あぁるぴぃ千葉県支部だより95号
■ 活動報告
★2月の『ミニミニ交流サロン』報告
習志野市 大野 真知子
2月12日(木)、千葉駅西口改札に女性5名、ガイドヘルパーさん1名が集まりました。
会場に移動して、用意していただいたお茶をいただきながら、今回は、『家の中で、ひょっと置いてしまって、なかなか見つけられないメガネや鍵など、どうしていますか?』という身近な困りごとの話から始まりました。
意見は、「やはりいつも同じ所に必ず置くように気をつけるしかない」とか、「鞄を選ぶときに、鍵などをつなぐ紐のついた物を選ぶ」とか、「視覚障害者のための、紛失物を探す便利グッズがあったのでは」などなど。皆さまも、『うんうん、あるあ
る』とうなずいていらっしゃるのでは。
そんな話をしているとき、今回は、初めての方が、お二人、歩行訓練を兼ねて、会場を訪ねてくださいました。以前から、『ミニミニ交流サロン』に興味を持ってくださっていたそうです。
近年、視覚障害者手帳を取得し1歩踏み出したけれど、視力低下への不安や、白杖へのこだわりなど、色々悩まれたそうです。
それを聞いて、皆さんからも、病気や白杖に対する、現在に至るまでの気持ちの変化や経験が語られました。
それを伺っていて、改めて、感じました。同じ病を持つ仲間でも、それを受け入れるために必要な時間も道程も、それぞれみんな違うということを。
そして、こうやって失敗談や、楽しいことをおしゃべりすることが、元気を出す力になっていることを。
そんなことを感じながら、近くの食堂からの安くておいしいお弁当をいただき、帰ってまいりました。
★「テーブルマナー教室洋食コース」のご報告
市原市 鈴木 てい子
2月14日(土)に開催しました「テーブルマナー教室洋食コース」のご報告をさせていただきます。
参加者は、男性4名・女性16名(ボランティア含む)の総数20名です。初参加の方も多かったです。
会場は、オークラ千葉ホテルです。ちばみなと駅に皆さん早めにお集まりいただいたので、2人ずつに並んで会場に向かいました。
ホテルの方に出迎えていただき、ヘルパーさんやボランティアさんに誘導していただき全員トイレを済ませ、番号札と引き換えに靴やコートを預ける。現地集合の方もいたので、順次着席したところで、受付、参加費の集金をする。
11時25分、開始のあいさつ。この行事は、「赤い羽根共同募金会」の助成で開催されることをお伝えする。
次いで、参加者名簿を読み上げ、着席のまま、返事と挙手をお願いする。続いて、支部長ご挨拶。次に、講師ご紹介を渡辺副支部長にお願いする。
いよいよ松井先生の講義が始まりました。
・椅子の座り方、・服装について、・乾杯の仕方、
・ナプキンは対角線に折り、両端を腿に巻き敷くようにするとズリ落ちなくて良い。
・途中で席は立たない、・席順は、壁側に背を向ける方が上座などなど。
そして、乾杯の音頭は、土屋さんにお願いする。
12時15分頃からお料理が運ばれる。メニューは、アミューズ(タコとパプリカのマリネ)・オードブル(サーモンマリネとカリフラワーのムーススウェディッシュマスタード)・スープ(ガーデンベジタブルスープ)・メインディッシュ(牛サーロインステーキグリーンペッパーソース)・サラダ・パン・デザート(バニラババロアのミックスベリーソース)、(クーベルチュールのアイス)
・コーヒーの特別メニューでした。
パンは、一口ずつちぎって食べるが、料理が取りづらくなったときにパンを利用して、ナイフやパンで料理を寄せるようにすると食べやすくなる。または、サラダなどパンで寄せて、スプーンにのせてもよい。パンを上手に利用すると食べやすくなる。
