あぁるぴぃJRPSちば会報129号


■ 投稿
★ロービジョン川柳
担当 中野 早苗
 今さらですが、RPは徐々に見えなくなってくる病です。以前できていたことができなくなってくる。大方の人はそのことをなげきます。川柳を詠むときは、「とほほ」となげきながら口元はにんまりしているような気がします。
今号の投稿者もそんな方たちではないでしょうか。

ペンネーム(ヒロちゃん)
・節分は 掛け声だけで 豆は無し
【解説】
 節分の豆まきと、まいた後の豆の回収は私の役目です。次第に見えづらくなってくると、まいた後の豆の回収が大変です。そこで、今年から「鬼は外、福は内」と掛け声とともに豆をまく動作をしますが、豆はまかないことにしました。

・こんにちは 言ってはみたけど 誰だっけ
【解説】 
 まだ見えるので、白杖は使わずに公園を散歩しています。すれ違った人が「こんにちは」と声を掛けてくれたので、とっさに「こんにちは」と言い返しましたが、良く見えていないので誰だったのかわかりません。

・夢で見る 君はいつでも きれいだね
【解説】
 夢で妻や知り合いの女性も時々出てきますが、例外なく若い時の顔です。昔は目が良かったってことでしょうか。

ペンネーム(友酒)
・耳すませ 車の影に また車
・願わくば も一度見たい 妻の顔
・薄れゆく 視力をカバー ルーペ買い

※投稿先 中野 早苗 Eメール:sanae403@y3.dion.ne.jp


★お役立ち情報(bQ1)
【視覚障害者総合支援センターちば 用具部】
(社福)千葉県視覚障害者福祉協会
用具担当 河野(こうの)さくら
 JR四街道駅北口からゆっくり歩いて5分「視覚障害者総合支援センターちば」の中に用具部があります。「視覚障害者総合支援センターちば」は、千葉県にお住まいの見えない・見えにくい方の社会自立を、総合的に支援している施設です。点字図書館、音訳、点訳、IT支援、生活支援、相談支援、同行援護事業所、就労支援事業所とそれぞれの部署に分かれていますが、用具部は各部署と連携を取り合い皆さまに最善のサービスを提供しております。

 用具部は、補装具・日常生活用具・便利グッズの販売、あっ旋をしています。
◆補装具
  各種白杖を取り扱っています。
 体を支える杖(身体支持併用)、折りたたみ杖、シンボルケーン(IDケーン)
 お見本がございます。白杖の選定はご相談ください。また、白杖の修理も承っております。(修理できない白杖もありますので、事前にご相談ください)

◆日常生活用具
  ブレイルメモスマート、シグナルエイド、タッチボイス、プレクストーク、音声・振動時計、音声電磁調理器、音声体重計、音声血圧計、音声体温計、拡大読書器、電子ルーペ、活字読み上げ装置、ワンセグラジオなど。
お見本を揃えて皆さまのお越しをお待ちしております。電話・メールでのご注文も可
です。
  日常生活用具の給付は各自治体によって対応が異なります。住民票のある市町村の福祉窓口でご確認ください。

◆便利グッズ
  皆さまからのお声を反映してお取り扱いを始めた商品が多数です。ほんの一例ですが、ご紹介します。
(ケース1)ステイホーム中、「何か自宅で体を動かせないかしら?」というお声から「体操ブーブー」2,000円。「ラジオ体操すると しないじゃ 全然違う!」「たった3分やろうよ! ブヒブヒ!」と明るく楽しいおしゃべりの後、ラジオ体操が始まります。小型軽量ですので、どこにでも持ち運べます。ダイエットや健康維持に。大切な人へのプレゼントにも最適です。
(ケース2)プレクストークやラジオでイヤホンを使う機会が多いが、故障や紛失をしてしまう。自分で購入したイヤホンがプレクストークに対応できなかった。イヤホンを取り扱ってほしい。と言うお声から「イヤホン」1,980円。音質がよく、大変好評をいただいております。もちろん、プレクストークに対応しています。
(ケース3)自分のお気に入りの図書をSDカードにダウンロードして管理をしているが、種類別にケースに収納したい。というお声から「SDカードケース」4枚収納(690円)8枚収納(850円)。
(現在、検討中)「何かボケ防止になるゲームはないかしら?」と言うお声をいただきました。ユニークな商品はないか、現在検討中です。

