5.情報・お知らせなど ※ 調査協力のお願い JRPS岡山県支部
支部長 奥村 俊通
前号に掲載しました川崎医療福祉大学 藤原篤之様のご依頼に対し、多くの方々にご協力いただきました。心よりお礼申しあげます。
さて、今回、もう一度岡山県支部会報に掲載させていただきますのは、調査方法に一部変更があり、アンケートでの協力も可能になったためです。これにより、遠隔地の方にもご協力いただけるのではないかと思います。趣旨をご理解いただき、何とぞよろしくお願いいたします。 調査協力のお願い 川崎医療福祉大学大学院
医療技術学研究科 藤原 篤之 川崎医療福祉大学大学院の藤原篤之(ふじわら あつし)と申します。 現在私は、田淵昭雄教授(川崎医療福祉大学)指導のもと、’ロービジョン’をテーマに日々、勉強・研究に勤しんでおります。この度、皆様のお力をお借りしたいことがございまして、ご相談させて頂いております。
現在の視覚リハビリテーション分野は、視覚障害の客観的評価、生活不自由度の困難さの解明が困難かつ不明瞭で、科学的根拠に基づいた医療が広く求められる医療現場において介入することが困難な状況にございます。 そこで我々は、的確な視覚機能の評価法の検討を行うとともに、視覚障害者の日常生活動作(Activities of Daily Living)・生活の質(Quality of Life)の客観的評価を試み、今後、本邦における、視覚リハビリテーション分野発展の一助となるデータを得ることを目的として研究活動を行っております。データの信頼性をより高く証明するためには、一人でも多くの調査結果が必要になります。そこで現在、我々の調査にご協力頂けるかたを広く募っております。 以下の文章に、ご協力を願いたい2種類の調査項目とその内容を記しております。調査項目Tは、岡山県(倉敷市松島)にございます川崎医療福祉大学に来て頂く必要のある調査で、調査項目Uは、必要書類をご自宅に郵送させて頂いた後に、各自でアンケートにご 回答頂き返信して頂く調査となっております。どちらか一方のみにご協力頂けるということでも勿論結構ですので、どうかご協力の程、宜しくお願い致します。なお本調査に、締め切り等はございません。 【調査項目T:的確な視覚機能評価法の検討】 視覚障害リハビリテーション分野では先進的な、アメリカの視覚障害の評価法を参考に、不自由をより反映した視覚機能の客観的評価法を検討しております。
調査項目Tでは、川崎医療福祉大学まで来て頂くご足労を願う必要がございますが、高い信頼性を得るために、一人でも多くの方にご協力頂けますことを強く願っております。 <調査対象>
身体障害者手帳(視覚障害)1〜6級を取得されている方(視力・視野の状態、疾患名、年齢、性別は問いません)。または、現在手帳を未取得であるも、視覚障害が原因で何らかの不自由を自覚されている方。
<調査内容>
視力検査、視野検査、口頭質問形式によるActivities of Daily Living(日常生活動作)評価、自己記入方式によるQuality of Life(生活の質)評価。
(※検査・評価は全て視能訓練士が正確に行います。検査料などは一切発生致しません。) <調査場所>
川崎医療福祉大学 内(岡山県倉敷市松島288)
<調査に必要な時間> 全ての調査は、1時間前後で終了致します。 <調査日時>
ご協力頂ける方の都合を最優先致します。(土、日、祝でも勿論可能です)
<交通費用>
大変に申し訳ないことですが、多くのかたにご協力を頂いているため、現金での支給が困難な状況にございます。そのため、交通費相応の粗品にて気持ちに変えさせて頂きたいと考えております。
【調査項目U:視覚障害者におけるQOL評価】 視覚障害が原因で、生活にどの程度影響しているのかを評価する「VFQ-25」という評価票と、視覚障害にとらわれず、全身的な健康状態を評価する「SF-36」という2種類の評価票を用いて、視覚障害者の生活の質(Quality of Life)を評価しております。
これら2種類の評価票は、自己回答式と申しまして、一ページめから読み進めて頂ければご自分で回答いただけるアンケート形式となっております。そのため、調査項目Tのように大学に来て頂く必要はございません。ご連絡先をご教示頂ければ、そちらの宛先まで評価票を郵送させて頂きたいと考えております。 <調査対象>
身体障害者手帳(視覚障害)1〜6級を取得されている方(視力・視野の状態、疾患名、年齢、性別は問いません)。または、現在手帳を未取得であるも、視覚障害が原因で何らかの不自由を自覚されている方。
文章を読み進めて頂き誠に有難う御座いました。 ご質問、または調査内容にご理解・ご協力頂ける方は、お手数をおかけ致しますが下記に記します連絡先(藤原まで)までご一報頂きますようお願い申し上げます。 またご連絡頂く際に、どちらの調査項目にご協力頂けるのかをお伝え頂ければ幸いございます。 最後になりましたが、一人でも多くの方からご連絡頂けますことを心よりお待ち申し上げております。どうか皆様、お力添えの程、宜しくお願い致します。 (連絡先) 川崎医療福祉大学大学院 医療技術学研究科 藤原 篤之 TEL:086−462−1111 (内 54823、藤原まで) 携帯:090−1337−7580 FAX:086−464−0320(藤原宛て) もしくは岡山県支部まで ※大活字ニュース
〜便利グッズ・図書のご紹介〜
大活字で発売されている最新便利グッズ・新刊図書のご紹介です。 (※価格は全て税込です。) 【便利グッズ】 『探し物発見器 ミツカルテット』
