あぁるぴぃJRPSちば会報124号
■ 活動報告
★協会誌発送作業のご報告
市原市 鈴木 てい子
11月23日(土)小雨の中、協会誌発送作業お手伝いに、JRPSちばから、ヘルパーさん、ボランティアさんと5名で参加しました。電車内の案内に、外房線が雨のため遅れが出ていると表示されたそうですが、私たちはいつも通りに大森駅で合流できました。
すでに作業を始めているグループもありました。今日の参加者は、事務局を含め18名でした。今回は、ヘルパーさん、ご家族、ボランティアさんが多かったのでしょうか11時前に終了しました。
事務局からご挨拶をいただき、ひと言タイムです。デイジー図書を紹介される方、NHKぼやき川柳に投句された方、その番組を聞いていたと言う方の反応がお話されていました。
私は、前日に渡辺会長からおことづかりしていました、千葉市に「暗所視支援眼鏡を助成金対象にしてほしい」と陳情したところ、申請が認可されたことと、申請に対し事務局の書類作成へのお礼を、会長からとお伝えしました。そのことに、会場内から拍手が起こりました。みなさんと今年最後のことばを交わし、12時前に解散になりました。
ちばグループは、有楽町の広島アンテナショップに行き、お目当ての本場「広島焼き」をそれぞれの好みで注文しました。また、試食コーナーもあり、おいしそうなものをおみやげにしました。広島といえばもみじ饅頭ですが、今は「生もみじ」がありました。私は、初めての出会いでした。
その後、ニッポン放送に行き、「ミュージックソン」に募金してきました。有楽町から、東京で快速に乗り換え帰宅しました。参加されました方、ご協力ありがとうございました。お世話になりました。
★ヨガ交流会のご報告
担当 小出 佳子
1月16日(木)新年会より一足お先にヨガ交流会を開催しました。参加者は当事者 12名、講師の横山様、ヘルパーさん、ボランティアさんを含めて定員を満たす参加者で、会場はいっぱいになりました。
横山インストラクターより「寒さでこわばった体をほぐして、血流を良くしていきましょう」とのご挨拶をいただいた後、皆で合掌。さあ、始まりです! まずは座って左足を右足の腿にのせて、足ほぐしです。足の指を1本1本ひっぱったり揉んだり。そして足の裏を手で押したり、握りこぶしでたたいたり。そして手の指と握手です。
次は足の指で「グー、チョキ、パー」、反対の足もやります。足があたたまったところで、お尻ほぐし運動。そして「ワニのポーズ」、立ち上がってうーんと手足を伸ばして「釣り針のポーズ」、「ねじりの月のポーズ」です。
さあ、次は「英雄のポーズ」にチャレンジ。「皆さんきまってます!」とボランティアさんの声。「目の6点のツボ押し」や「笑いヨガ」もやって、最後はいつもの「ゴキブリ体操」。皆で合掌、「ありがとうございました」。
渡辺会長の新年のご挨拶もいただき、身も心もあたたまり散会となりました。いつもお手伝いいただいているボランティアの皆さまに、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
★新年会のご報告
担当 川野 義一
1月18日(土)の新年会にボランティアさん3人、ヘルパーさん6人を含め35人もの多くの方々が参加してくださいました。場所は昨年とは異なり、JR西千葉駅前の「鮨割烹みどり」というお寿司屋さんで開催しました。
朝から雪まじりの雨が降りとても寒い日でしたが、皆さん11時30分の集合時間前に西千葉駅の改札をぞくぞくと出てこられました。皆さんに新年会の場所を説明し、見送り後一番あとに店に入りましたが、部屋に入るやいなやにぎやかな声が私の耳に飛び込んできました。寒い日でしたが、皆さん楽しみに参加してくださったのだろうと安心しました。
まず、渡辺会長のご挨拶。iPS細胞による網膜再生の臨床研究も始まり、いよいよわれわれ網膜色素変性症患者の番がやってきました。しっかりとJRPSの活動もやっていきたい、皆さんのお力でJRPSの活動を盛り上げていっていただきたい。この後4月から6月のイベントのご紹介がありました。
次に、江澤副会長の音頭による乾杯で新年会のスタートです。しばらくの間にぎやかなご歓談の後、皆さんの今年の抱負など一言ずつ話がありました。相変わらず皆さん前向きな話が多かったです。カラオケも多くの人が歌ってくださいました。皆さんどなたも歌い慣れています。