などなど、一人ひとりを確認していただきながら、ご指導いただきました。パン皿は、必ず左側が自分のものだそうです。
2時頃から、デザートが運ばれ、いただきながら自己紹介をする。少し時間があったので、質問に応答していただきました。
先生から、総評もいただき、その上、きょうはバレンタインデーだからと、チョコレートのプレゼントを全員に。女性には「友チョコ」です。
最後に全員で、お礼の挨拶をして席を立ち、書類提出用の写真撮影になりました。
3時お開きになり、揃って駅に向かいました。
写真撮影を山崎さん、題字は遠藤さんにお願いしました。ホテルには、お部屋を4時間貸し切りの要望に応えていただきました。お料理もおいしいとの声が聞こえていました。
皆さまのご協力のおかげで何とか終了することができました。ご協力に感謝いたします。
ありがとうございました。
★「テーブルマナー」に参加して
市原市 M.S
一人での外出が初めてだったので、少し不安な気持ちで参加しました。
しかし、和気あいあいとした雰囲気の中で、ゆったりと、楽しく、おいしいお食事を堪能できました。
生は、テーブルマナーのみでなく、生活一般にわたり、実用的なマナーを指導してくださいました。日常の作法のあり方と、大切さを改めて自覚しました。
目が不自由だと、周囲との調和がとりにくいのですが、人に不愉快な思いをさせない心配りが自然にできるように、習慣づけたいと思いました。
最後に、お骨折りいただきました方々のご努力に感謝します。
★「テーブルマナー教室」に初参加
船橋市 浅海 淳子
テーブルマナー教室に参加させていただきまして、ありがとうございました。
素敵な会場で、懇切丁寧なマナーのご指導をいただき、お料理もとても美味しくて、本当に優雅な1日を過ごすことができました。
はじめてお目にかかる方々ばかりで、最初は少し不安でしたが、皆さまとても親切にしてくださいました。
はじめにペアを組んでくださった中野さまは、私よりお見えにならない方なのに、白杖をつきながら、足の遅い私に寄り添ってくださいました。
お向かいの座席の方は、白内障の手術の結果を話してくださいました。どなたもそれぞれいろいろな悩みを抱えながら、しっかり前向きに生きていらっしゃるのだなと思いました。
最近の私は、老健に入所している主人のこと、家のこと、私自身の体調のことなどで、落ち込むことが多いのですが、そんなことをちょっと忘れて、こんな楽しい時間があってもいいのだなと思いました。これからは出来るだけ交流会に参加して、皆さまのお話の輪に入れていただき、便利な生活用具や白杖の使い方など、いろいろ教えていただき、少しでもリスクを少なくして生活して行ければ、本当に嬉しく思います。
今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。
★テーブルマナー教室に参加して
茂原市 高橋 眞里子
「乾杯」、にこっ! で始まりましたテーブルマナー教室。
きれいに折られたナプキンを広げ、臨席の方と会話を楽しみながら運ばれてくるお料理を待ちました。
お料理は、席の左側から、飲み物は右側からサービスされます。
前菜から始まり、スープ、パン、オードブル、メインディッシュ、サラダ、デザート、コーヒーと略式のコースではありましたが、松井先生からのひとりひとりへのきめ細やかなアドバイスを受けながら、和やかな雰囲気の中でおいしくいただくことができました。
ただひとつ、何か足りないものがあるような気がしていました。そうです、ワインです。そう思ったのは私だけだったでしょうか?
