★支部だより発送&お花見のご報告
作業は、午前11時に終わり、JR千葉駅からお花見参加者の方たち(9名)と、
ハーモニープラザ玄関前で12時に合流して、鈴木匡明・美樹ご夫妻の案内で、お花
見場所(青葉の森公園)、徒歩約10分の処へ行きました。公園内を歩いていると、
広い遊歩道の両側(幅6メートル)に、色とりどりの花々が出迎えてくれました。ス
イセン・ハクモクレン・コブシ・ユキヤナギ等々。桜は3分咲きでしたが、ちょっと
肌寒かったです。
花見の場所に着いて、ボランティアさん、会員さんが持参して下さった敷物を敷い
て、38名の方たちが車座になり、各自手作りの食べ物&お酒などを差し入れしてい
ただき、新潟県のお酒(越乃寒梅)を美味しくいただきました。
しばらくして、自己紹介が始まり、初めて参加してくれた方が3名おられました。
それぞれが楽しいという感想を述べられ、次もぜひ参加したいとおっしゃっていまし
た。
その後、鈴木匡明様のトランペット&美樹様のサックス演奏が始まり、「さくら、
さくら」をみんなで合唱しました。遊歩道を歩いていた人たちも立ち止まり、演奏を
聞いていました。
和やかな雰囲気でお花見は15時に終わり、各自最寄り駅に行く人たちが3グルー
プとなり解散しました。参加してくださいました皆さま、ありがとうございました。
役員一同、感謝申し上げます。
★支部だより発送作業&お花見に参加して
意地悪な花冷え、寒風にも負けず、寒さを余り感じなかったのも、皆さんとワイワ
イ大笑いしたのと、美味しい皆さまの手作りのご馳走をいただいたせいだと思います。
歌あり、鈴木ご夫妻の素敵な演奏と、桜とともに満喫させていただきました。
それと行き帰りのお気遣いもしていただいたお陰で、安心して帰ってまいりまし
た。この場をお借りして、手助けしていただいた皆さまに、お礼を申し上げます。あ
りがとうございました。
★青葉の森公園でのお花見(H21・3/28)
真っ白に咲き誇った雪柳、丸刈りにカットされたレンギョの花、可憐に咲いた水仙
とパンジーを横目に、正面に広がるほのかなピンク色の森。
花冷えが続き、膨らみ始めた桜のツボミも固く、数輪の開花した花びらが、私達の
未来を照らすように「もう少しで咲きますよ」と、出迎えてくれました。
宴会での仲間との語らい、「サクラ・サクラ」の大合唱。歌と笑いで、枯れかけた
心をリフレッシュできるひとときです。触れ合うことで励まされ、心癒され、元気が
でます。
前向きで明るい皆さま、感動をいつもありがとうございます。治療法の研究も進み
つつあります。皆で、明るい光を求めて不治の病から脱却できることを信じたいと、
願っています。
★お花見に参加して
おいしいご馳走を食べながら、トランペットとサックス、ソプラノの名演奏も堪能
し、今年も私は「花より団子」の花見となりました。
幹事の皆さん、おいしいご馳走を持って来ていただいた皆さん、ありがとうござい
ました。
★千葉支部の行事(お花見)に初めて参加して
もともと花より団子の方で、季節の竹の子、イカの明太子の和え物など、お酒に合
うものをたくさん差し入れていただきありがとうございました。お蔭さまですっかり
良い気分にさせていただきました。
又、同じ病の共通点もあり良い勉強にもなりました。
今後も機会があれば参加したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
★第5回 ロービジョンケア千葉講演会の報告
日時:平成21年4月12日(日) 13:00〜16:30
会場:千葉市障害者福祉センター 多目的ホール
本講演会も第5回目の開催となりましたが、ここまで来られたのも、会員の皆さま
のご支援の賜物と思い、紙面をお借りして深く感謝致します。
さて今回の講演は下記の2題でした。
T 「ロービジョンのある方々の歩み」
久保 明夫
(国立障害者リハビリテーションセンター総合相談支援部 総合相談課)
U 「眼科医にしかできないロービジョンケアとは」
仲泊((なかどまり) 聡
(国立障害者リハビリテーションセンター第3機能回復訓練部)
1席目の演者の久保さんは、ご存知の方も多いかと思われますが、転勤に伴い、ほ
ぼ全国と言っていいほどの視覚障害者への対応をされてこられ、本年3月で定年を迎
えられましたが、仲泊先生のたっての希望により再び国リハ勤務をされることになり
