★支部だより 創刊50号に寄せて
なお、千葉県支部ホームページに、あぁるぴぃ千葉県支部だより18号(2002年7
月13日発行)から掲載されています。どうぞ、こちらも閲覧してみてください。
(千葉県支部のホームページ http://www.jrps.org/chiba/local/ )
★50回目の支部だよりに寄せて
発足当初の支部だよりは、現在のように充実した内容ではなく、ページ数も10ページ
に満たないものでした。しかし10ページに満たないとはいえ、200数十名分のコピー
を取るとなると、これが一仕事でした。会社の帰りがけにコンビニに行き、コピー機を借
りて1000枚ほどのコピーを取るわけですが、1時間以上もコピー機を独占してしまう
ことになってしまい、いささか気が引けました。しかも順調にコピーできれば問題はあり
ませんが、時々用紙が詰まってしまうこともあり、店員の手を煩わせてしまうこともあり
ました。
それから私自身は実際にたずさわりませんでしたが、編集作業も大変だっただろうと思
います。というのも現在のようにパソコンが普及しておらず、手書きの原稿をFAXで編
集者に送るという方法をとっていました。そのために夜遅い時間や、早朝にFAXを入れ
たこともあり、編集者には大変なご迷惑をおかけしたことと思います。そのような苦労も
ありましたが、現在は支部だよりの紙面も充実し、発足当初に比べると雲泥の差がありま
す。これからも皆さんの協力で、より良い支部だよりにしていきましょう。
★あぁるぴぃ千葉県支部だより50号によせて
私が録音を担当するようになったのは何号からだったのでしょうか? 覚えていなくて
ごめんなさい。
始めは 市原の方が録音されていたとお聞きしました。郵袋のあて先が、成田の濱田さ
んなのでテープの郵送など不便で、近くでできればとのことだったように記憶しています。
そのときは、原稿も支部の予定や連絡事項程度で、20分テープでも余るくらいでした
し、発行回数も年に3〜4回程で、送付先も少なかったので、これなら読んでダビングし
て発送するのも一人でできそうかなあと、軽い気持ちでお引き受けしました。まだ若かっ
たし(笑)。
そのうち、支部の皆さんの活動がどんどん活発になっていくのが、紙面からも伝わって
きて、それとともに、記事の内容も、発行回数も、テープを聴いてくださる方の数も増え
ていきました。
幸い、成田で朗読ボランティアをしている水口邦さんと、豊田和子さんが手伝ってくれ
ることになり、今は3人で交代で録音しています。
録音図書を制作中だったり、忙しかったり、図書館が休みだとダビングできなかったり
するので、いつもメールで原稿をいただいてから時間がなくて、ゆっくり下読みもせず読
んでしまっていることを、申し分けなく思っています。でも、お料理教室のことや音楽会
のことなど、まるで自分も参加していたような気分で楽しんで読んでいます。
前に連載していた俳句の紹介も好きでした。それに、医療講演会やデジタル機器のこと
はとても勉強になります。
私が、成田の中で一番早くデイジー図書の編集に取り組んだのも、「あぁるぴぃ」から
色々な情報を読み取ったおかげだと思っています。
だんだん口もまわらないようになってきて少し淋しいのですが、読めなくなっても、何
か別の形でかかわっていければと考えていますので、これからもどうぞよろしくお願いい
たします。
★あぁるぴぃ千葉県支部だよりの点訳を担当して6年
点訳で大事な原則は、原本どおりに点字に訳していくことです。原本というのは、たと
えば活字で印刷された「支部だより」です。ですから、点訳者は支部だよりの隅から隅ま
で、そして一字一句、丁寧に読みながら点字にしていきます。
また、点訳結果の校正も大事な作業です。点訳結果を原本と照らし合わせて、訳し間違
えや点字文法上の誤りなどを正していきます。この作業を少なくとも3回は繰り返します。
というわけで、言い過ぎかもしれませんが、「支部だより」のもっとも熱心な読者はあ
ゆみの会の点訳者ということになりましょうか。
すでに点訳しました「支部だより」の数は36号になります。この間、数多くの感動的
な記事に出逢うことができました。それがまた、私たちのボランティア活動への情熱をか
き立ててくれました。
こうした記事に出逢えたことに感謝し、今後とも点訳に励む所存でございます。
★支部だより50号を記念して
2001年 10号〜14号(5巻) 2002年 15号〜20号(6巻)
2003年 21号〜26号(6巻) 2004年 27号〜33号(7巻)
2005年 34号〜39号(6巻) 2006年 40号〜45号(6巻)
2007年 46号〜50号〜
いつから支部だよりを出すようになったかはっきりしませんが、支部の設立が1997
年3月23日ですから、設立以来5年経ってようやく支部だよりの発行が現在の2ヶ月に
1回のペースになったことがうかがえます。
支部だよりの目次を追っかけてみると、2002年の世界大会、2006年の全国大会
