あぁるぴぃ千葉県支部だより83号


■編集部より■

★表紙のことば

支部長 江澤 正広
今回の表紙の挿絵はチューリップです。今年の春は突然訪れた感じで、ソメイヨシノ の開花も例年になく早いそうです。チューリップもそろそろ咲き始めるころでしょ う。
♪ さいた さいた チューリップの 花が ♪ならんだ ならんだ 赤 白 黄色   どの花みても  きれいだな ♪
誰もが知っているチューリップの歌詞です。ちょっと調べてみました。
《この歌は、東京都世田谷区に住む近藤宮子さんというおばあさんが、昭和5年(1 930年)に作詞したものです。「どの花みても/きれいだな」という歌詞について 近藤さんは、「なにごとにも良いところがあるものです。とくに、弱いものには目を くばりたい、という自分の思いをこめました」近藤さんは、みんなの良いところを見 つめあおうという気持ちを、この「チューリップ」の歌に託したのでした。こうした だれにも知られて来なかったようなヒミツがあったのです》というエピソードを見つ けました。
 私は、今までチューリップの歌詞にこのような思いがあることを知りませんでし た。近藤宮子さんという女性はすばらしい人ですね。


★編集後記
編集 広瀬 富美子
 東日本大震災からもう2年が過ぎました。大きな余震も少なくなり、震災のことを 忘れがちになっています。でも、東京直下型地震など巨大地震の発生が近々起きるの ではないかと報じられています。
そんな中、私の住んでいる千葉県市原市では、災害時に「自力で避難することが困難 な」高齢者や障がい者等のために、「災害時要援護者支援制度」が創設されました。 町内会を通じて「災害時要援護者」として申込登録しました。
さっそく町会長はじめ関係者の皆さまが、私の状況を確認に来てくださり、3月10 日には、「無事ですタオル」を配布していただきました。
震度5以上の地震が発生したとき、ケガなく無事だったら、玄関先に頂いたタオルを 掛けて無事を知らせることになります。
タオル配布時に、主人も一緒に応対してくれて、「妻はとても視野が狭く、薄暗い状 態になるとまったく見えません。自分がいるときはガイドできますが、よろしくお願 いします」と言ってくれました。お隣さんが町会の役員をされているので、きっと一 番に駆けつけて誘導していただけると思います。
障害を隠すのではなく、伝えて援助していただくことも大切なことではないでしょう か。



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