ました。
その長年の経験からのお話は大変説得力のある、かつ豊富な内容となりました。し
たがってそのすべてをここで紹介することは困難ですので、QOLを高めるための工
夫についての部分と、患者の心理の部分に関して、久保さんより頂いたレジメより抜
粋させていただきます。
T QOLを高めるための工夫
A 日常生活の工夫
1.行動を変える
*額を柱や戸の角にぶつける → 手かざしをするなど防御姿勢の習慣化
*10円や100円玉などコイン → 触覚(周囲のギザギザ有無)を使って弁別
2.補助具等を使う
*文字が読みにくい → ルーペ、拡大読書器を使う
*文字を書くと右下がりになる → 文字を書くときにガイドフレームを使う
*夜間歩きにくい → 懐中電灯を携帯する、白い杖を使う
最近はホームセンターなどで、携帯の明るいライトが購入できる
3.環境を変える
*台所が暗くて見にくい → スタンド式の補助照明などをつける
*柱にぶつかる → 柱の角にコントラストの高くなる色テープなどを貼る
(例:白い柱に緑、青、赤のテープ)
*調味料の入れ物を間違う → マジックインキで分かりやすい文字などの印を付ける。
点字で記す等
*ご飯茶碗の中の米粒が見にくい → ご飯茶碗の中が色の付いたものに変える
*文字が読みにくい → 字体をゴシックに変えてみる。文字を拡大印刷又は
拡大コピーしてみる
4.ヘルプ
*一人歩きに自信がない → ガイドヘルパーの活用:外出時のヘルプ
*家事がひとりではできない → ホームヘルパーの活用:家事援助等
*商品の弁別や値段が分からない → 一般の人の活用:歩行、買い物時における店員等
・留意点:自立性を損なわないように利用すること
B 仕事上での工夫
*できれば職場の人に障害の状態を理解してもらう。但し、障害について知らせること
により不利な展開になることがあるので、熟慮が必要となる。
*職場の作業環境を見直す。
*仕事の流れを想定し、どの部分ができにくいのかを明らかにし、対策を行う。
*手帳を取得していれば、雇用促進法による助成の適用を検討する。
(雇用主が行うこと)
C 学業での工夫
*授業での補助具の使用の可能性
*座席の位置の調整
*教材や試験の時の対応(拡大教科書、拡大コピー、時間延長)
*クラスメートの理解
*教育委員会との調整(小、中、高)
U 心理
a 受容
受容は結果ではなく過程である。従って受容してから、リハビリではなく、受容課
程の中でリハビリ(ロービジョンケアなど)を行う。
b 患者であるという心理
視機能の障害がある状態であっても、障害者とは認めたくない。患者で有り続けよ
うと(多くは無意識に)願う → つまり「治る」ことを期待する。この段階では障
害は受け入れられない
“失明”という言葉(発言)がトラウマになりうる。
不安
・ 仕事
・ 収入、年金
・ 家庭
・ 家族関係(子供への影響)親戚には知らせたくない → でも、父母の面倒を見
なければならない(とても負担だ)
c 見えづらさの理解
患者自身でも見えづらさが、わかりにくい状態がある。(自動車を運転していて交
通事故を度々起こすので眼科で診察を受けたら、視野障害が分かった。たまたま、片
目で見たところ片眼が見えにくかったなど)。家族や職場の同僚(上司)に見えづら
さが分かってもらえない。
d 人間関係
近所の人にあっても誰だか分からない。親しい友人に目の不自由さをいえない。同
じ視覚障害の人と比べても自分の方が見えにくい。自分の方が不自由だ。不幸だ。
e 依存心の増加
・ 障害 → 治らない、他者への依存
・ 医師への無条件の信頼
(例)医師から音声ソフトでコンピュータが操作できるので工学部に行きなさいと言
われ、猛勉強をして工学部に現役合格した。入学後、自分の視機能ではやっていけない事
を知り、愕然とする。
・ 他の患者さんからの情報 → 無条件の信頼
(例)Aさんが文字が見えやすくなったので、私にも同じ補助具を処方して欲しい。
障害の状態により、適切な補助具は異なる。
f 再び孤独へ
・ 当初は自分と同じ病気の仲間がいるということで、一旦は落ち着くが、次第に同
じでも違いがあることに気づく → 個別化の認識
・ 再び孤独に陥る。
このとき、心理的支援(カウンセリング等)が必要となる。
