あぁるぴぃ広島 18号
■活動報告■
1 白杖歩行について
7月24日(日)に呉市で白杖歩行の講演会と実技指導を実施しました。
講師は光清学園の歩行訓練士 萬(よろず) あおい先生でした。先生にはシミュレーションメガネも持参いただきました。
参加者は55名(ボランティア、呉市保健所を含む。)でした。 共催の呉市保健所から広報紙へ行事の案内を掲載いただいたおかげで、10名ほどの初参加がありました。その方たちは交流会で参加した喜びを語っておられました。(S) 以下は広島市のKさんの報告です。
先日、「白杖歩行について」の萬(よろず)先生の講演に参加してきました。私は、白杖を使用して3年近くになりますが、復習になればとの思いで、です。「うそ、懇親会が本命だろ。」って声が聞こえてきますが、もちろんです。(笑い。)
では、ここから・・・・。視覚障害者の歩行について・・。
白杖歩行とは・・。白杖について道路交通法 白杖を携帯する目的・・。白杖の種類・・。と順を追っての説明に改めて白杖の意味の深さを感じました。 「疑似メガネ」では家族の方や眼科勤務の看護士さん、呉市の保健士さんたちが体験され、不自由さを理解していただけたようでした。スリ足、ヘッピリ腰だったようですよ。 さあ、いよいよ実技指導です・・・・。白杖の持ち方。振り方。つき方。歩き方。これがなかなか、「手足が教わるようにうまく交互に動かない。」とあちこちから声がします。「繰り返しの練習で、スムーズにできるようになりますから、根気よく続けて歩くようにしてください。」と、萬(よろず)先生・・・・。まるでロボットが歩いてるようにぎこちないみたいらしく、私もそうだったのかなぁ・・。 次は、階段の昇降です。初めての方はドキドキで歩かれていたようです。でも、「よし、これで今夜は一人で家に帰れるぞ!」という Iさんの声が聞こえてきました。お家を間違えず、帰られましたか?(笑い。) 質疑応答ではいろいろな質問が出ました。その都度、先生が繰り返しおっしゃっていた「7つ」が大変 心に残りましたので、書いてみますね。
心に残った「7つ」 「白杖歩行の4つの目標」 1.安全性の確保
2.能率性の向上
3.見た目に自然な動きや容姿の獲得
4.本任意とってやりやすい方法の獲得
「白杖を携帯する目的」
1.安全性の確保
2.情報の入手
3.視覚障害者としてのシンボル
以上の7つです。このシンボルの白杖を持つようになって、不安と危険を避けることができ、人のやさしさに助けられ、一人での外出が苦にならなくなりました。楽しくなったといってもいいかな。 今、白杖を持つことを悩まれていらっしゃる方、私もそうだったんですよ。ほんのちょっと勇気を出してみてください。白杖は「魔法の杖」ですから。決して「魔女」にはなれませんけどね。
2 世界網膜の日(9月23日 岡山市)
私達は早めに会場に入りましたので、ゆっくりと福祉機器を見ることが出来ました。そして、拡大読書器は随分と進化しましたのには驚きました。また、パソコンに組み込まれた物もありました。これも拡大読書器で申請できるとのことでした。
高橋政代先生の講演会は はっきりと判りやすくてとても良かったです。松尾俊彦先生を交えての対談も本音の部分も聞けて良かったです。松尾先生はとても浸し見やすい先生ですね。 そして、いろんな質疑もでき皆さん来てよかったと思われたのではないでしょうか。近い将来には研究も進み希望が持てますね。目をいたわるのは良いですが、今残っている視力を出来るだけ使って、今を楽しみたいと思います。(I)
参加者の感想は会員の声に掲載しています。
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