を千葉県で開催したことがなつかしく思い出されます。濱田初代支部長の「あるある私の
失敗談」やKHさんの俳句にSIさんが紹介文を添えた「風の音 花の香 陽の光」の連
載も人気がありましたね。
皆さまのお役に立ちそうな医療やQOL関係の記事が数多くあります。たまたま見つけ
た統計数字によると2000年3月31日の千葉県支部会員数は225名でした。先日本
部から送られてきた8月29日現在の会員名簿では276名です。8年半で50名しか増
えていないのですが、かなりの退会者があっての数字ですので、会員になって日が浅い人
の比率は結構高くなっていると思われます。そこで、以下に主な特集記事の題目を掲載し
ます。これらの記事の内容を知りたい方は太田まで連絡ください。墨字またはメールで送
らせていただきます。また、知りたい事柄がありましたら、キーワードを連絡ください。
支部だよりの検索だけでなく、インターネットで調べて、お知らせします。
この機会に皆さまにパソコン、特にメールができるようになることをお奨めします。す
でにメールを使っている人は、支部のメーリングリストに登録してください。支部のメー
リングリスト(書き込み自由の掲示板のようなもの)には、現在115名(うち千葉県支
部会員77名)が登録していて、支部からのお知らせや支部活動の報告にタイムリーで便
利な媒体として使っています。パソコンの入手から使い方の手ほどきまで太田が引き受け
ますので、なんでも相談してください。太田の連絡先は、043−270−7300また
は080−1173−1252、koji-ohta@h3.dion.ne.jp です。全会員がメールを使え
れば、支部支出のうちの郵送費の90%、事務費の80%を占める支部だよりの経費をほ
とんどゼロにでき、支出全体を半減できます。その分、研究基金への積み立てが15万円
近く増やせる勘定になります。
特集記事の題目
ロービジョンクリニック体験談 岩宮 正人 12号
網膜色素変性症治療の展望 池尻 充哉 先生 13号
ロービジョン眼球運動訓練道場 岩宮 正人 14号
網膜色素変性症の未来治療 忍足 俊幸 先生 18号
視力検査について 鍋島 亜美子 先生 18号
福祉は今をより良く生きること 佐々木 貞子 20号
白内障の手術について 新井 栄華 先生 24号
網膜色素変性症と眼科手術 山本 修一 先生 27号
視覚障害と生活習慣病 水野谷 智 先生 30号
ロービジョンケアの実際 高相 道彦 先生 35号
日本盲導犬協会の訪問 太田 浩二 36号
補装具・日常生活用具に関するアンケート JRPS本部 39号
障害者自立支援法Q&A 広瀬 富美子 41号
網膜色素変性症治療への展望 山本 修一 先生 43号
心豊かに生きる 高梨 憲司 先生 43号
補装具ならびに日常生活用具Q&A 広瀬 富美子 44号
障害年金 広瀬 富美子 45号
★編集委員がんばります
今まで広瀬さんのご苦労も知らず、のほほんと発送作業だけお手伝いしてきた私に何が
出来るのか? よくわかりませんが、伊藤さんという強力な助っ人がいるので安心してい
ます。思い起こせば平成16年より皆さんとお付き合いさせていただいて、役員や副支部
長、アイフェスタの担当など、どっぷりとJRPSにはまっているような気がします。と
はいえ、もちろん楽しんでやらせてもらっていますのでご心配なく(笑)。
皆さんとの出会いによって、趣味も増え、友達も増え、いい経験をいっぱいさせていた
だきました。そのご恩返しのつもりというわけではないのですが編集委員がんばります。
★編集委員になりました
私たち障害者にとり、情報の有無は生活環境を左右すると言っても過言ではありません。
千葉県支部では、毎月のように交流会が計画されて、会員同志で生きた情報交換がなされ
ています。とは言え、さまざまな理由で外出もままならず、「支部だより」を唯一の情報
源としている会員もたくさんいらっしゃるかと思われます。
その意味からしても、濱田廣行さん、太田浩二さん、広瀬富美子さんと受け継がれてき
た「支部だより」の編集のお手伝いをすることを大変光栄に思います。どうぞ、よろしく。
★軽い気持ちで受けて
支部だより39号の資料が送られてきて、ただ同じように40号も編集すれば・・と軽
い気持ちで始めましたが、49号の編集に至るまで、太田支部長からチェックをしていた
だき、ようやく編集し発行させていただいているというのが現状です。印刷の原紙も太田
支部長が作成してくださっています。編集長とは名ばかりで、おんぶに抱っこです。表紙
の絵、挿絵なども、太田支部長の奥様から書いていただいています。
ただ、支部だよりの編集をさせていただいたお陰で、家族内でひとりパソコンの落ちこ
ぼれだった私に、主人や娘、それに娘のだんな様までもが教えてくれるようになったこと
は、大きな収穫でした。また、多くのボランティアさんに支えられて支部だよりが発行さ
れていることも知りました。
これからも、皆さまに役立つ情報をお届けできればと思います。どうぞよろしくお願い
いたします。