以上が久保さんの講演内容の抜粋です。
2席目の演者の仲泊先生は、長年にわたり神奈川リハにてロービジョンクリニック
をやってこられ、簗島先生のあと、ロービジョンクリニックの総本山である国リハに
赴任されました。「眼科医にしかできないロービジョンケアとは」というテーマで、
簡潔、明快にお話しいただきました。
ロービジョンケアは種々の職種の人が関わり、チームで対応していくものであるこ
とを改めておさらいし、その中で眼科医にしかできない部分は、各種書類の記載、お
よび、病状の説明であるとあげられました。各種書類の中で、生命保険についてあま
り知られていないこととして、それぞれの視力が0.02以下になった場合、死亡保
険金と同等の支給がされるということを強調されました。病状の説明に関しては、患
者自身のみでなく、その家族や職場の人への説明も必要となります。
最後に、医師は常に新しい情報を把握している必要があるとのことで、まだまだ実
用段階ではありますが、遺伝子治療についての新しい知見をいくつか紹介されました。
最後に、本講演会は、今後も続ける所存ではありますが、会員の皆さまでご要望
(特に希望される講演のテーマなど)がございましたら、下記へご遠慮なくお願い致
します。開催にあたり、是非参考にしていきたいと思います。
千葉県こども病院眼科 高相 道彦
〒266−0007
千葉市緑区辺田町579−1
FAX:043−292−3815
★本部発送作業に参加して
4月は、JRPS年会費の振込用紙が同封されるので、いつもより時間がかかりま
す。重要なことは、振込用紙の名前と、宛先の確認です。そこに今回から、郵便局か
らの要請で、郵便番号順にまとめ、ひもで十字型に束ねる作業が増えました。私に
は、お手伝いできる部分が限られてしまいます。
作業が始まる前に、本部理事より説明がありましたが、千葉グループは、4人一組
なので、太田さんが工程を考えてくれました。テーブルの配置もいつもと違います。
最近ニュースになった郵便料金を偽る事件が発覚した為か、郵便局の受付が厳しく
なったようです。作業が終了したのは、1時を過ぎました。名前を確認された方、郵
便番号をそろえてくれた方、本当にお疲れさまでした。
ちなみに、帰りに予定されていた「お台場ツアー」は、悪天候の為中止になりまし
た。
ランチは、品川駅構内の「丸に十の字のさつまや」でいただき、おみやげに東京名物
の「東京ばな奈と、ごまたまご」を探してもらい、箱を開けるのを楽しみに帰宅しまし
た。
なお、支部より交通費をいただきました。
次回は、6月27日(土)の予定です。
★ダブルレインボー音楽会のご報告
今回は、東京都、埼玉県、愛知県など他支部からの出演者をお迎えして、演目も一
段とバラエティーに富んだものになりました。演奏はもとより、出演者の経験豊かな
お話に、会場は笑いや、涙につつまれていました。
朝、九時から準備にとりかかったスタッフの方々、緊張をかくせない出演者の
方々、遠方から足を運んでくださったたくさんのお客さま。
それぞれの心が一つになった第5回ダブルレインボー音楽会、今年もまた、無事に
幕をおろすことができたことを担当者、伊藤、中野ともに心より感謝申し上げます。
また、第6回ダブルレインボー音楽会は、平成22年5月8日(土曜)、会場は同
じ美浜文化ホールです。来年もお楽しみに!
★素晴らしい『♪レインボー音楽祭♪』
そして私たちに、パワーをくださった出演者の皆さま、またスタッフの皆さま、担
当された、伊藤様、中野様、ほんとうにお疲れさまでした、またありがとうございま
した。
入会してから毎年、レインボー音楽祭に行かせていただいていますが、皆さまから
聴かせていただいた演奏、そして音楽会全体の構成もどんどんレベルアップされてい
るのに、驚きとともに感動で、一つ一つの演奏に、涙が出そうでした。
ほんとうに音楽って、素晴らしいですよね!
ところで私事ですが、私は谷津バラ園のそばに住んでおりまして、音楽祭の翌日、
散歩のついでにバラ園を歩いてまいりました。バラもこの好天の中、急に開き始めて
いて、白やピンクや赤と、香りとともに楽しんでまいりました。
ですから私は、この週末を、音楽祭の七色の音、バラの七色の色(?)、七色の香
りと皆さまのお陰で、文字通り『ダブル レインボー』を味わわせていただいたんで
す!