3時間がアッという間に過ぎ去りました。江澤副会長からお開きのご挨拶があり散会となりました。外はまだ冷たい雨が降り続いていましたが、温かくなった心のお蔭で寒さを感じないほどでした。参加くださった皆さんありがとうございました。お手伝いをしてくださいましたボランティアの皆さん、本当にお世話になりました。
2020年新年会に参加して
佐倉市 土屋 圭子
雪まじりの冷たい雨の一日でしたが、「鮨割烹みどり」の広間は仲間たちの熱気に満ちていました。好物のお寿司にひかれて、久しぶりにJRPSちばの行事に参加してみました。
数年ぶりに会えた方たちと、近況を語り合えたことが本当にうれしかったです。みんな懐かしい人、懐かしい声・声・声。娘のようにかわいいと思っていたKさんが、奥様になっていたことが一番の驚きで、そして感動でした。
ダンスに挑戦し始めたという方や、「新しき 恋の予感や 日記買う」という句を皆さんにご披露された方もいて、相変わらずチャレンジャーが多いと感心しました。
また、渡辺会長から網膜色素変性症の治療の進捗情報もうかがうことができ、有意義な時間を過ごすことができました。いまだにしていない初詣は、一刻も早く朗報が聞かれることを祈願してこようと思っています。
★ミニミニ交流サロンのご報告
◆「南柏サロン」12月のご報告
南柏サロン担当 中野 美保
12月14日の参加者は、当事者10名、ガイドさん2名の計12名でした。初めて参加される方がいたので、それぞれの見え方や近況を含めた自己紹介から始まりました。
まだ自転車に乗っているという方がお二人「そろそろ辞めなければいけないと思ってはいるけれど」と、悩んでおられました。自動車を含め、多くの方が経験した悩みだと思います。先日、スマホのアプリ「Envision AI(エンビジョン・エーアイ)」をインストールされた方が、便利に活用されている様子などを話してくださいました。
福祉制度についての話では、手帳が2級でも「重度障害者医療費助成受給券」をご存知ない方がいたので、それについての説明がありました。
初めて参加された方は、最初に緑内障で手術を受け、その後に網膜色素変性症と言われたそうですが、よくお話を伺ってみると、本当に網膜色素変性症なのかわからない点が多く、念のため、もう一度他の病院で最初から検査を受けることをお勧めしました。ちなみに交流サロンでは、網膜色素変性症以外の病気の方でも「見えない、見えにくい」方やご家族ならどなたでも歓迎しています。
今月はこの後に忘年会があったので、駆け足で交流サロンが終わってしまった感じでしたが、また来月から皆さんのお話をゆっくり聞いて、それぞれが交流できる時間にしていきたいと思います。参加を迷っている方は、ぜひ、新しい年に新しい一歩を踏み出して、おしゃべりに来てください。
◆「南柏サロン」1月のご報告
柏市 小川 博康
1月11日の参加者は、渡辺会長も出席されて当事者11名、家族1名、ボランティアさん1名、ヘルパーさん2名の計15名の参加でした。朝方はどんよりとした曇り空でしたが、交流会が終わる頃には青空が広がり、気持ちの良い日となりました。
今回は初めて出席された方がおられたことと、新年最初の交流会でしたので先ずはそれぞれの見え具合の現状と、今年の抱負を発表してもらいました。周囲の視野が残っているが中心部の視野が欠けている人、反対に中心部の視野は残っていて視力も1.0程度あるが視野が6〜7度しかない人など、われわれ視覚障害者と言っても見え方は千差万別なのだと改めて思いました。
障害者手帳を持っていても、まだそれほどの不便を感じていないので白杖は使わないという人もいましたが「身を守るためにも白杖は使いましょう」という話が盛り上がりました。最近は携帯に便利な白杖などもあり、メーカーによって持ったときの感触も違うので、白杖の選び方や補助申請手続きなどにも話が広がりました。
最近、開発された中国製の活字読み上げウエアラブル装置が話題に出ました。従来の同種の機器に比べて性能も良く、価格も198,000円になると言うことで各自治体に補助対象の器具として申請されるようです。4月のアイフェスタでもこの器具の展示があると思います。チーム柏主催の福祉機器展が、3月24日に柏で開催されるとの案内もありました。
今年の抱負については健康第一、積極的に活動したい、旅行など楽しみたい等々さまざまでしたが、ヘルパーさんから今年はもうひとつの資格取得にチャレンジして活動の幅を広げたいとの話もありました。資格によって障害者(依頼者)の自宅に入って手伝うことができたりできなかったりするそうで、あまり知らないヘルパーさんのことも勉強になりました。
