「楽しいことがあれば元気になれる」
K・W(女性 福岡市東区)
私の目は、中心部の欠損率100%なので新聞などの文字が読めません。
そして、霧の中にいるような見え方です。
白内障と違い、網膜が弱っているので、治療の方法がないそうです。
それに、バランスがとれない病気で1週間に1回は家の中で転倒しています。
でも、元気です。
孫みたいな勇太が保育園の帰りに「ただいま」と言って、私の家により1時間ぐらいですが遊んで帰ります。
ボール投げとかパソコンとかで。
1週間に1回、ホームヘルパーさんが私の部屋の空いているところを掃除機をかけて水拭きしてくれます。
出かける時は、ガイドヘルパーさんが車椅子を押すなどして、助けてくれます。
1週間に1回、訪問リハビリを受けています。
昨年の夏ごろから、高校のときの同級生が、「大濠公園 歩こう会」「ハイキング」「忘年会」「定例交流会 in 福岡」に参加して手伝ってくれています。
難病になり、身体障がい者となっては、就学・就労は大切なことです。
でも、治療法の確立には少しづつ近づいているようですし、日常生活用具・補装具の進歩はすごいです。
たとえば、音声パソコンの読み方が人の話し方に近づいてきています。
私は積極的に行事に参加しています。
そして、同じ企画するなら、だれでも参加できて、楽しくと、思っています。
ハイキングに参加したいけど歩けるか不安だという人には、私が車椅子を押してもらって参加するのだから、あまり歩かないコースも企画しているから大丈夫。
それで、ハイキングには【歩くコース】と【バスなどを使うコース】とに分けています。
楽しいことがあれば元気になれる。
そうなれば引きこもりの状態ではなくなる。
自分の悩みや疑問を話すことができれば気分も楽になります。
私も同居の姉から、
「出かける時だけ早く起きて、そのほかの日は遅くまで寝ている。」
と言われながら、眠いのを我慢しながらの参加ですが、行事が始まると眠気もさめてと、いう感じです。
リハビリの先生にあと10年は頑張れると言われているので、いろいろなところに出かけて、楽しい企画も考えていきたいと思っています。
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