★「駐車禁止規制からの除外措置の一部変更」について
警視庁;http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/jogai/jogai.htm
平成19年8月1日から駐車禁止規制からの除外措置の一部が変わりました。
【身体障害者等用除外標章の主な改正要点】
1.除外する車両を特定せず、駐車禁止等除外標章の交付を受けた身体障害者等本人が現
に使用中の車両が除外対象となります。
※使用する車両を特定しないことで、タクシーや福祉車両等幅広く使用することができま
す。
2.車両を離れるときは、新たに「運転者の連絡先又は用務先」の掲出が必要となります。
※運転者が車両を離れて直ちに運転することができない状態で駐車(放置車両となると
き)する場合は、運転者の連絡先又は用務先をわかりやすく記載した書面を警察官等が確
認できるように標章とともに前面ガラスの見やすい箇所に掲出しなければならないことに
なりました。
※「運転者の連絡先又は用務先」を記載する書面は、除外標章を使用する車両の運転者が、
標章と同じ大きさ(B6版)の書面(用紙等)に必要事項を記載し、作成してください。
※警察官が、交通の安全を確保する必要が生じた場合、運転者に対して指示を行います。
たとえば、次のような場合です。
(1)交通の妨害、渋滞の解消
(2)事故防止と危険の排除
(3)災害、緊急時の交通の確保
3.交付対象者・・視覚障害の場合は1級から3級までの各級又は4級の1の方
4.申請手続
(1)申請者
身体障害者手帳等の交付を受けている方で、県内(市内)に住所を有し、かつ、障害者
の区分・級別に該当する方。
(2)申請場所
原則として、申請者の住所地を管轄する警察署(交通課)です。
(3)申請書類
・申請書
・身体障害者手帳等(写し)
・住民票の写し(発行日から3か月以内のもの)
・申請代理人が申請する場合は、申請者との続柄が確認できるもの。
5.改正に伴う経過措置について
(1)改正前の旧標章をお持ちの方
旧標章をお持ちの方は、有効期間が満了し、次回の更新で新しい標章を受け取るまで使
用することができます。標章に登録(車両)番号が特定(記載)されていますが、身体障
害者等が現に使用中であれば、特定された車両以外の車両にも使用できます。
ただし、車両を離れるときは、運転者の連絡先又は用務先を記載した書面を標章ととも
に掲出しなければなりません。
(2)これまで標章の交付を受け、新規則により交付対象外になった方
新規則施行後3年を経過するまでの間(平成22年7月31日まで)は、交付対象者
とみなしますので、その間は除外対象者として標章の使用ができます。なお有効期限が切
れる方は更新が必要となります。
(3)福祉施設・団体等で標章の交付を受けていた方
交付されている標章の有効期間が満了した時点で標章を返納してください。
今後は、「患者輸送車」「車いす移動車」以外の車両での介護等は、身体障害者等本人
の標章を使用してください。
【具体的な手続き結果の報告】
太田が、「駐車禁止規制からの除外措置の一部変更」について、その手続きをしてきま
したので、報告します。
警視庁のHPから判断して、必要書類として次の三つをそろえることからはじめました。
1.駐車禁止除外指定車標章交付申請書
2.身体障害者手帳の写し
3.住民票の写し
結果として、1と2は2枚必要で、3はいりませんでした。
認印は念のため必ず持っていってください。
1は、千葉県警の次のURLからダウンロード、プリントしました。提出は千葉西警察署
の交通課で行ったのですが、窓口に複写式の申請書が準備してあるそうです。
http://www.police.pref.chiba.jp/procedure/application_download/pdfs/st_0112.pdf
2は、写真の貼ってある面と障害名の欄と本人の欄をコピーしていき、これは正解でした。
3は、せっかく美浜区役所まで行って300円を払って入手したのに、無駄になりました。
