ねこぽんの徒然日記 巻の四
JRPS全国大会 in 福山 ねこぽんの珍道中 私、6 月の福山でのJRPS全国大会へ参加してきました。ここ一年で、白内障が随分進行してしまった私にとっては、初めての場所への旅行は、少し(かなり?笑い)不安がありました。 「ウ〜ン、これはねぇ・・・。メガネをかけたまま、ラーメン食べた事あるでしょう?あんな見え方してるのよね。」 と、健常者の友達には、よく笑いながら話してました。でも、これだけ視力が出にくくなると、初めての場所は、とっても緊張して、疲れてしまうものなんですよね。ところが、全国大会では、岡山県支部の「メグ様」が、いつも私の傍にいてくださり、さりげないサポートをしてくださったお陰で、ルンルンで移動できました。(彼女は、ツルツルお肌の年齢不詳の美人です。)メグ様には、心から感謝しています。 さあ、岡山駅から出発です。福山へ向かう電車の中では、奥村支部長さんから頂いた、お土産のお菓子をモグモグ頂き、タケチャンマン(男性)は、ご自慢のデジカメでバシバシ撮りまくり、同じ席にいらっしゃったクボリンさん(女性)は、相変わらず賑やかで、笑い声が絶えませんでした。他の席には、ダンディーI さん、ムーミンパパさん、スーパーマンKさんとか、うちの支部のとても暖かくって、頼もしい男性もいらっしゃいました。 福山に到着すると、市役所前で、「車椅子ロボット」なるものを見学しました。視覚障害者を誘導してくれる車椅子のロボットです。なかなかのおりこうさんロボットでした。 当日の夜、福山の懇親会の会場は、すごい熱気でした。全国から来られた網膜色素変性症の患者さんで、会場はぎっしり埋め尽くされていました。広島の支部長さん、副支部長さん、どんなカッコイイ方々だろうと、ミーハーな私は、眼を凝らして舞台を一生懸命見ます。が、やっぱりよく分りません。(笑い) カンパーイという声で、グラスを交わす音。どっさりの料理が目の前に、「食うぞ〜!」と気合を入れて、食べ始めました。 しばらくすると、「根性みせたる〜!」みたいな掛け声で、「鳴子踊り」が始まりました。パチンパチンという音、ドンドンという床を踏み鳴らす音、地響きまで起こり、あまりの広島県人のパワーに圧倒されました。 ジャジャーン。美女軍団の登場です。「願い」という歌のコーラスが始まりました。おお、これは・・・。そう、あの「ゴジラ」に登場する、「モスラーや、モスラー♪」と歌っていたあの女性達に、声質がそっくりではありませんか!彼女達が、「ザ・ピーナッツ」に見えてきました。でも、伴奏のハーモニカは、なんか哀愁をおびています。思わず、涙しそうになりました。 ふと気が付くと、会場の薄暗い中、いろんな方々がワサワサと移動しまくってます。ありゃ、網膜色素変性症の患者は、暗いところは苦手なはずなのに、みんな凄い根性です。いろんなところで、「ああ、貴方が、XXさん?」「あれ、XXさんなの?」と、初めて会う人達のはずなのに、お互い手を取り合って、涙ながらに喜んでます。(ちょっとオーバーな表現かな?笑い) 『あー、食った、食った。』と、ポンポンとお腹を叩きたい気分になったところで、懇親会終了。皆、仲間と一緒になって、それぞれのホテルに向かって、バスで賑やかに帰って行きます。大満足の私は、にんまりしながら席に座り、話し上手で、楽しい皆さんの会話に耳を傾けていました。『今日は楽しかったなぁ。明日は講演もあるし、ゆっくり休まなくっちゃ。』と、そんな事を考えてました。 が、その夜ホテルで、とんでもない事件が・・・。つづく。 次回予告。 「JRPS全国大会、ホテルでの恐怖体験。ねこぽん、恐ろしさのあまり、クボリンさんのベッドにもぐりこむ。」の巻。 ねこぽんさんへのメールはこちらまで。ちゃんとご本人へ転送しますので、応援よろしくお願いします。いっぱい応援メールが届けば執筆にも力が入るかも。(奥村) 会報6号目次へ戻る ねこぽんの徒然日記 目次へ戻る HOME |