3.活動報告

※10月27日 交流会 (森田茂樹さんを囲んで) (報告者 K.K)
       津山男女共同参画センター「さん・さん」において、森田茂樹さんをお迎えして、視覚障害や拡大読書器についての話をお聞きしました。また、メガネのタナカ様がわざわざ津山まで福祉機器や遮光レンズなどをお持ちくださり、それだけを見に来られた方もおられました。なお、交流会への参加者は10名でした。
      森田さんは、京都大学医学部付属病院他2つの病院で、ボランティアとして、さまざまな眼病の患者さんに福祉機器の選定や、日常生活上のアドバイスをされているそうです。また、著書には「拡大読書器であなたも読める!書ける!」があります。森田さんも網膜色素変性症で46才で読み書きができなくなったそうです。以下は、森田さんが話された内容の要約ですが、とても役に立つ内容でした。
      また当日は、京都から拡大読書器やルーペなど多数の機器を持参してくださり、参加者は実際に見るだけでなく触れることもでき、とても有意義な交流会でした。

      • 平成7年に視野に関する障害の等級の変更があったが、それも含めて自分のもっている障害者手帳の内容を正確に知ることが大切である。視野と視力の障害の等級の合計で障害の等級が決まる。
      • ○網膜色素変性症の外来をもっているのは、京大医学部付属病院だけである。
      • 森田さんも46才で読み書きができなくなった時は、拡大読書器のことも知らず、ひたすら落ち込むしかなかった・・・。その後、拡大読書器を使うと、目が悪くなる前と同じように読み書きができることを知った。
      • 拡大読書器を含め、福祉機器についても、すべてが良い機器ばかりではない。情報を知らないから悪い機器を支給されたり、買ったりしている。
      • 拡大読書器については、専門家や専門医もいなかった。作っているメーカーも同じように知らない。だから、劣っている機器が出回っている。また、障害者はその機器について文句も言わないから、メーカーも改善しようとしない。
      • 拡大読書器の選び方について
        ※『絶対に自分で使って、触ってみて決めることが一番大切である。』
          ・どの機器も欠点と長所をもっている。いろいろな機種を自分で使ってみて、比べて、自分に一番合ったものを選ぶこと。
          ・買う前に、決める前に、使っている友達に相談をすること。(行政の人は何も知らないと思っておいた方がよい。)
          ・14インチのTV画面がベスト(大きな画面が良いのではない。)
          ・参考までにおすすめ機種3種
          アシストビジョン・EGIポケット・NIEZ
      • 拡大読書器の使い方で間違っている点
        ・画面に多くの文字を出しすぎる。(画面に1文字1文字を出せばよい。)
        ・付いている可動テーブルの使い方を知らない。
      • ルーペの選び方 (ルーペにもメガネと同じように度数がある)
        ・視力、視野の正確な把握。
        ・何倍のものを使うかを決める。
        自分の視力に何倍すると0.6ぐらい(新聞の字が読める程度)になるかを計算する。
        ・手にもつタイプより、スタンド型(ぺたんと置くタイプ)が使いやすい。