ただ、「警視庁のホームページに書いてあることと違いますね」と言ってやったら、そ
れまで無愛想な窓口の婦警さんの態度が少し良くなりましたが・・・。
申請書に「除外指定を必要とする事由」を記入する欄があります。
「網膜色素変性症による視覚障害のため歩行困難です。特に、雨天、曇天、薄暮より暗く
なると、たいへん見えにくくなります」と記入したところ、次のように訂正されました
(訂正印必要)。「網膜色素変性症による視覚障害のため歩行困難。両眼の視野各10度
以内 視能率による損失率96%」。つまり、障害名に記載されている内容です。キーワ
ードは「視覚障害による歩行困難」ですから、必ず記入してください。
1と2が2枚ずつ必要とのことで、署内の(免許更新のときにおなじみの)交通安全協会
でコピーしたのですが、何と1枚20円。思わず「暴利だ。コンビニの倍だ」とぼやいた
のですが、もちろん何の効果もなし。
最後に「公安委員会の審査がありますので、交付までに3から4週間かかります。電話
で通知します」で終了しました。
なお、運転者が車両を離れるときは標章と一緒に「運転者の連絡先/用務先」をB6版の
任意の用紙で表示することになりました。
記入事項は、運転者の連絡先/用務先、訪問場所 ○○町2−1、訪問先 ○○方訪問中、
です。携帯の電話番号も記入しておくとよいかも。
★「土気トスカーナ」コンサート開催のご報告とご寄付へのお礼
この場をお借りして、深くお礼申し上げます。
コンサート中、居眠りをしてしまうのではないかと不安に思っていた私ですが、そんな
心配もつかの間、いつのまにか皆さまの個性あふれるすばらしい歌声に引き込まれていま
した。そして、歌い手に寄り添う優しいピアノの音色にも心引かれました。
また、いつも楽しみにしている司会の方からの衣装の紹介。ピンク、クリーム色、ワイン
カラー、薄いブルー、この時とばかり、私の目にも鮮やかな色が蘇りました。けれど、
「ヴィクトリア朝」の紹介には、隣の友人に「ヴィクトリア朝って、どんなのだったかし
ら?」と尋ねながら乏しい記憶と想像力を総動員させていました。
日本の歌には、日本語のすばらしさを再認識し、イタリア語の歌には、イタリア語がわ
かればもっと深く鑑賞できるのにと、少し残念でした。
最後になりましたが、あらためましてこの日のために日々練習を重ね出演された皆さま
のご努力に敬意を表し、心あたたまるご支援に心より感謝申し上げます。
★トケ・トスカーナー公演会のご報告
伺ったといっても、ご主人に土気駅からの送迎を車でしていただき、お茶とお菓子をご
馳走になるという、贅沢なおもてなしを受けました。2時間近くいろいろと歓談したので
すが、印象に強く残ったことをふたつ披露します。
私から「たいへん不躾なことを申し上げますが、コンサートの日本の歌を聴いたときは、
少しはらはらいたしました。ところが、イタリアの歌になったとたん、皆さますばらしく
上手に歌われたので、練習量が違うからだろうか、それとも歌い方が日本の歌に適してい
ないのか、と思いました」とお尋ねしたところ、ご主人から次のような興味あるお話を聞
くことができました。「イタリアで歌の指導を受けたときに、練習中は日本の歌を歌わな
いように。イタリアの歌の次に歌ってよいのは韓国の歌です」と言われました。「日本語
には濁音が多く、濁音は歌うときに音が沈みがちになる。それに対してイタリア語や韓国
語には濁音が少なく、音が上に抜ける。その差を言っているのです」とのこと。奥さまは
「東洋人の中で韓国人が音楽の才能に秀でている」と言っておられたのと通じるようです。
奥さまは「点字を使うようになって強く感じるのですが、日常は日本語で漢字を使わな
いようになってほしい。かなだけでコミュニケーションは十分できる」とドキッとする発
言。しかし、考えてみると日本人は漢字の読み書きの学習にたいへんな労力を費やしてい
ます。私も近所の小学校のボランティアをしていて、学習全体の中で読み書きの占める割
合が非常に大きいと感じます。表音記号のかなだけの方が、アルファベットと似ていて、
