事でした。参加していただいた3名の学生さんから、もっともっと輪が広がっていったら、看護師さんのほうから色変の患者さんにJRPSを紹介してもらえたりして・・・
 ミニ交流会は、簡単な自己紹介で始まり、テーマ別に3班くらいに分かれ話し合いを持ちました。各班それぞれに盛り上がり、本当に皆さん楽しそうでした。初めて参加されたご夫妻もいて、始まる前は不安そうなお顔でしたが、帰られるときは明るいお顔になっていて、ほっと一安心しました。
 二葉看護学院の学生さん3名の方から、感想を寄せていただきました。下記にご紹介いたします。


★ミニ交流会に参加して

二葉看護学院学生 多久島 汐里
 今回、初めてJRPSのミニ交流会に参加させていただきました。
 視覚に障害のあるかたとお会いしたのは初めてでした。参加した感想として皆さんのパワーに圧倒されたということが正直な気持ちです。障害が進行していく中で受容とショックを繰り返しながらも、皆さん一人ひとりが前向きに生活しているということをお話で聞き、私自身さまざまなことを感じ、考えました。
 お話のなかで、視覚障害があるかたがJRPSにめぐり合い、活動に参加する人は極わずかだと聞きました。障害を持ったとき、適切な、その人が必要としている情報や、同じ障害を持つ人からの経験談を聞ける機会があるということは、とても大切な事であると感じました。その事から、JRPSの活動をより多くの疾患、障害を持つ人々が知り、活動に参加できれば良いのではないかと考えます。
 私自身、今回の学習機会がなければ、JRPSの活動を知ることはできませんでした。将来、医療従事者になる者として、網膜色素変性症を持つかたに出会ったとき、この会の存在を伝えたいと思います。
 ミニ交流会に参加させていただいたことで、多くのことを学ばせていただきました。参加にあたって、快く受け入れていただいた皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。


★ミニ交流会に参加して

二葉看護学院学生 安田 佳恵
 ミニ交流会に参加させていただきありがとうございました。
 この会を通してまずみなさんとお話ができて本当によかったです。
 わたしは今回網膜色素変性症について理解が深められたと同時に、生活の一部にふれることでどのような生活を送られているのか、まだまだほんの一部にしかあたいしないかもしれませんが知ることができました。個々に症状の進行も違えば見え方が違うということも知りました。
 そうした中でみなさんは、今回のような場を通して多くの情報を得て、本当に人と人のつながりがいかに大切であり心強いものであるかが実感できる一日でした。
 わたしはこの会を通して障害があるないに関わらず、いかに自分らしさを保ちながら、あるいは発見し、自分のものとして活かしながら生活を送ることができるかが、大切であるということが身に染みました。わたしも自分のペースで時には迷うこともあると思いますが、人とのつながり、支え合いのこころを大切にしながら日々過ごしていきたいと思います。
 みなさんもお体を大事にして、いつかまた出会える時を楽しみにしています。2日は実習のため参加できず残念に思いますが、また機会があれば参加したいと思いますので、その時はよろしくお願いします。今回は参加させていただきありがとうございました。


★ミニ交流会に参加して

二葉看護学院学生 岸野 麻矢
 今回JRPSの交流会に参加させていただきありがとうございました。参加する前は、「どんなことをする会なんだろう? 受け入れてくれるだろうか?」と、不安と緊張でいっぱいでした。しかし、駅に集合し行ってみると、皆さんとても温かく迎え入れていただき嬉しく思いました。そして、実際に皆さんの話を聞いてみると、いろいろな想いを抱えた人たちの話を聞くことができました。ほとんどの人が前向きでエネルギッシュだったのに驚き、私も元気をもらって帰ることができました。
 今まで視覚障害者に対する援助が漠然としていましたが、交流会を通して具体的にイメージがわくようになりました。まだまだ私の知らないこともたくさんあると思いますが、今回のこの経験を活かし、今後の看護に結びつけていきたいと思います。
 最後に、このような機会をつくっていただいた太田支部長さんをはじめ、広瀬さん、小出さん、佐々木さんには大変お世話になりました。さらに、いろいろなお話を聞かせていただいたJRPSの皆さんにも、大変お世話になり感謝いたしております。ありがとうございました。


★「ゲームを楽しむ会」の報告

千葉市 渡辺 友資枝
 9月2日、JRPS千葉県支部の9月の行事「ゲームを楽しむ会」に参加してきました。
 企画・司会進行をしてくださった鈴木ご夫妻の他に参加者は男性9名、女性21名(ガイド、ボランティア4名を含む)、会員の稲葉さんのお孫さんのユウ君でした。
 3グループに分かれ、おいしいお弁当で腹ごしらえをして、ゲーム開始です。ゲームはどれも視覚以外の感覚、体力、知力を使ってできるものばかり。見えなくとも楽しめるゲームがこんなにあるとは、ちょっと驚きです。昨年同様、名(迷?)回答、好プレー、珍プレーの続出で、会場内は大変盛り上がりました。「こんなに笑ったのは久しぶり」という人も多かったようです。私も最後にはのどが痛くなったほど笑い、楽しいひとときを過ごしました。
 企画してくださった鈴木ご夫妻、本当にありがとうございました。


