あぁるぴぃJRPSちば会報126号
■ 投稿
★ロービジョン川柳
担当 中野 早苗
今号はまさに、今を切り取った句が続きました。ここ半年以上、連日報道されているコロナウイルスによって、私たちの日常もだいぶ影響を受けているようです。
各種イベントは感染防止のため、さまざまな配慮のなか行われています。大相撲など特に興味のない私ですが、無観客でなければ味わえないものがありました。人の肉体がぶつかり合う音が、あれほど激しいものとは思ってもいなかったからです。あれは力士ならではの音、無観客の国技館だからこそ生まれた音だと思います。
さてみなさま、このコロナ禍をどう受けとめていらっしゃいますか。投稿お待ちしています。
ペンネーム(みみせんせい)
・在宅は 実はうれしい 悪天候
・激戦の ネットスーパー 枠に漏れ
・久々の 居酒屋ビール 感無量
・マスク忘れ 戻って駅へ スイカ無い
ペンネーム(友酒)
・コロナ禍や 恋人でさえ 距離をとり
・御朱印も 商売にされ 困惑し
・コロナ禍に 感染恐れ 眼科やめ
・コロナ禍に ヘルプカードも 効き目なし
・眼科医が コロナに罹り 四面楚歌
・ガイド拒否 眼科へ行けず 不安増し
・どうしよう 感染恐れ ガイド減り
・白杖の ふり幅広げ 距離を取り
※投稿先 中野 早苗 Eメール:sanae403@y3.dion.ne.jp
★お役立ち情報(bP8)
【視覚障害者向けグループホームのご紹介】
千葉県アイパートナー協会 会長 伊藤 和男
*船橋市に視覚障害者用グループホームがオープン!
株式会社one self(ワンセルフ)では、今年10月に視覚障害者に特化したグループホームを開設する。1号店となる本施設は、男性用の定員6名で開始するが、8月には2号店を同市内に設置する予定で用地も取得済み。また、3号店も用地を選定し、多くの希望者にも備えている。グループホームは朝夕の食事の提供があり、国や市町村の補助もあって、5万円から6万円で入居でき、日中は自由に働くことも可能である。ワンセルフが作る施設は、いずれも外出するのに便利な場所にあり、JR船橋駅から近くまで頻繁にバスが出ており、また新京成電鉄の二和向台駅からは徒歩10分程。1号店は男性用だが、希望者の状況に合わせて女性のホームも検討している。
ご興味のある方は、ワンセルフ(電話 047−440−8580)へお問合わせください。
*ワンセルフ飯田代表の運営に関する考え方
入居者の具体的なサービス内容については、それぞれのご意向を伺い組み立てていきます。グループホームは、自分らしい生活を送るためのツールです。あなたの希望や夢を具現化していくために、われわれのグループホームで準備していきましょう。例えば、将来的に一人暮らしがしたいと思う方には、一人暮らしができるために必要なサポートを行います。また、一人暮らしのサポートも行えるような事業展開も計画しております。もちろんグループホームに長く住み続けたいという想いを持った方には、ホッとできる生活の場を提供していきます。人それぞれ、希望や生活のスタイルは異なることを前提に、一人ひとりに、私たちに何ができるのかを考えていきます。
★編集後記
別府旅行記/前編
JRPSちば会報122号のお役立ち情報に投稿された【視覚障害者の飛行機利用について】の内容に、私は興味があり別府温泉に行ってみたくなりました。別府市に実家のあるK氏をお誘いし、JRPSちばの男性2人を巻き込み視覚障害者4人で、本年2月中旬に2泊3日の旅行をしました。新型コロナウイルスの感染拡大の兆しもあり、多少の不安もありましたが決行しました。
旅行当日の朝、千葉・柏・茂原・大多喜から各自高速バスで、羽田空港第1ターミナル2番出発ロビー入口に10時30分に集合し、サポートセンターで手続きをしました。私たちは2名1組となり、係員さんの後について手荷物検査を通り抜けて飛行機への搭乗、大分空港から別府行バス乗り場まで、それぞれのサポートを受けることができました。
別府市に着くと、K氏の姪御さんに出迎えていただき、まずは砂風呂に向かいましたが、あいにく満員とのことで、別府鉄輪温泉(かんなわおんせん)「おにやまホテル」に直行しました。夕食は地元の食材をメインにした料理と焼酎を満喫し、食後は4人仲良く家族風呂で汗を流しました。
翌朝の朝食はバイキングでしたが、私たちグループは全員視覚障害者と伝えていたので、従業員さんが先に立って一品一品説明しながら好みの惣菜をお皿にのせてくれました。翌3日目の朝食も、同じようにサポートしていただきました。
2日目は、K氏の姪御さんのご厚意により案内をしていただき、別府地獄めぐりに出かけました。
次号につづく。
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