前菜の酸味の刺激に食欲をそそられ、スープで口の中いっぱいに広がる野菜のうまみを感じ、幸せな気持ちになり、パンで一息ついて、次にはどんな気持ちにさせられるのかとワクワクしながら次の瞬間を待つ。
初めてめぐりあった味に驚き、言葉にできない舌触りに感動したりしながら、私の胃袋は満たされていきました。それでも、甘い香りのデザートはしっかり別腹におさめて、コーヒーでリラックスタイム。まるで人生のようなコース料理を頂きました。
ごちそうさまでした。
★3月の『ミニミニ交流サロン』報告
千葉市 渡邉 友資枝
一昨年12月に、「ミニミニ交流サロン」が始まってから、今回で16回目となります。 回を重ねる毎に参加者が増え、今回は今までで一番多い16名(ガイドさん3名をむ)の参加がありました。今回も初参加の方が2名いらっしゃいました。
名前だけの自己紹介の後、初参加の方のお話をみんなでお聴きすることから、サロンが始まりました。
始めはみなさん、ちょっと硬い雰囲気の中、静かにお話を聞いていたのですが、しばらくすると、あちこちで話が始まり、雰囲気も和らいで、お話が弾んでいきました。
途中である方が、東京の青梅にある盲老人ホームを参観に行かれたお話をしてくださると、みなさん興味津々。ひとしきり、この話題で全員が盛り上がりました。みなさん、老後の問題は切実です。
その後はまた、あちこちで話が弾み、大変にぎやかなサロンとなりました。
次回から、開催日が毎月第2木曜日から第2金曜日になります。
4月は10日(金)、5月は8日(金)の開催です。
皆さんのご参加をお待ちしています。
★本部発送作業お手伝いに参加しました 「午後、お花見を楽しみました」
市原市 鈴木 てい子
3月28日(土)本部発送作業お手伝いに参加しました。
千葉県支部からは、6名とボランティアさん1名の7名でした。東京・埼玉・神奈川各支部より参加で、総数16名と本部から発表がありました。
昨年、途中から封筒のシールを剥がすと、そのまま封ができて、以前のセロテープで封をする手間が省けるようになりました。全体把握される方がいたので、どのテーブルも殆ど同時に11時半頃に作業が終了しました。
用意されたお茶とお菓子をいただきながら、いつものマイクが回ってきました。会報誌「RP」の情報活用法や、今後の要望などが話題になりました。
12時過ぎに解散になり、いつものビル内にあるレストランで食事にしました。私は、「オムハヤシ」を、皆さんは「オムライスにカキフライ」・「ハンバーグ」などを、それぞれ注文しました。ランチなので、フリードリンク付きです。
今回は、お花見の予定がありましたので、食後直ぐに席を立ち、上野に向かいました。
人込みを避けて御徒町で下車し、歩いて「旧岩崎邸」が目的地です。障害者手帳提示で、全員無料で入館できました。室内は暗いので、通り抜け、庭園に出ました。桜の枝が丁度目の位置まで伸び出していて、手に触れることもできました。
数日前、山崎さんが、わざわざ下見に行かれたそうです。その時は、1、2輪しか咲いていなかったそうですが、この日に合せてくれたかのように、いっぱい咲いていました。
庭園の周りには、写生している方もおります。花の香りを乗せて心地よい風が全身を包んでくれます。大きく伸びた枝の下に置かれた椅子で休息し、お花見を満喫しました。
庭園を後に、不忍池(しのばずのいけ)から上野駅に向かいました。山崎さんから、ここからは人込みの中を歩きます。離れ離れにならないように、前の人に付いてきてくださいと、忠告がありました。行きかう人にもまれながら、名前を呼び掛けたりしながら、雑踏を必死で進みます。不忍池から、「弁天様」を目指します。池では、ボートをこぐ音が聞こえています。上野公園では、迷子のアナウンスや、宴会で盛り上がっている声がしています。1本だけ、花びらの色が「白い」よと、教えてくれました。人込みは、皆さん苦手のようで電車に座れたら、ホッとしたかのようなため息が聞こえていました。
春本番の天候にも恵まれ、お花も見頃で、グループだから体験できたお花見でした。
山崎さん、計画をし、ボランティアさんと引率していただき、ありがとうございました。
秋葉原で乗り換え、「各駅停車千葉行きで」帰宅しました。おかげさまで、印象に残るすばらしい一日になりました。参加された方、お世話になりました。
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