あぁるぴぃJRPSちば会報109号


■ 投稿
★お役立ち情報コーナー
投稿 江澤 正広
 このコーナーでは、カテゴリーやジャンルに関係なく、視覚障害者に役立つ情報を掲載しますので、多くの方からの投稿をお待ちしています。(匿名でも可)
その1
パソコン初心者向け、便利なショートカットキー Excel編
・Alt + Shift + = オートSUM(合計値)を入力
【解説】
合計させたいセル範囲と、合計値を求めるセルまでを範囲選択し、AltキーとShiftキーと=キーを同時に押すと合計値が入力されます。
例:A1、A2、A3、A4のセルに入力した値の合計値をセルA5に求める場合は、A1からA5までを範囲選択し、上記3つのキーを同時に押す。
◎投稿先 江澤 正広 E-mail:masa-ezawa@carrot.ocn.ne.jp

★こころの豆知識     
船橋市 垣田 悦子
皆さん、おげんきですか? 夏の暑さにやられ、軽い熱中症になった人もいるのではないでしょうか? ということで今回は、目にも良く熱中症による脱水症状予防にもなる1品を紹介します。

  <ナスのはさみ蒸し>    4人分
(材料)
とり挽肉・・・・・・・・200g
ナス・・・・・・・・・・4本
ねぎ・・・・・・・・・・1/4本
大葉・・・・・・・・・・3〜4枚
塩・・・・・・・・・・・小さじ1/2
生姜(チューブ)・・・・小さじ1/2
みそ・・・・・・・・・・小さじ1/2
しょうゆ・・・・・・・・小さじ1/2
豆腐・・・・・・・・・・1/4丁
レタス・・・・・・・・・4〜5枚
しめじ・・・・・・・・・1/2袋
ポン酢・・・・・・・・・大さじ3

(作り方)
@ナスはへたを取り、数か所皮を剥き、横半分に切る。さらに縦半分に切る。(剥いた皮はとっておく。)
Aとり挽肉に塩を入れこねる。
Bねぎと大葉はみじん切りにし、しょうが、みそ、しょうゆ、豆腐をAに入れこねる。
CナスにBを挟む。
D耐熱容器にCを入れ、電子レンジで3分加熱する。
E Dに、しめじと3〜4センチに切ったナスの皮を入れ、1分加熱する。
F Eにレタスを入れ、1分加熱する。
Gお皿に盛り、ポン酢をかける。
とり挽肉と混ぜる具材や、付け合せの野菜、かけるドレッシングは何でもいいです。先日、私はキッコーマン工場見学に行き、皆が美味しいと言うので、サクサクしょうゆというのを買ってみました。少し醤油をかけた上にサクサクしょうゆをトッピングでのせて食べると、最高に美味しかったです。これは市販もされているので、是非お試しあれ!

(効能)
今回はナスに注目してみました。夏が旬の野菜で、成分の93%が水分です。カリウム、食物繊維が多く、栄養価よりも健康機能を高める成分に注目したい野菜です。皮に含まれるナスニンは、ポリフェノールの一種である色素成分で、今回、刻んで入れたシソと同様に
・抗酸化作用がある
・悪玉コレステロールを減らし、脂質異常症を予防
・疲れ目の改善
・夜間の視力維持
・角膜を保護する働きがあり、ドライアイの予防に役立つ。
等があります。
また、ナスは夏野菜の中でも、体を冷やす効果が高く、胃液の分泌を促進する作用
もあるので、体のほてりをとり、夏バテ予防や回復に効果的な野菜です。

(まとめ)
水は、人の体を構成する最も多い成分で、成人で約55%〜60%を占めています。水は栄養素にこそ分類されていませんが、生命を維持する為に欠かせません。人間の体は、体重の約1%の水分が失われると、咽喉が乾いて水分補給する仕組みになっています。しかし、激しい発汗や下痢、嘔吐などで急激に水分が失われると、脱力感や頭痛に襲われます。さらに、体重の10%が失われると筋肉の痙攣や意識の混乱などが起こり、20%が失われるとショック状態を起こし、死に至ることもあります。熱中症は夏場の炎天下、ずっと外にいる状態で起こると思いがちですが、近年、高齢者が家の中でこの様な状態に陥る事も多いようです。喉が渇かなくても、定期的にこまめに水分補給し、クーラー等を活用し、この夏を乗り切りましょう。ちなみに、人間の体は、1日2500mlの水分が出入りしています。代謝水300ml、食事中の水分1000ml、飲料水1200ml摂る必要があります。一度に1200ml飲むのは無理なので、こまめに水分補給しましょう。食事の面では、ナス以外で水分を多く含む夏野菜には、きゅうり(95%が水分)、レタス(95%が水分)などがあります。通年、出回っているものでも、旬のものは栄養価が高く、その季節に体が必要としている栄養成分が多く含まれています。是非、食事に取り入れたいものです。水分補給や食事、生活習慣を見直し、熱中症にならないように心掛けましょう。もし外出先で、これは軽い熱中症かなと思った時は応急処置として、自販機の冷たい飲み物を3本ほど買い、首と脇の下を冷やし、日陰でのんびりしてみて下さい。少しはクールダウンできると思います。では次回もお楽しみに!!



★編集後記
20年といえば生まれた赤ちゃんが成人を迎える年月、JRPSちばは今年成人式を迎えた。
7月2日の20周年式典での渡辺友資枝会長の「インフラが整い、大きな行事や各種交流会も育ってきている中で、更に、どのように発展して行くべきかの転換期の一歩の定期総会だと考えている」との言葉が印象的だった。
20年の間にはやむを得ない事情で去っていった会員もいるだろう。現会員も進行する病の中で現実を生きている。そして、まだ何の情報も得られず苦悩している未知の会員もいるに違いない。
改めてこの会の「私たち自身で治療法の確立と生活の質の向上を目指す」のスローガンを思う。いつか叶うであろう「治療法の確立」における研究者を支援する活動、機器の進歩や多様性を認める社会の変化によって得られる「QOLの向上」。比重の置き方はそれぞれだが先達から受け取った「たすき」をしっかり繋げていけたらと一会員として願う。
代表となって3年目の渡辺友資枝会長の采配と手腕に大いに期待すると共に、JRPSちばの発展を心より願っている。


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