北海道だより


函館市　A.T.

はじめまして、北海道支部、函館のA.T.と申します。昨年の総会以来

、事実上活動停止状態の北海道支部の活動を再開するべく、私の地元

、旭川の大隅新役員が立ち上がり、本部の嶋垣地域担当理事のご協力

を得て、５月２３日、２４日の両日、『函館観光＆交流会』が開催さ

れました。

初日は迷ガイド？による市内観光で、函館の教会やレンガ街などめぐ

り、迷子ならぬ迷ガイドになるハプニングなどもあり、参加者には思

い出に残る市内観光だったと思います。そして、夜の部は函館と言え

ば、言わずと知れた『函館視力障害センターの山田先生』、先生が主

宰する『山田塾』の塾生で、ＪＲＰＳの本州会員の皆さんとの交流会

となりました。

　本州の皆さんは、正直私より、視野も視力も少ないのに、地下鉄に

乗ったり、雑踏の中を歩いたり、仕事に行くだけでくじけるような毎

日を過ごしているのに、毎日元気でポジティブに生きる話を聞いて、

強い感銘を受けました。また、皆一様に生活での苦労や、不便さが同

じだったりで、初対面なのに、打ち解けるのにそう時間はいりません

でした。って、ＪＲＰＳはタダの飲兵衛って噂もありますが……

　２日目は、私が通う『国立函館視力障害センター』での、施設と山

田先生のロービジョン訓練を見学させていただきました。先生は、昨

日と別人のように、訓練を指導しておりました。

　昼食をはさんで山田先生に講演をしていただいたところ、我々以上

に『網膜色素変性症』を理解しているし、我々の真の理解者であるこ

とを確信いたしました。北海道の会員は殆どが北海道にいながら山田

先生の講演は、初めてだったので、とても新鮮で一言一言が、心に残

る、励みの言葉であったのではないかと思います。

　北海道は、あまりに広く、交通アクセスも悪い中、総勢２３名もの

方が集まっていただき、感謝いたします。また、嶋垣理事をはじめ、

遠くは大阪より駆けつけていただいた本州の皆さん、本当にありがと

うございました。大変不慣れで、不行き届きのところも多々あったこ

とを深くお詫びいたします。

　これを機に北海道支部は、会員相互の理解と信頼をより強くし、身

の丈にあった活動を地道に続ける決心をしたところです。その第一弾

として、７月１１日に旭川地区懇親会、９月２５日には、札幌で『北

海道支部総会』を開催します。どうか、北海道の会員の皆さん、多数

ご参加ください。そして、全国の会員の皆さん、どうぞこれからの北

海道にご注目ください。



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