あぁるぴぃ広島 56号


■活動報告


@第11回 視覚障害者の音楽発表会
「視覚障害者の音楽発表会に参加して」       東広島市 Fさん
6月12日(日)、福山市視覚障碍者協会とJRPS広島との共催で 音楽発表会が行われました。場所は福山市南公民館。
出演者の演奏は 大正琴、ハーモニカ、サックス、ハンドベル、オカリナ、ギターや他の 楽器と一緒に演奏されたグループもありました。ハーモニカを一人で 3個持って演奏されていた方もおられたようで、聞いてびっくりでした。
ハンドベルのみなさんは、遠く岡山から参加してくださり、 発表会を盛り上げてくださいました。
どの演奏も日頃の練習のあとが うかがえてとてもいい雰囲気です。
その中で、私は唄三線をやらせていただいたんですが、これがもうリハーサルの時点で胸がドキドキです。なにせ沢山の人の前で、それも一人で演奏するのは初めてだったんです。
本当は立って演奏するつもりだったんですが、絶対だめだと思い、本番は座ってやらせてもらいました。おかげで最後までなんとか歌も三線もとめずに演奏できたのでほっとしているところです。
私と三線との出会いは、7、8年前に参加した沖縄への観光ツアーがきっかけでした。
待ち時間に運転手さんが弾いてくれた三線の音色を聞いてうっとりです。この楽器をどうしても自分で弾けるようになりたいとおもったのがはじまりでした。
発表会が近づくにつれ申し込まなければ よかったと後悔いしましたが、終わってみて本当にいい経験をさせてもらったと感謝しています。
今回この場をあたえてくださり、お世話になった福山市市障協の皆さん、実行委員の皆さん、そして、見に来て応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

「ひとつになった音楽発表会」       府中市 O さん
6月12日、福山市南公民館で開催された音楽発表会に聴衆の一人として参加させていただきました。今年入会したばかりですので、はじめての参加です。
少し緊張しながら福山に行きましたが、会場はとてもなごやかでした。実行委員の方々の細やかな気配りが様々の場所や場面で見られて、このなごやかな雰囲気に納得でした。
演奏が始まると会場はひとつになり、とても楽しい時間となりました。この日を楽しみに一生懸命練習してこられた演奏。
また、演奏にあわせて自然に唱歌をくちずさ む会場。本当に素晴らしい音楽会でした。
この素晴らしい一体感は「音楽のちから」によるものもあると思いますが、ここに集われている「会のちから」によるものと感じました。この「ちから」が、また次の「ちから」を生み、つながっていくのだと感慨深く体感し、明日へのパワーになりました。
プログラムに、ハーモニカ演奏が何組かありました。私、中学生時代に全校生徒千名でハーモニカを演奏していた記憶がよみがえり、なつかしさでいっぱいでした。
ハーモニカは、一人で吹いても、二人で奏でても、大勢で演奏してもいいものですね。
実行委員と役員のみなさま、出演のみなさま、ボランティアのみなさま、参加のみなさまお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

A 第16回 総会
「7月3日の総会に参加して。」      福山市   Fさん
東広島市西条で行われた、第16回JRPS広島の総会に参加しました。 私は、入会して、3回目の総会参加です。
午前は、提出されていた議題が討論され、全て拍手多数で、承認されました。
H会長より、一般社団法人から、公益社団法人に移行されることの説明があり、 役員人事では、2名の方が、家庭の事情等で、退任されました。
午後の講演会では、広島大学のうじま先生による、 「QOL向上の工夫とタブレット活用術」  〜見えない見えにくい人たちのために〜 というテーマで、講演をしていただきました。
教育の現場で、色んな用具を使って、見えやすくする工夫をされたこと、タブレッ ト端末の利用法などを教わりました。
アイフォンやアイパットなどの、タブレット端末を利用することによって、お札の判別や、賞味期限や値段を知ることや、バスなどの時刻表を見ることができるなど、色々なことができて、生活をより充実したものにできることがわかりました。
でも私にはとてもアイフォンや、アイパットなど、使いこなせそうにありません。
お話の中で、一番印象に残ったことは、高度な自立と、孤立と言うことでした。
高度な自立とは、(自分一人でできないことは他の人に尋ねたり、健常者の力を借りたりして、より自立した生活を目指すこと)、と、孤立(何も人に尋ねたり、相談したりすることなく、一人で考え行動したり、悩んだりすること)で、孤立より高度な自立が大切と、私なりに解釈しました。
Iさんからの、パソコンは今後障碍者にとって、どのような役割を果たすだろうか、 と言う質問に、老齢化社会で、地域において、何も情報手段を持たない高齢者と、 インターネットで情報を得ることのできる障碍者が、お互いに協力し合うことが大 切と学びました。
このJRPSの活動も、一人の力では何もできません。皆の思いや力をあわせて こそ、活動が盛り上がるのだと思います。皆の力を結集させて、一日でも早い治療法の確立を目指して、頑張りましょう!

B 北部 料理教室      三次市  Hさん
7月10日、北部はお料理教室でした。
参加者12名(当事者11名、家族1名)です。
最初にコーヒーをいただきながら声出しです。
今日はなんと初参加の人が4名もおられたので、いつもより随分にぎやかでした。
人数も多いので、お料理班とおしゃべり班にわかれることにして、おしゃべり班の男性5人は、初参加の二人の話を聞いていました。
子どものころから夜盲はあったが、何とか定年まで働き、現在は手動弁の人。
視野狭窄が進み自動車の運転が3年ほど前にできなくなり、昨年退職をした人。
お互いに生活の悩みや工夫していることなどの情報交換でした。
お料理班はKさんSさんの段取りで、卵焼き、かにかま、きゅうり、もやしなどの調理を分担して進めています。 便利グッズの黒色まな板も登場していました。
正午前には、冷やし中華のできあがりです。
調理班のみなさんにお礼を言って、いただきまーす。
具だくさんの冷し中華はおいしかったです。
デザートはエクレアとピオーネでした。
食後は自己紹介、困っていること、お得な話、行事の予定などじっくりと交流が できました。
今日のお得な話、ヒットは、障害者手帳でクリーニングが割引になるところが あるよ、でした。

C 世界網膜の日in三重に参加して    広島市 O さん
前日に神戸の知人宅に泊めてもらい、土曜日に神戸から三重、鳥羽に出発です。
朝はとってもよい天気でした。 ところが鳥羽に着きましたら なんと雨です。
タクシーで会場に行くことにしましたが、なかなか着きません。待つこと1時間で、会場に着いたのは14時ころでした。
  万代 道子(まんだい みちこ)先生の、網膜色素変性症などに対する、iPS 細胞による移植再生治療の研究についての講演を聞くことができました。
講演会には、400名位おられ、 夜の懇親会には、250名位おられました。
懇親会では、鳥羽 一郎さんの妹 えりかさんが歌われました。 沢山の人とお会いできましたが、まだお会いできていない方も多くいらっしゃいます。またの日を楽しみにしています。
次の日はお天気に恵まれ、夫婦岩と伊勢神宮を散策しました。 伊勢神宮の傍にある「おかげ横丁」も楽しかったです。
私は、ガイドさんについていただいていたので、しっかり楽しめました。  歩くのも伊勢神宮での参拝も、すごい人でした。
てこねずし、おいしかったです。伊勢うどんは、初めてでした。うどんではないです。 だんごは面白い食感でした。
伊勢神宮には、44年位前に、新婚旅行で 夫に連れて行ってもらいました。
でも覚えていません。 ポリポリ。 覚えているのは、バスが故障して大変でした。
思い出は、それだけです。涙。


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