現在私は、田淵昭雄教授（川崎医療福祉大学）指導のもと、川崎医療福祉大学大学院（博士課程）にて「的確な身体障害認定基準の検討」を行っています。
　現行の身体障害認定基準（以下、基準）は、その判定法に幾つかの問題があることを以前より指摘されています（例：視力障害の判定で用いる「両眼視力の和」→‘視力’は単純に足し引きできるものでない）。しかし現在までに具体的な解決策は見出されていません。我々は、これらの問題解決にあたり、視覚障害リハビリテーション分野では先進的な、アメリカの基準に着目しています。アメリカで採用されている基準は、本邦と同様に視力・視野検査の結果から判定しますが、より日常生活行動を意識したものであると報告されています。我々はこの判定法を参考に、不自由度をより反映した等級基準の検討を行っています。
＜調査対象＞
身体障害者手帳（視覚障害）１〜６級を取得されている方（視力・視野の状態、疾患名、年齢、性別は問いません）。
＜調査内容＞
視力検査、視野検査、口頭質問形式によるActivities of Daily Living（日常生活動作）評価

＜調査場所＞
川崎医療福祉大学 内（岡山県倉敷市松島288）
＜調査に必要な時間＞
全ての調査は、１時間前後で終了致します。
＜調査日時＞
ご協力頂ける方の都合を最優先致します。（土、日、祝でも勿論可能です）
＜交通費用・報酬＞
ご協力頂ける方には大変に申し訳ないことですが、現金での支給が困難な状況にあります。そのため、交通費相応の粗品にて気持ちに変えさせて頂きたいと思っています。

本調査には、高い信頼性を得るため、多くの結果が必要となります。ご質問、またはお話を聞いて頂けるだけでも結構ですので、下記に記します連絡先まで、先ずはご一報頂ければ幸いです。
現行の等級基準の問題を深刻に考え、より的確な判定基準を提案するために日々調査を行っております、我々の意志をご理解頂き、一人でも多くのかたにご協力頂けることを強く願っております。お力添えの程、どうか宜しくお願い致します。

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