家の中で紛失しがちな身の回りの小物を探す時に便利な探し物発見器です。
小物に取り付ける受信機4個とリモコン型の送信機1個で構成されており、送信機に4つあるボタンのどれかを2秒以上押し続けると、該当する受信機が電波を受信してピッピッピッとアラーム音を鳴らしてお知らせ。4個の受信機は、それぞれアラーム音が異なるので、音で聞き分けることができます。また送信機の4つのボタンには、触って判るように1点突起の透明シールをそれぞれ貼り付けました。 <仕様>
『テルモ メロディ音体温計』 大型表示でとても見やすく、検温終了を大きなメロディ音(メリーさんの羊)で楽しくお知らせする電子体温計です。
「予測式+実測式」の高性能マイコンですばやく計算。平均90秒で予測検温が終了するので、すぐに結果が分かります。約3分で自動的に電源が切れる、オートパワーオフ機能付き。 <仕様>
※1日1回検温で約1年間使えます。電池交換も可能です。
『ニモ/ニモ 安心保障セット』 画像がクリアな携帯型拡大読書器です。スタンド付きなので筆記もOK!倍率は4.5倍、6倍、9倍の3段階。音でお知らせする静止画機能付き。
安心保障セットは本体に、4年間の修理保証、最大2回のバッテリー交換無償付き。 ※日常生活用具給付対象品 <仕様>
(ニモ安心保障セット)147,000円
『VS−2000AF タイプT』 15インチ専用液晶テレビ付で、視線が下がり、楽な読書姿勢で使えるオートフォーカス・カラー拡大読書器です。
4段階のアームで画面の高さを調節。アームは360度回転するので、見やすい位置に液晶テレビを寄せて使えます。液晶テレビのチルト(画面角度の変更)も可能。液晶テレビはVGA端子付、テレビアンテナ接続端子付で、パソコンのモニタとして使用したり、テレビ放送の受信も可能です。 ※日常生活用具給付対象品 <仕様>
『すらすら書ける!サインガイド』 外出先での公式書類記入に重宝!
署名をまっすぐ書くためのサインガイドです。捺印ガイド付き。署名ガイドの横幅が74mmに広がり、捺印ガイドが直径18mmに縮まって、更に使いやすくなりました。 <仕様>
【書籍】 『弱視者いろはカルタ』 楽しい!わかりやすい!川柳カルタ。弱視者問題研究会の会員より集めた川柳が、ユーモアたっぷりのカルタカードになりました。
弱視者が日常で感じること、陥りやすいシチュエーションなど、当事者の視点で作った川柳をもとに、絵札と解説でわかりやすくまとめてあります。 カルタの中では、6名の個性的なキャラクターが登場し、年齢も見え方もそれぞれのロービジョンの世界を表現しているのが特徴。当事者には「あるある!」という共感を、一般の方には「そうなんだ!」という発見と理解を与えるものとなっています。リラックスした場で、みんなでわいわいと楽しみながら、ロービジョンについて考える機会にもなることでしょう。 『眼科プラクティス14 ロービジョンケアガイド』 ロービジョンの問題は眼科医が‘苦手’として何となく避けているフィールドである。本書はロービジョンに携わる様々な分野の人々のまとめ役として,適切な判断と指導をするために必要な知識を1冊に集めた、すべての眼科医に必携の書。
【シリーズの構成】 総説:各巻の特集編集者による総括的レビュー。 解説:実地診療に必要な実際的な知識で、眼科専門医にとって スタンダードと考えられるものを第一線で活躍中の方々が執筆。1項目を見開き4頁でおさめ、多数のカラー写真と美しいシェーマによる魅力的な誌面を構成。 《総説》ロービジョンケアにおける眼科医の役割 《解説》T.ロービジョンの定義とケアのあり方 U.院内で提供できるリハビリテーション V.視機能と行動の評価 W.年齢と疾患によるケアの特徴 X.ロービジョンケアと社会 お問い合わせ・ご注文はこちらまで 株式会社 大活字 〒101−0051 東京都千代田区神田神保町1−3 冨山房ビル6F 電話:03−3259−2200 FAX:03−5282−4362 Eメール:cafe@daikatsuji.co.jp URL:http://www.daikatsuji.co.jp 会報16号目次へ戻る 6.ご寄付いただきました ★下記の方々よりご厚志を賜りました。厚くお礼申しあげます。
(順不同) 岡本 諭 様
三宅 新一郎 様 他
引き続き、JRPS岡山県支部では、皆様からのご寄付を募っております。いただいた寄付金はイベント等の運営費、会報の発行費用などにさせていただきます。なにとぞよろしくお願いいたします。 【お振り込み先】 下記の郵便局の口座までお願いいたします。また、通信欄に「寄付」とご記入いただきますと幸いです。 なお、ご寄付いただきました方は、上記のように、お名前を会報等でご紹介させていただきます。もし、匿名での寄付をご希望の場合は、お手数ですが、その旨、通信欄にご記入ください。 記号・番号 01340−2−82844 加入者名 JRPS岡山県支部 4月の講演会に来られた方、かなりよかったと思われませんか?今号に内容を掲載していますが、文字にしてしまうと伝わらない部分が多いですね。医療や制度についての講演でも、その場で聞かなければわかりにくいところがありますから、今回のような、感情に訴えかける話はよけいにそうです。話を聞きながら、涙されている参加者がたくさんおられましたが、当日おいでになれなくて会報を読まれた方、いかがですか?そこまでの感動や共感が得られましたでしょうか? (奥村)
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