交流会の後半は障害年金の話をする人、目の病気の話をする人、世間話をする人など、ワイワイガヤガヤと話をしている間にあっという間に12時になってしまいました。その後は、いつも通りランチを摂りながらの懇談組と、行きつけの中華料理屋でお酒付きランチの懇談組に分かれて解散となりました。
◆「千葉サロン」12月のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
12月27日(金)男性1名、女性4名、ヘルパーさん3名、ボランティアさん1名の参加でした。
お茶で人心地した後、お一人の方から「色がわからなくなったら洋服の色合わせなど、どうしたらいいのかしら?」と女性ならではの質問がでましたので、直接、物にあてて色を識別する機器がある事や、今はスマホでも色を教えるアプリがあることをお伝えしましたが、次回は実物をお見せしたいと思いました。
その後、別な方から「最近自分の視力を駆使して外出するのにとても緊張するので、ガイドさんをお願いしている」という発言がありました。ただその方は、まだ白杖に抵抗があって一人の時にも、同行援護をお願いしている時にも白杖は持っていないとのことでした。
それに対して、参加の当事者の側からも、またガイドさんの側からもいろいろな意見が。 当事者のほうからは「外出の際、白杖を持たずに歩いていて人や物に損傷を与えた場合、視覚障害者だからという理由では許されず、自分が視覚障害者であることを示すための白杖を持たなかったという責任から、厳しい判断がされた件数も増えているようだ」などなど。
またガイドさんからは「同行援護のサービスでは、基本的には当事者の方に白杖を持っていただかなくてはいけません。持たずに同行援護をしている時に何か事故を起こした場合、事業所にも当事者にも責任が起きてくるので、白杖を持つことを提示するけれど、どうしても持てない方もいらっしゃる」などの意見が飛び交いました。
私たち視覚障害者の中でも、視力の違い、障害の程度の差で実際には、まだ障害自体を受け入れられない人や、白杖への抵抗のある人が多いのも事実です。この挟間でいろいろ乗り越えねばならない事があって、悩ましい問題だなあと感じました。お昼のお弁当が届いたことで、皆さん今年最後のおしゃべりを楽しみ、13時を迎え散会となりました。
今年も多くの皆さまと出会い、皆さまの一生懸命なことに力をいただきました。来年も皆さまのご参加をお待ちしております。
◆「千葉サロン」1月のご報告
1月24日(金)久々に過ごしやすい天気の中、男性3名、女性5名、ご家族の方1名、ヘルパーさん2名、ボランティアさん1名の計12名が集まりました。
今日は初めての方がお二人いらしたので、参加の皆さんの病名と病状を加えての自己紹介から始まりました。お一人の男性の方は、身体の疾患から視力が低下し、近年お仕事を辞め、今は歩行訓練に励んで青葉の森公園1周を目標に頑張っていらっしゃるそうです。
またお一人の女性の方は、JRPS宮崎の会員の方で、千葉在住のお嬢さんの所に遊びにいらしていて、お嬢さんがJRPSちばのホームページで、丁度「ミニミニ交流サロン」をしているのを見つけて来てくださったのです。JRPS宮崎のお話もいろいろ伺えましたが、お嬢さんからの『視力が低下した母のために、同居したほうが良いのか』とお母さん思いの優しい言葉が出たこともあり、私達当事者と家族についての話題に広がりました。家族だからこそお互いに気遣いたい事や、また家族だからこそ言いにくい事などなど、皆さんから今までの経験も含め、良いお話が聞けたように思います。
その後、昼食をいただきながら三々五々、近況報告や情報交換などにぎやかなおしゃべりのあと散会となりました。
ミニミニ交流サロン後の『福祉機器体験&相談会』では、携帯用拡大読書器の数種類をそれぞれに体験させていただきました。
さて、ここで少し早いお知らせとなりますが『ミニミニ交流サロン千葉』と『福祉機器体験&相談会』の日程が、5月から変更となりますのでお伝えいたします。4月までは、今まで通り毎月第4金曜日におこないますが、5月からは毎月第2金曜日に変わりますので、お知らせを注意してご覧ください。
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