●ちょっと聞いて 「太田の取り組み」
T・田中
「私は、小さい時分から目が悪くて、周りの人も大人になると目が悪くなるものだと思っていたので、自分の目の悪いのを気にしたことがなかった。50歳ごろになって初めて眼科を受診し『失明するかもしれない』と聞かされてびっくりした。この病気の会に参加したいとだんなに言ったところ『病気が治るのならいい』と言われた。でも、私は、引きこもっていないで、いろんな人の話を聞きたいと思っている。いろんな情報が入れば、容易じゃないことも楽にできるかもしれない。せめて太田であれば、参加できるのだけど…。」太田に住んでいるある女性からこんな話を聞いたと仲間の吉村さんから連絡がありました。そこで小林副支部長にも相談し、太田保健福祉事務所にRPの情報を聞く会を開いてもらおうと相談しました。
そして保健所主催という形で今年の5月20日、第1回の会合が開かれました。太田管内の40名いるRP患者のうち10名もの参加がありました。保健福祉事務所からは特定疾患担当の武内さんと課長の黒沢さんが出席してくれました。内容は、太田の針谷眼科の先生の講演と情報交換、小林副支部長からの情報伝達などでした。
今まで目が悪いので外に出られなかった人も近くでの開催と言うことで参加できました。次回の再開を約束して解散しました。
保健福祉事務所の課長の黒沢さんは、以前私と一緒に働いた仲間なのです。「何かあったら協力する」と約束してくれました。心強いことだと思っています。
太田では、今回をばねにしてこれからもこんな会をもてたらいいなと思っています。
皆さんの地区でもいかがですか?