H・渡瀬
昨年七月、群馬連絡会は群馬支部に昇格、早いもので一年の月日が経ちました。
以前、現会長の吉岡さんのお宅での茶話会にお伺いしてから何年になるでしょうか。感無量の思いが致します。それ以来の本部・支部、その他関係皆様のお骨折りに心より感謝を申し上げます。
当日の会場、県社会福祉総合センターは新前橋駅より徒歩二分、周囲には公園もあり、大変恵まれた環境にありました。「私達の手で治療法の確立と生活の向上を・・・」という願いのもとに、患者とその家族八十五名が参集し、病院・群馬大学関係者、支援者、そして本部からもご出席を頂きました。
先には、高崎の小林先生が医療従事者会員になって下さり、今回は群大の飯田先生の医療講演、相談会、また本部の学術会員就任等々、明るい朝の来る事を実感した一日でした。
松本 恵理子
群馬支部において、会員の平均年齢はちょっと高めである。
吉岡支部長の発案で「若者の会」というものを開いてみようという事になった。
これからの未来を思えば、やはり、若い人を中心にJRPSも動いていって欲しいし、若い人の新鮮な発想、また悩みもともに感じられるのではないかという事だった。結果は「あぁるぴぃ」に載せたように「自称若者の会」となってしまい、本物の若者は一人であった。 しかし、現在群馬の会員は増えつつあり、若い人もちらほらと数を増してきた。やはり、若いエネルギーがあるというのは、これからの未来に希望を与えてくれるようだ。是非、自由な発想、自由な意見、ワクにはまらない楽しい会として、今後も是非開催できたらと思っています。 若いあなた、よろしく!
I・飯塚
隣に松本恵理子さんそして油野さん。恵理ちゃんとは前からの知り合いでしたが、油野さんは、点字の講習会で知ってはいるものの話したことのない人でした。吉岡さんに紹介してもらい、交流会中ずっと楽しく話をしていました。それがきっかけで、今も、落ち込んだときなどeメールで相談し、助けてもらっています。
初めて交流会に出たとき(15年ぐらい前、他の県の交流会でした)は、将来の自分を見るようでかなりつらかったことを覚えています。そしてその頃は家族にも「隠しておきたい」という気持ちがあって、肩肘張って無理して頑張っていたけれど、自分を素直に認めようと 、3年前に身障手帳を受けました。無理しないで、人に助けてもらう素直さを持つと、家族の関係も良くなった気がします。何よりにこにこしていることが自分にも周りにも一番いいことのようです。
今年から始まった地区交流会は小さな規模で安心して参加できると思います。いろんな人と出会って前向きに自分を変えていくことができそうです。
M・小須田
高二・中一の息子、主人の両親との六人 家族、42歳の主婦です。この会の事は、保健所を通じて知っていましたが、なかなか参加のきっかけがつかめずにいたところ、姉が一緒に行ってくれることになり実現しました。会ってみればみなさんの明るくて、元気なことにビックリ。話を聞けば、悩み事はたくさんあって、毎日の行動もスイスイ出来ないで落ち込んでしまうとか。色々な話を聞いていると、みんな頑張っているんだ、少々の事ではへこんでいられないぞ、という気持ちが強くなってきました。福祉や医療の情報も聞けて、ちょっと目の前が明るくなりました。吉岡さんから電話を頂いた時は、気持ちが落ち着きます。子供の時から暗いと見えない生活で、視野も狭くなりつつですが、自分の出来る事を焦らず少しずつやってみよう。近い将来、みんなにバラ色の日が来る事を祈っています。それにはまず身体を大事にして下さい。この会のおかげで心のよりどころが出来ました。
K・神山
この交流会に参加したのは、病気が進むと人の世話になってしまうのかとか、ちゃんと生活していけるのだろうかとか、かなり落ち込んでいるときでした。でも、自分より症状の進んでいる人が、みんな明るく、普通に生活していることを知って、自分も何とか自由な生活を送れるのじゃないかと希望を持つことができました。その反面、ほとんどの人が似たような経過をたどっていることを知り、自分も将来はあのような状態になるのかという不安も少し持ちました。
交流会では,障害者基礎年金の話が出ました。私たち視野障害者はほかの障害の同じ等級の人よりも年金が支給されにくいことを知りました。それは納得できないことですよね。今は何とか仕事をしていますが、仕事ができなくなっても、安心して生活できるように、福祉が充実するといいなあと思いました。私は、落ち込んでいるときほど交流会に出るといいと思います。私自身、「自分には仲間がいるんだ」って感じられて心強い思いをしたからです。
T・田中
11月25日(日)、快晴。秋も深まってきたというのに、この日は朝から穏やかで、本当に「小春日和」という言葉そのものでした。RP会員になって8年になりますが、交流会に参加するのは2回目です。今までは、子供が小さかったり、まだひとりで行動も出来るので、交流会などに出る事に、少し抵抗を感じていました。それに、身近に私のような患者さんがいることも全然知らなかったのです。でも、今になって、吉岡さんから電話をいただき、初めて同じ境遇の方に会うことができました。電話で、自分でしかわからない生活の不自由さを話して、「同じだよ。」と言われた時、どんなに嬉しかったことでしょう。家族や周りの人達にわかってもらえず、なるべく普通にいる事が当たり前と思って無理していた事がわかってもらえる人がいる事の喜びは、言葉に表せないくらいでした。それから、何人もの人達を紹介していただき、同年代の人達とも知り合うことができました。そして、私の21世紀の年明けは、明るく活動的なものになりました。この渋川の交流会でも、近くに友達ができ、心の支えになりました。
お互いの話を聞きながら、「そう、そう。」とうなずいてくれるだけで安心したり、いろんな経験談を聞いて、努力している方に、良い刺激を受け、とても有意義な交流会になりました。自分がありのままの自分でいられる時間がある一時でした。まだまだ、これからも頑張るぞ!と励まし、励まされつつ、いろんな交流をしていきたいと思いました。
ありがとうございました。
T・川上
会員の皆さん、こんにちは。
楽しみにしていた10月13日がやってきました。良く晴れた秋の陽が、暑いくらいに降りそそぎ、行く先が楽しみでした。
新前橋からバスに乗り、一路長野に向かいました。車内では、宿で同室になられる方ともフィーリングが合い、今、知り合ったばかりとは思えぬ親近感を感じ、夜の宴会が楽しみでした。宴会では皆、和気あいあいにカラオケを唄ったり、とても楽しく終わりました。次の日もまた良い天気に恵まれ、午前中に散策へ行き、道はデコボコで、所々に水が出ていたり、短い一本橋があり、その度に長野の方達が手を貸して下さり、とても楽しかったです。どなたかが「栗がありますよ。」と言われましたが、クリコロコロより、自分がコロコロになりそうで、横を見てるどころではありませんでした。バスの所まで戻って来ましたら、暑くて喉が渇き、一緒に降りてきた方に「こんな時、冷たいビールが飲みたいわね。」なんて、話しながら歩いて来ました。
長野の方達は、とても親切にして下さり、大変楽しい二日間が、あっという間に過ぎてしまいました。参加させていただいてよかったな、と思いつつ、家路につきました。