デジタル化時代に適していると思います。ご主人も「漢字学習に費やす時間を理数系の学
習に当てることができれば、インド人のようにコンピュータソフトに強い人材を育成でき
る」と言っておられた。私は久しぶりに頭の運動ができたようで、楽しい時間をすごさせ
ていただきました。
★「パソコンから専用機器類まで、上手に使っていますか?」
当センターでは、千葉県より委託を受け、「障害者ITサポートセンター」を設置いたし
ております。
特に、センターの名称からもおわかりいただけるように、目が見えない、見えにくい方を
対象とした、パソコン・専用ソフト・専用機器類(プレクストーク・携帯電話など)の操
作に関する講習に重点を置き、皆さまから少しでも、情報格差を取り除いていただくこと
ができればということを第一に考え努力しております。
この講習は、来所いただける場合、マンツーマン方式のため、ご自身のレベルやペース
で受講していただけることができます。
来所していただくのが難しいという方や、ご自身のパソコンや機器類で操作したいという
方につきましては、当センター主催の養成講習会を受講、終了したサポーター(現在10
名)を紹介させていただき、在宅にて講習を受けていただくことも可能です。
また、講習を受けるほどではないけれど、印刷作業などを行なう際に目を借りたいなどの
場合にも、サポーターをご利用していただくことも可能です。
上記以外にも、ちょっとした操作に関する質問であれば、センターへ直接お電話をいただ
ければ、その場でお答えさせていただきます。
なお、サポーターの養成につきましては、現在、市川市地区在住の方(4名)を対象とし
た講習会を実施しており、終了後に登録いただければ、12月には計14名でのサポート
体制が整う予定です。
来所されての講習、および在宅講習などにつきましての詳細は、以下の電話番号までご
遠慮なくお問い合わせいただきたいと思います。
視覚障害者総合支援センターちば
(旧千葉点字図書館)
TEL:043−424−2546
担当者:磯部
★コンサートのご案内
◆コンサート名 「ひびきあい あいとひかりのコンサート」
主催 社会福祉法人愛光 後援会「愛の灯台基金」
日時 平成20年2月17日(日曜日)
会場 千葉市文化交流プラザ(旧ぱるるプラザ千葉)
〒260−0015 千葉市中央区富士見1−3−2
(JR千葉駅より徒歩5分)
電話 043−202−0800 FAX 043−202−1742
開場 13:00 開演 13:30 終演 15:30
前売り券(自由席) 2000円 当日券 2500円
●前売り券申し込み・お問い合わせ先
※社会福祉法人愛光後援会「愛の灯台基金」事務局
電話 043−484−6391 FAX 043−484−6396
Eメール t-asou@rc-aikoh.or.jp
〒285−0807 千葉県佐倉市山王2−37−9社会福祉法人愛光
●出演者紹介
※新星’78(視覚障害者の音楽団体)
【主な出演者】
☆ピアノ・・・三好俊行(みよし としゆき)
〈プロフィール〉
岡山県出身、武蔵野音楽大学卒業。1962年「岡山県青少年音楽コンクール」入賞。
リサイタルや、新星日本交響楽団、東京交響楽団との協演、TBSテレビ、NHKラジオ
に出演の他、ソロ及び伴奏者として各地で活躍。また、海外演奏家を招いてのツアーを始
め、数多くの公演の制作・演出にも定評がある。85年ミューロゴス音楽学院を創立、院
長として年齢・障害を超えた後進の指導に当たる。丸山徹薫、迫田時雄の諸氏に師事。
新星’78 会長。
☆ソプラノ・・・塩谷靖子(しおのや のぶこ)
〈プロフィール〉
鳥取県出身、東京女子大学文理学部数理学科卒業。42歳より声楽を始め、音大出身者
に伍して各種コンクールに入賞。第6〜8回「奏楽堂日本歌曲コンクール」入選。「第7
回太陽カンツォーネコンコルソ」クラシック部門第1位。「第4回全日本ソリストコンテ
スト」入賞。全日本演奏家協会会員。オリジナル曲「千の風」をはじめ15曲を収録した
CDアルバム「千の風」がユニバーサル・ミュージックより全国発売中。