あぁるぴぃ千葉県支部だより90号


■ 投稿
★こころの豆知識
船橋市 垣田 悦子 
 皆さま、お元気ですか? ゴールデンウィークも終わり、何だかどっと疲れが出ているのではないでしょうか!?
 今回は、その疲れや不調を招く、体の「サビ」を生み出す活性酸素に注目してみました。
 活性酸素から体を守るには、抗酸化成分が必要です。抗酸化といえば、ビタミンA、C、Eが代表的ですが、最近注目されているのが、活性酸素の中でも毒性の強い一重項酸素に対し、ビタミンEの100倍以上、β―カロテンの10倍以上とも言われているアスタキサンチンです。
 アスタキサンチンとは、サケやエビ、カニが持つ赤い色素のことです。サケは、赤身魚と思われがちですが、実は、白身魚に分類されます。アスタキサンチンを含むえさを食べ、それが蓄積され、どんどん赤くなっていくのです。ということで、今回は、抗酸化力の強いアスタキチンサンを豊富に含んだサケを使った一品を紹介します。

【サケのリゾット】(2人分)
(材料)
 ごはん お茶碗2杯分、牛乳 200cc、サケ 一切、塩 少々、黒こしょう 少々 
パプリカ 1/4ヶ、とろけるチーズ 4枚、パセリ 適量
(作り方)
@耐熱容器に、ごはん、牛乳、1cm角に切ったサケ、塩、黒こしょうを入れ、とろけるチーズを3枚のせる。ラップをして、レンジで2分加熱する。
A@をよくかきまぜ、1cm角に切ったパプリカを加え、レンジで1分加熱する。
BAの上に、とろけるチーズ1枚をのせパセリをちらす。
※塩サケを使うときは、塩は入れなくてもいいです。サケフレークでもかまいません。
 先日、私は、とろけるチーズの代わりに、おつまみの熟成チーズ鱈を使ってみました。味に深みが出て、とてもおいしかったです。お試しあれ!!
(効能)
 サケに含まれるアスタキサンチンは、抗酸化作用が高いため、
・ 紫外線ダメージによるシミやシワを防ぐ。
・ 筋肉細胞を保護、修復し、回復を早める。
・ 膵臓の働きを助け、血糖値の上昇を抑える。
・ 老化やがん、動脈硬化を防ぐ効果がある。
・ 脳の神経細胞の働きを、活性酸素の害から守る。
・ 網膜内に入り込み、眼精疲労を回復する作用がある。
・ 紫外線で発生した活性酸素から、目の神経細胞を保護してくれる。
また、サケには、中性脂肪を減らすEPAや脳の働きを活性化するDHAも豊富なので、積極的に取り入れたい食材の一つです。
(まとめ)
 活性酸素は、老化や不調を招く大きな原因の一つですが、私たちは生きている限り、活性酸素から逃れることはできません。なぜなら、呼吸したり、紫外線を浴びたり、食事したりするだけで、大量の活性酸素が発生するからです。
 しかも、現代社会には、喫煙や飲酒、過剰なストレス、工場の排煙やダイオキシンなどの化学物質、車の排気ガス、環境ホルモン、電磁波など、活性酸素の発生源が山ほどあります。
 せめて、抗酸化力の高いビタミンA、C、Eやアスタキサンチンを多く含んだ、エビ、カニ、イクラ、サケなどを食事に取り入れ、体をサビつかせないようにしましょう。
 そうです! 自分の体は自分で守るしかないのです!
 では、次回もお楽しみに!!

★特定疾患の更新手続きについて
市原市 広瀬 富美子
市原健康福祉センターからいただきました情報を、お伝えします。
平成27年1月1日から、国の難病対策事業が大幅に制度改革されて、特定疾患治療研究事業も法に基づく制度になる予定で、現在、国会で審議されています。
 新たな制度の手続きについては、まだ決定されていません。そのため、現在、受給者票をお持ちの方に対して、受給者票の有効期限が終了した後の平成26年10月1日から、新しい制度が始まるまで(12月31日まで)の取扱等について、現在まで決まっている内容をお知らせいたします。

1.特定疾患医療受給者票の有効期限について
 特に、手続きなしで、現在お持ちの特定疾患医療受給者票の有効期限を、平成26年12月31日まで延長する準備を進めています。(毎年9月末まで申請していたが、申請しなくとも延長されるということです)

2.臨床調査個人票(診断書)について
 新しい制度の申請に使いますので、平成26年9月頃までに、臨床調査個人票(診断書)を、担当の医師に記入してもらい、お手元に準備しておいてください。(診断書の有効期限は、今までは3か月でしたが、今年度は、4月1日以降のものあれば3か月が過ぎていても有効になるそうです)

3.新しい制度について
平成27年1月1日以降に引き続き医療費助成を受けるための手続きについては、詳細が決まり次第お知らせします。(現段階では、10月頃)

更新手続きや、医療費の助成などについては、最寄りの健康福祉センターの難病担当者にお聞きください。
また、市町村によっては、「難病見舞金」が交付されていますが、各市町村の担当者に問い合わせてみてください。ちなみに、市原市の場合は、例年12月末までに申請しますので、また詳細は決まっていないようです。
昨年6月に成立した「障害者自立支援法」に、難病が加えられ、障害者手帳がもらえない難病患者も、補装具、日常生活用具など、障害者と同じ支援が受けられるようになりました。
新しい法律の下での医療費の自己負担などについては、情報が入りましたらご報告させていただきます。


★表紙のことば
 今回、家内が描いた表紙の挿絵は牡丹です。百花の王と呼ばれ、昔から「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」といわれ美人を形容する花です。千葉県支部の女性役員は、皆さん笑顔の素敵な牡丹のような方ばかりです。
また「牡丹に唐獅子」は、獅子は百獣の王、牡丹は百花の王と呼ばれよい組み合わせとされるそうです。千葉県支部の男性役員は、「高倉 健」のような男気のある方ばかりです。
 このようなすばらしい役員で、6月15日(日)に、「第12回アイフェスタinちば」を開催いたします。友人知人お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。
また、6月29日(日)には、「第17回千葉県支部定期総会&医療講演会」を開催いたします。本年4月1日より、本部が「一般社団法人日本網膜色素変性症協会」と名称が変更になったため、支部会則の全面改正をいたします。総会での承認をいただきたく、多くの方々のご出席をお願いいたします。
 アイフェスタ及び定期総会&医療講演会の詳細につきましては本号をご覧ください。
(江澤 正広)



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