第十二回 「クラシックスタイルメニュー
for Office 2010」について

福岡市東区 明治 博 


 ワードやエクセル2003を使っていた方で、パソコンを買い換え、ワードやエクセル2007、あるいは、2010が入っていてその使い方で戸惑われている方は少なくないと思います。
 私自身、ちょっと苦労しました。
 今回は、このワードやエクセル2007、あるいは、2010のメニューを2003のように表示してくれるフリーのツールを紹介します。

注意: ワードは"ClassicMenu.dotx"、エクセルは"ClassicMenu.xlam"というファイルです。

A. ダウンロード
 以下のページからダウンロードできます。
クラシックスタイルメニュー for Office 2010のダウンロード :
Vector ソフトを探す!

http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/business/se483273.html

 このページの、リンク、クラシックスタイルメニュー for Office 2010でエンターします。
 開いたページのリンク、クラシックスタイルメニュー for Office 2010のダウンロードページへでエンターすると、そのページに、クラシックスタイルメニュー for Office 2010 1.01を今すぐダウンロードというリンクがあります。
 ここがダウンロードのリンクです。
 直リンクは、

http://www.vector.co.jp/download/file/winnt/business/fh529003.html

注意: ページの構成が変更されていることがあります。
 その場合は、"csmo101.zip"で検索してみてください。

 なお、ファイル名は"csmo101.zip"で、圧縮ファイルです。
 任意の場所に保存して解凍してください。
 解凍すると、"csmo101"というフォルダができ、その中に、"右端のタブに表示用"と"左端のタブに表示用"のフォルダがあります。

 上記の"ClassicMenu.dotx"、"ClassicMenu.xlam"の"右端用、左端用"が入っていますので、お好みの方をお使いください。

B. 設定と解除(エクセルの場合)
注意: エクセルが起動している場合は終了させてから操作してください。

1. 解凍してできた"右端のタブに表示用"か"左端のタブに表示用"の中の、使いたい方の"ClassicMenu.xlam"を、"アドインフォルダ"にコピー。

注意: アドインフォルダの場所は下記の通りです。
 XPの場合、
C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Microsoft\AddIns
注意: 設定によっては"Application Data"が表示されません。その場合は、
"フォルダオプション"の"表示"の"詳細設定のツリビュー"の"全てのファイルとフォルダを表示する"のチェックボックスにチェックをつけてください。
 Vista 、 7 の場合、
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\AddIns
注意: 設定によっては"AppData"が表示されません。
その場合は"フォルダオプション"の"表示"の"詳細設定のツリビュー"の"隠しファイル隠しフォルダおよび隠しドライブを表示する"のチェックボックスにチェックをつけてください。

2. エクセルを起動。
3. "オルトキー"を叩き、続いて"Fキー"を叩く。
4. "下カーソルキー"を叩き"オプション(エクセルのオプション)"に移動しエンター。
5. "右カーソルキー"を叩き"アドイン"へ移動。
6. "タブキー"を叩き"設定"へ移動しエンター。
注意: これで"クラシックメニューのチェックボックス"にフォーカスが当たっていると思います。もし、フォーカスが他の場所にある場合は、下カーソルキーを叩いて、このチェックボックスに移動してください。
7. "クラシックメニューのチェックボックス"にチェックを付ける。
8. "タブキー"を叩き"OK"へ移動しエンター。

 これで"クラシックメニュー"が表示されます。
注意: この設定を解除する場合は"7"の操作でチェックをはずしてください。

C 設定と解除(ワードの場合)
注意: ワードが起動している場合は終了させてから操作してください。

1. 解凍してできた"右端のタブに表示用"か"左端のタブに表示用"の中の、使いたい方の"ClassicMenu.dotx"を、"スタートアップフォルダ"にコピー。
注意: スタートアップフォルダの場所は下記の通りです。
 XPの場合、
C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Microsoft\Word \STARTUP
注意: 設定によっては"Application Data"が表示されません。
その場合は"フォルダオプション"の"表示"の"詳細設定のツリビュー"の"全てのファイルとフォルダを表示する"のチェックボックスにチェックをつけてください。

 Vista , 7の場合、
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Word\STARTUP
注意: 設定によっては"AppData"が表示されません。
その場合は"フォルダオプション"の"表示"の"詳細設定のツリビュー"の"隠しファイル隠しフォルダおよび隠しドライブを表示する"のチェックボックスにチェックをつけてください。これで"クラシックメニュー"が表示されます。
※ スタートアップフォルダの場所を変更している場合は、変更先のフォルダにファイルをコピーしてください。
注意: 設定を解除する場合は、スタートアップフォルダから"ClassicMenu.dotx"を削除してください。

D 使い方
 ワードは"ClassicMenu.dotx"、エクセルは"ClassicMenu.xlam"を導入し設定すると、ワード2007・2010、エクセル2007・2010を起動してオルトキーを叩くと、所定の位置にそれぞれ"クラシックメニュー"が表示されます。
 この"クラシックメニュー"と読み上げる(表示する)ところで、タブキーを叩くと、"ファイル"や"編集"、"表示"と読み上げます。
 これが以前のメニューです。
 目的のところでエンターキーを叩くと、それぞれのメニューが表示されます。
 上下カーソルキーを叩いて実行したいメニューに移動してエンターするとそのメニューが実行できます。


 ※※※
 福岡市で活動しています"パソボラさーくる虹"では、視覚障がい者のパソコン活用を支援しています。
 パソコンに触ったことがない方でも大丈夫ですし、視力がなくても大丈夫です。
 興味がある方は私までご連絡ください。
 連絡先は、「パソボラさーくる虹」代表 明治 博、電話は(092)607-5154です。


第十一回へ戻る

第十三回へと進む

タイトルへ戻る