あぁるぴぃ広島 8号
■会員の声■
4 高松市の「うどん」マラソン Kさん
こんにちは。Kです。2月14日から16日まで香川県高松市に走りに行った時
のことを書きます。
14日は家内とウエンズデートで午後2時ごろに車で家を出て福山から伴走者を乗
せて瀬戸大橋を通って行きました。橋は強風でハンドルが取られると言っていまし
た。
高松のホテルには,5時頃に着きました。ホテルは、盲導犬はロビーにも入れてく
れませんでした。今年の10月からの盲導犬の宿泊を認めないといけないこともホテ
ル側では承知していました。
大勢(30名)の参加者があるので混乱させてはいけないと考えて家内とウエンズ
デーは他のホテルを探して、そちらに泊まりました。ウエンズデーは最初、連れて行
く予定はなかったのですが、急遽(きゅうきょ)連れて行きました。初めから連れて
行くと言っておけば、盲導犬も宿泊できるホテルを段取りしてもらえて、よかったの
ですが・・・。
参加者は、富山市や東京や埼玉県や京都,大阪,四国,倉敷から来ておられまし
た。その人たちとメル友だったので、どうしても同じホテルに泊まってゆっくり話が
したかったのです。皆さんと前夜祭で賑やかに飲んで騒ぎました。その時は家内もウ
エンズデーも同伴し、皆さんのパワーには家内もビックリです。参加されたほとんど
の人がウルトラマラソン、100kmを何回も経験されていました。
15日は朝7時にJR高松駅に集まって、そこから500m位離れた琴平電鉄の駅
まで走って移動し、電車で1時間位の所まで乗って、そこから、山に向かって走り出
し、5キロ位の所で、うどん屋に着きました。
その時は30人ぐらいしか待っていなかったのですが、すぐに100人ぐらいに増
えたそうです。朝食を食べていなかったので、卵うどんがおいしかったですよ。セル
フサービスでしたが、うどん一杯が何と、100円です。
また走り出して酒蔵に着きました、そこでは皆さんの好きな、試飲がありました。
酒と甘酒の両方を飲んでもよかったです。冷えた体に温かい甘酒は体を芯から温めて
くれました。帰りに皆にワンカップ(1合入り)を土産にいただきました。お遍路さ
んにする接待ですかね。酒はボランティアの人に預けて、また走り出しました。
歩道があったのですが、人ひとりが通るのが精一杯で、また凸凹が多くて、とても
走りにくい。足をスリ足みたいにしていても歩道が家の入り口などで急に下がった所
では腰にドンとこたえる。また逆にあがった所では、つまづき、前の人の話し声が
段々と小さくなる。橋の欄干にぶつけたり転んだりでした。伴走者が慣れた伴走者な
ら、こんな凸凹を教えてくれるんですが、何も言わずに走られると、これは、かなり
の苦痛ですよ。こんな歩道はあちこちに沢山ありますよね。車道みたいに作る時に一
定の基準で作るようにしてくれろよ・・・。そうすると、車椅子も視覚障害者も、
もっと通りやすくなるのに、人が、安全に通れるのが歩道だよね。
機嫌を直して、少しスピードをアップして前の人に追いつく。その頃から私の右と
後にも伴走者がついてくれて、路面の状況をつぶさに言ってくれたので恐怖がなくな
り安心して走るのが楽になった。
1時間ぐらい(10キロ)走って、また、うどん屋に着く。ここのうどんは一杯9
0円でした。その様にしながら何軒かのうどん屋に立ち寄りながら四国88番札所の
国分寺に立ち寄って拝んだ。
ここからは高松(電車で来た方)に向けて走る。
食べたり、走ったりで、体が温まりかけると止まるので、今ひとつ調子が上がらな
い。午後4時半に着く予定のうどん屋に2時に着いたので近くの河川敷を20キロぐ
らい走る。
この時、伴走者が代わってくれた。その人は、相当の実績の持ち主で、北海道から
沖縄まで伴走したり、トランスアメリカン(北米大陸横断5000km)を完走した
り、今年4月19日から6月21日まで63日間でヨーロッパのポルトガルのリスボ
ンからロシアのモスクワまで5230キロを走られるそうです。平均すると1日83
キロ以上を走る計算になります。そんな有名な人に伴走をしてもらい、興奮気味でし
た。
最後のうどん屋は午後4時40分から5時までの一日に20分しか営業をしないそ
うですが、お願いして早めに店を開けていただきました。うどんは、いくらでも食べ
られるものです。最後のうどん屋は一杯が65円でした。缶ジュースの半額ぐらいで
すよ、信じられますか。
そこからホテルまで30分ぐらい走って5時過ぎにホテルに着きました。今日は、
うどんを食べながら一日で50キロか、60キロ走ったそうです。ブラインドラン
ナーは、私と高知県の人二人でした。6時からの懇親会に家内もウエンズデーも同席
しました。
16日は朝から雨で8時にJR高松駅に集まって、金毘羅(こんぴら)さんにお参
りしました。階段のふもとで、うどんを食べて階段を歩いて上り始めました。金毘羅
さんは船の神さんで途中に直径8mもある船のプロペラが奉納してあったそうです。
700段以上の石段を登って本殿にお参りして境内を散策しましたが、雨のため、ふ
もとは見えなかったそうです。こんな時にしっかりと説明をしていただければ、皆さ
んにもっと詳しく報告が出来るのですが、少し、残念です。雨の中をもと来た石段を
帰りました。
石段が終わると、また雨の中を3時間ぐらい走りました。そしてまた、うどん屋で
す。今度のうどん屋は400円でしたが、たれに自分で大根とショウガを好きなだけ
大根すりですって入れます。大根とショウガが入ったのは違いますが、昨日の65円
のうどんも変わらなかったような気がします。
また春雨(立春がすぎたので春雨ですよね)の中をカッパの内は汗で外は雨でズブ
ヌレです。こんな時に春雨だ、濡れて行こうとのんきになれるようになると人も出来
てくるのでしょうがね。
マラソンは晴天の日だけではなくて冷たい雨の日もあるのだから頑張らなくては・・
最後に鳥足のカラアゲで乾杯してわかれました。昨日帰られた人などで最後は8人
ぐらいでした。
ここまでお読みいただき感謝します。
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