★エネルギーをもらった一日

市原市 坂本 正治
 9月2日に鈴木さんご夫妻主催によるゲーム会に出席しました。
 当日はJR五井駅で数人の仲間同志で集まり、蘇我まで行き、どんなゲームが待っているのかドキドキしながら会場に向かいました。
 会場では、何人かの顔見知りのメンバーの皆さんに声をかけていただき、更に楽しみが増してきました。
 朝食を食べたばかりで、まだ昼食には早いかなと思いながらもお弁当に舌鼓を打ち、ゲームの開始になりました。
 県庁所在地を考えたり、物の数え方で、同じテーブルの皆さんといろいろ意見を交わしたりしました。物の数え方は、正にトリビアの泉と言う言葉が当てはまっていたと感じました。
 伝言ゲームでは、自らの記憶力の無さに情けなくなる思いでした。ストップウォッチでの体内時計の測定では、頭の中で20秒数えたつもりでも、途中で数が分からなくなったりしました。落着いて考えればそんなに苦労するゲームでもないのに、人と競っていると思うとうまくいかないものですね。
 連想ゲームも、ラジオやテレビでの番組では、「あんなの分からないのかな?」などと思っていましたが、実際に自分でやってみると分からないものですね。逆に、私が出したヒントでは一発で当てられてしまい、もう少し考えて言葉を選べば良かったと思いました。それは野球に例えると、ど真ん中に威力の無いストレートを投げて、バックスクリーンに大ホームランを食らった思いでした。「何であんな言葉を言ったのか」と言う、チームメートの言葉が聞こえてくる思いでした。しかし、いつも生活と仕事に追われ、気持ちの上で余裕が無い生活をしていた私にとっては、久しぶりに童心に戻れる時間でした。そして、JRPSの会員の皆さんにもエネルギーを貰って、身も心もリフレッシュした思いでした。
 後は、可愛いチビちゃんを見て、自分にもあんな時代があったのかと目を細める思いでした。
 私たちは、視覚障害というハンディーを持っていますが、くよくよ生きていても何にも得る物はありません。反対に前向きに生きれば、何か良いことがあるような気持ちを持つことができることを確信した一日でした。そして、今回のゲーム会を企画された鈴木さんご夫妻や、ボランティアで参加された皆さんには、この場を借りて本当にお礼の言葉を申し上げたいと思います。


★歓声と大笑いのゲーム大会

市原市 鈴木 てい子
 最近大声を出して笑ったことがありますか?
 9月2日(土)先日までの蒸し暑さは去り、秋晴れの中、待ち合わせてハーモニープラザに集合。途中エレベーターの乗り口を誤り、3階で遠回りしてしまう。
 会場はすでにお弁当が用意されていた。皆でいただくお弁当は、和食懐石料理にも劣らず、和やかにおいしく完食することができました。
 テーブルを移動し早速ゲーム開始、我が石垣チームは、私を除き、皆知識豊かで難なくクリアー、トップとなる。ちなみに、お寺や臼にも数え方があることを知る。
 早口ことばでは、相手チームの「カミ、カミ」はおいしいこと。一同大爆笑。本人だけが冷や汗。
 音感ゲームは、小出さんにおまかせ。何種類かの楽器の音の聞き分けで、石垣チーム加点する。
 伝言ゲームはさんざん、今思い出しても笑ってしまう。
 次に連想ゲーム、ヒントを出す側も答える側も考える。まだまだトップをキープ。
 目隠しをして30センチ角のラインの中で50回足踏みして誤差を測るゲーム、ここで私の番になる。枠からかなり離れてしまい、得点にはならなかった。
 指の感覚ゲームでは、880余りのページの本を、「何ページを開く」と言う合図で一気に開き、誤差をみる。ゲーム終了、いつの間にか準優勝となる。よく笑った一日である。
 この日のために準備してくださった鈴木さんご夫妻や、ボランティアの方々に感謝し、次回を大いに期待したいと思います。気がついたらチームの絆もでき、楽しい雰囲気の中解散になりました。
 バス停に向かい歩き始めたら参加賞のご褒美にと、さわやかな秋風が「ほほ」を優しくなでてくれました。


★素晴らしいゲームありがとうございました

市原市 丸山 久美子
 9月2日のゲーム大会にはじめて参加させていただき、とても楽しく過ごさせていただき、とても感謝しています。
 ゲームの企画、構成から全部、鈴木さんご夫婦で考えてくださったお骨折りに、心からお礼申し上げます。
 ゲームの内容がすばらしく、少しずつ思い出しながら、チームの皆さんとお腹を抱えて笑いました。私たち夫婦は、皆さんにご迷惑をかけたと思いますが、リーダーの江澤さん、よろしかったら来年の大会でも、またチームに加えてください。
 初めて参加させていただき、優勝までさせていただきありがとうございました。
最後に、参加された会員の皆さん、ありがとうございました。


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