ほんとうにありがとうございました。
★ダブルレインボー音楽会に出演して
♪大脇 多香子 愛知支部
早朝の新幹線に乗り、親友の麻理ちゃんと名古屋から千葉へ出発。千葉県支部の皆
さまと再会できて、本当に楽しい一日でした。
音楽を通して人が繋がる心地よい温かさに包まれ、会場全員から溢れる「生きる
力」みたいな不思議な熱気で満たされました。最後に全員で合唱した「今日の日はさ
ようなら」演奏を終えたばかりの松尾さんが、バイオリンでメロディーを奏でてくだ
さり、一緒に歌う幸せ。その音色が身体にすーっと入ってくるような、何とも言えな
い感動を味わいました。
小さな一つ一つの出会いを、生かすも生かさぬも自分次第。「縁」にふれて「縁」
に気づき、その「縁」を大切に・・・この先の自分の生き方をそんな風に描きなが
ら、胸いっぱいの乾杯でした。
温かく迎えてくださって、心から・・・ありがとうございました。また会う日ま
で、お元気で!
♪松尾 牧子 東京支部
いろんなジャンルのたくさんの方の発表に大変感動し、楽しませていただきまし
た。何よりも舞台に上がっている皆さんが生き生きしていらしたように思います。そ
れは観客の皆さんをも生き生きさせてくれることのように思います。舞台と客席が物
理的なものではなく、こんなに近いコンサート、素晴らしいと思います。
そんな風に書いた私は・・・舞台で演奏をさせていただいた一人ですが、緊張しす
ぎで、生き生きしてなかった(苦笑)・・・どなたかが「楽しんだ者勝ち」という言
葉、いいですね。また機会があったらそれを目指したいと思います!
準備から何から何まで、関係の皆さん、お疲れさまでした。そしてありがとうござ
いました!!
♪井上 信雄 東京支部
後先を考えず安請け合いしてから「私が演奏してもいいのだろうか?」という疑問
を持ち続けていました。そして新米の盲導犬(自分も新米)を引きつれ、重いチェロ
を背負って会場までたどりつけるだろうかという不安もありました。ところが私のガ
イドヘルパーの服部雅子さんはピアノの先生でもあります。快く伴奏を引き受けてく
ださいました。それに家内も付き人? をかって出てくれたので、サポートは万全、
引っ込みがつかなくなったというわけです。
当日は皆さんの演奏の素晴らしさに感服、そしてサポート体制のみごとさにすっか
り感心。はるばる東京支部から来ても、皆さんに支えられているからこそ演奏ができ
ることをここでも実感しました。千葉の皆さんと一緒に演奏できたこと、たいへん嬉
しく思います。
最後に、私自身の演奏は後悔つきませんが、犬連れで遠方のため懇親会に出席でき
なかったことが心残りでした。
ありがとうございました。
♪AA ボランティア
ハンガリー生まれの木で出来たオカリナ、「コカリナ」で、ダブルレインボー音楽
会に参加させていただいたAAです。途中で火災報知器が誤作動して、音楽会中断か
も!? などというハプニングも何のその。無事に終わって何よりです。
私が音楽会に参加するのは、実は2回目。前回登場したときは、千葉県支部の方々
や、この音楽会の最初の提案者と一緒に、ミニバンドでタンバリンをやっていました
が、今回は一人で申し込み。他のボランティアの方から「信じられない」なんて言わ
れましたが、リハーサルのときも、舞台袖で待っているときも、ステージの上にいる
ときもとっても緊張していました。
演奏に対する自己採点は、3曲平均するとようやく及第点がつくぐらい(?)。そ
れでも、たくさんの拍手をいただけたことと「浜辺の歌」で一緒に歌っていただけた
のは本当に嬉しかったです。
本会を運営された伊藤さん、中野さんを始めとしたスタッフの皆さま、お疲れさま
でした。こんな演奏で良ければ、また来年も参加させてください。
ありがとうございました。
♪小出 佳子 千葉県支部
幾たびかチャンスをいただいても、理想の演奏にはとどかない。がそれぞれの持ち
場で懸命に実力を発揮してくださる多くのスタッフ、個性のほとばしる演奏者たち、
そして応援してくださる聴き手の皆さまの一体感によって創り出される不思議なあた
たかな空間の中で、演奏できる楽しさを味わえることに、少女の頃ピアニストを夢見
ていた私は、心から感謝したい。
音楽会は正にJRPSが掲げるスローガンの1つ、「QOLの向上を目指す」を実
践していると私は思う。まだ未知の可能性を秘めた出演者を多く募り、より素晴らし
い音楽会に発展していくことを私は心から願っている。
「そう、演出家 中野早苗さんから次は聴き手のアナタに出演のオファがあるかも
しれません。楽しみに」