        交流会は今年度はじめて津山で行いました。参加者は6名と少なかったのですが、はじめて岡山県支部の行事に参加された方が4名いらっしゃいました。簡単な自己紹介のあと自由にお話しいただいたのですが、福祉制度に関すること、特定疾患に関すること、ご自分の状況と今後のことなど話題はつきず、たいへん有意義な2時間でした。
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※ 12月14日 交流会 おでん作りに参加して (報告者 M.S)
      場所 岡山市西古松 岡山県視覚障害者福祉センター
       早めと思い3階調理室に行くと皆様はもう下ごしらえをしておられました。エプロン、三角巾を付けて、卵を湯がしてからをむく人、ジャガイモを湯がして皮をむく人、わいわいとてもにぎやかでした。   
      はじめて来られた方やおなじみの方、遠くからわざわざ来られた方、車椅子の方もおられました。皆一つの輪になって4班にわかれました。ヘルパーさんやボランティアの方、全盲の人、弱視の人、男女混じっての料理は初めてのことで、みんなトーンも高く、大きな声でそれはそれはにぎやかなことでした。
      各班で買い物に行く人、残って下ごしらえをする人。昼までにできるのかと心配もありましたが、みんな主婦であり、みんなが先生で、にぎやかでしたが、お昼までには何とかできあがりました。
      各自におにぎり、おでん、サラダが配られ和やかにお話をしながら、おいしくいただくことができました。
      自己紹介も一周して、皆様の体験、生い立ちを聞かせて貰い、皆さんがんばっておられると思いました。
      後片付けもみんなで手際よく済ませて、楽しい一日でした。
      皆さんといろいろな催しに参加して、明るく笑える輪がいつまでも続いて欲しいと思います。
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※ 1月12日 新年交流会 (報告者 I.K)
       平成16年1月12日に、岡山支部の新年交流会が、岡山市の「まつのき亭」でありました。当日は、午前11時に岡山駅西口に集合し、みんなでぞろぞろと歩きました。
      「まつのき亭」までは2〜300mの距離でした。席は畳の間で19席だったと思います。19名のうち、JRPS西日本メーリングリストのメンバーが約2/3を占めていました。これを見てメールの効果は、すごいと思いました。メールのおかげで、愛媛県から3名、広島県から1名の方が参加してくださいました。
      料理は食べやすくて、おいしかったです。食事やお酒を飲みながら歓談しました。ただ私は、手酌で飲んでいました。前面に座られていた愛媛の人たちには申し訳なかったのですが、手酌で、お願いしました。過去にお酒を料理の上にこぼして迷惑を掛けたり、掛けられたりした経験がかなりあるからです。
      普通の宴会の席と違い、動き回る人も少なかったようです。予定の時間まで全員が中座することもありませんでした。
      終了後、2次会のカラオケの場所へ行ったため、遠方からの人たちを最後まで見送れなかったのが、残念でした。支援費制度 (報告者 F.T)
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※ 2月8日 交流会 (報告者 U.M)
       岡山国際交流センターで午後から行われ、参加者は17人でした。初めての方もおられたようです。
      今回はテーマを設けず、みんなで和気あいあいといろいろなことをお話しました。
      はじめに、参加したひとの自己紹介をしました。そのあと、日ごろ疑問に思っていることや、質問に対し、知っている人が答えていきました。
      内容は、手帳のこと、高速道路の割引制度の改正、JRの運賃の割引のこと、マッサージ券、などの福祉制度、そして、1週間前に行われた、IT&福祉機器展のこと、それから障害年金のことなど、さまざまなことをお話しました。
      話がつきない中で、16時になったので、4月25日の総会&講演会での再会を約束してお別れしました。
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4.高知からの便り
       昨年、高知で宿泊交流会ならび1日医療相談会が行われました。このイベント開催にあたって中心となって動かれた方々のお一人、高知連絡会の森村洋子様より、メールをいただきましたので、以下に掲載させていただきます。

       高知の森村です。みなさん、その後お変わりございませんか。お伺い申し上げます。私たちは元気です。
       月日の過ぎるのは本当に、早いです。昨年高知でイベントを開催させてもらって、3ヶ月の月日が流れ去りました。
       何度となく挫折しそうになりました。そのたびに周りの暖かい方に親身になってご尽力していただき、開催させていただくことができました。本当にありがとうございました。県外から参加してくださいました皆さん、スタッフを代表しまして心から感謝申し上げます。
       イベントで痛切に感じましたことは、人と人との和が大切だということでした。これから私の人生に人と人との和の、大輪の花が咲いてくれると信じて、次の一歩を踏みだします。
       お会い出来る日を楽しみにしています。
       これからも宜しくお願いします。
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5.岡山県支部マスコット 愛称募集!
       岡山県支部ではマスコットを設けることにしました。もうすでに年賀状、交流会、ホームページなどでご存知の方も多いかと思います。
       このマスコットですが、まだ名前がありません。そこで、皆さんに名前を付けていただきたいと思います。これはというのがありましたら奥村もしくは岡山県支部役員までご連絡ください。締め切りは4月20日とさせていただきます。採用された方には心ばかりのお礼を差し上げたいと思います。(あまり期待はしないでください)
       なお、名前は、ご応募いただいたものの中から、4月の支部総会で決定し、次号会報及びホームページで発表いたします。
       今後、このマスコットが岡山県支部の会報やホームページ、各種印刷物で活躍してくれることと思います。応援、よろしくお願いいたします。

バナナを食べるマスコット君    白杖をつきながら歩くマスコット君

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