 規模は小さく一人でやっている売り場ですが、アットホームに皆さまに寄り添えることを心掛けております。お気軽にご相談ください。

以上、お問合せ、ご注文は
視覚障害者総合支援センターちば 用具部
電話 043−420−8763 Eメール yog@tisikyo.jp
よろしくお願いいたします。


★こころの豆知識
船橋市 垣田 悦子
 皆さま、お元気ですか? 早いもので、東日本大震災から10年たちます。復興半ばでこのコロナ禍です。人は何を試されようとしているのでしょうか!? 何が起きても前を向き、地に足をつけて生きていきましょうね。
 今回は目にも良く免疫力を高め、花粉症対策にもなる万能ドレッシングを紹介します。

(材料)
ヨーグルト・・・・・・・100g
すりおろし人参・・・・・大さじ1
みそ・・・・・・・・・・小さじ1/2
ごま油・・・・・・・・・小さじ1/2
 以上を混ぜるだけの簡単ドレッシングです。サラダだけでなく、鶏肉や白身魚にも合うのでぜひお試しあれ!

(まとめ)
 現在は、コロナウイルスの流行などにより、これまで以上に体を大切にする意識が高まっています。免疫力を高めることは病気の予防だけでなく、花粉症やアレルギーなどの症状改善も期待できます。免疫機能を高める栄養素として、ビタミンA・C・E(エース)があります。おすすめ食材としては人参、かぼちゃ、ブロッコリーです。さらに、ヨーグルトや納豆、みそなどの発酵食品を食べると腸内の健康バランスがよくなり、免疫力もアップします。腸は体内で最大の免疫器官といわれ、免疫にかかわる6割以上が存在しています。発酵食品を食べて、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やし、免疫力を高めていきましょう。
 食事だけでなく、適度な運動は血流を促し、体温を上昇させ免疫力を高めます。体温が1度上がると免疫力は5〜6倍になり、逆に1度下がると30%低下するといわれます。ラジオ体操や散歩など、簡単なことから始めましょう。運動が苦手な人は、ぬるめの湯にゆっくりと入浴して、体を温めるのもおすすめです。
 また、睡眠不足も免疫力を低下させる原因の一つです。睡眠時間だけでなく、ぐっすり眠る「質の良い睡眠」をとりましょう。また、「笑う」ことでも免疫力が活性化します。よく眠って、よく笑うという生活が、ストレスを解消して免疫力を上げてくれるようです。皆さん最近、笑っていますか?

 次回は、笑顔でお会いしましょう!






★編集後記
 コロナの収束が未だ見通せない。昨年4月発行予定だった会報は、発行直前に緊急事態宣言が発出され、印刷・発送作業会場が閉鎖されたことから、やむなく発行中止となった。そのことを思うと、今回無事に会報129号を発行できたことをまず喜びたい。
 この一年、JRPSちばの行事も中止や延期となったものも多く、日常生活も多くの制約を受けている。が、よかったことが一つある。Web会議システムZoomを利用したオンラインでさまざまな講演会、セミナー、会議、交流会などに参加できるようになったことだ。自宅にいながらヨガ教室に参加したり、コンサートを楽しむこともできる。これは、移動に困難を伴う視覚障害者にとって大変ありがたい。私も毎週のように利用している。コロナ前より、講演会やセミナーに参加する回数は何倍にも増えた。
 コロナが一日も早く収束し、直接皆さんにお会いして行事が開催できることを願う。が、このオンラインシステムはコロナ後も、視覚障害者の生活を大いに豊かにしてくれることだろう。
 視覚障害者でも、パソコンやタブレット、スマホでメールができれば、Zoomは難しくない。カケホーダイプランを契約していれば、料金を気にせずに電話で参加することも可能だ。JRPSちばでは、Zoomの体験・相談を随時おこなっているので、ぜひ、ご連絡を。
Zoom体験・相談窓口:川野  Eメール y-kawano@violin.ocn.ne.jp
               携帯  090−8640−8389
           渡辺  Eメール toshiewatanabe@arion.ocn.ne.jp
              携帯  090−4749−6514
渡辺 友資枝


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