2004年度・活動報告




[更新日:2005/03/07]


2005/02/27 ★観梅と大阪城見物&食事会(大阪城公園ほか)

2005/01/19 ★女性部会「水仙の会」1月交流会(

2004/12/04 ★年忘れ交流会

2004/11/09 [料理講習会]電磁調理機の説明と料理実習

2004/10/17 [野外交流会]万博記念公園散策〜

2004/06/27 JRPS大阪支部第1回定期総会[医学講演会&コンサート]





★観梅と大阪城見物&食事会(大阪城公園ほか)
 日 時 2月27日(日) 10:30〜15:00 (雨天決行)
 集 合 午前10時30分、JR環状線「大阪城公園駅」改札口を出た所
 参加費 2,100円(食事代・保険料、付添い同額)※身障者手帳持参
 参加人数 64名



★観梅と大阪城見物&食事会(大阪城公園ほか)に参加して
大阪支部 M.S.2

去る02/27(日)、少し寒い晴れた太陽がまぶしい休日の一日を
梅の花見(匂い見)、大阪城見物と昼食会に参加しました。
集合時間より少し早い午前10時過ぎに環状線 大阪城公園駅に到着すると、既に多くの人々が来られていました。
当日は、大阪シティーマラソンが開催されていて多くの人々が集まり、にぎやかな雰囲気でした。
10:30過ぎに点呼の後、6班に分かれて、大阪城案内ボランティアの先導のもと梅林、大阪城を巡りました。
梅林には かつて何度か来たことはありましたが、ボランティアさんの説明を聞いて いろいろな種類の梅があったことを始めて知りました。
梅の匂いよりも いか焼き等の屋台の匂いが勝っている所もありました。
平成9年に黒く輝く改装された大阪城に エレベーターで一気に8F展望階まで登り、
太閤さんになったような気持ちにはならなかったですが、
高層ビルが増えた大阪市を久々に 見えにくくなった眼で眺めました。
大阪城を降りて、大手門の方から 大阪府庁 北新別館にある食事拠で昼食会となり、
生ビールでのどを潤わせ やっと一息つきました。
値段の割にはおいしい料理で おなかも一杯となり、
和やかに話し合っているうちに解散時間となりました。
年に一度程度は、このような催しも良いですね。
お世話いただいた役員・ボランティアの皆様 ありがとうございました。



★女性部会「水仙の会」1月交流会(
 男性も歓迎!)
 日 時 1月19日(水) 11:00〜15:00(受付10時30分)
 場 所 日本ライトハウス盲人情報文化センター9階
 内 容 竹下八千代氏講演:障害受容過程に必要な出会いと語らい

●『点字毎日』 2005年2月6日号に掲載された記事を点字毎日様の了解を頂き転載いたします。

★「一人で背負わず悩み語り合おう」
  〜 JRPS女性たちが交流会 〜


 日本網膜色素変性症協会(JRPS)大阪支部女性部会「水仙の会」が1月19日、大阪市内で交流会を開いた。
 京都ライトハウス鳥井寮でグループワーカーを務める竹下八千代さん(全盲)を招いて、
初の講演会や、互いの背中を指先の腹の部分で軽くたたく「タッピングタッチ」体験なども行われ、
他の支部などからの参加者も含めて約70人が集まり交流を深めた。
 講演では、中途失明した竹下さんが、障害を受け止めようとする中で感じた思いや悩みを語り、
「多くの人と出会う中で障害を受け容れ幸せを願えるようになった。
もっと早く語り合える仲間がいたら」と、
同じ悩みや辛さを共に語り合える存在の大切さを強調した。

また講演後には、参加者が互いに普段感じている悩みや関心のあることなどを自由に語り合った。
参加者の中からは「障害は重くなっているが、交流会に参加することで気持ちが晴れ晴れとして楽しい」、
「これからは一人で背負い込まずお互いに助け合っていきたい」などの声も上がった。




★年忘れ交流会
日 時 12月4日(土) 10:30〜15:00(受付開始 10時)
場 所 大阪市立天王寺区民センター(TEL)06ー6771ー9981
  (道順)地下鉄谷町線「四天王寺前(夕日ケ丘)」下車、1号または2号
  出口から北へ約100m(改札口にボランティアを配置)。
内 容 (午前)患者・家族交流会
    (午後)上方落語を聞く会(桂 文太ほか) ミニコンサート
    (午前・午後)福祉機器展示会
協力金 会員300円 一般500円(付添い1名は無料)
 ※昼食は各自持参。


以下の写真付き記事が 大阪日日新聞 2004年12月5日朝刊に掲載されました。
大阪日日新聞様からホームページへの転載のご了解ををいただきました。


大阪日日新聞 2004年12月5日朝刊
[写真] 百人一首を題材にした落語「千早振る」を披露した桂文太さん

 落語や演奏を楽しむ 日本網膜色素変性症協会大阪支部
   患者ら160人交流  天王寺


 日本網膜色素変性症協会(JRPS)大阪支部(西田伸吾支部長)は4日、大阪市天王寺区の天王寺区民センターで年忘れ交流会を行った。
落語会やコンサート、病状の相談会などを通して患者や家族らは有意義な一日を過ごした。
 JRPSは治療法の確立と患者の自立を目指して1994年に設立。
治療法研究の助成や各地での医療相談会などを行うほか、
支部ごとに交流会などを催し、患者のQOL(生活の質)の向上を目指している。
 大阪支部はフルートなどの演奏会やピクニック、料理教室など多彩な企画で年に9回の交流会を開いている。
今回は関西の患者や家族ら約160人が集い、
桂文太さん、伊丹家羅飩さんの落語や、
会員で結成するハーモニカサークル「てとーと」のメンバーと声楽家の福岡夏絵さんの演奏などで楽しい時間を過ごした。
 網膜色素変性症は網膜に異常をきたす遺伝性、進行性の病気で、
1996年に厚生労働省に難病指定されている。





[料理講習会]電磁調理機の説明と料理実習
 日時 11月9日、11日の2回(各20名 計40名) 11:00〜13:30


●電磁調理器で料理実習
 JRPS大阪支部 Y.N.

 女性部会「水仙の会」では11月9日と11日の両日、関西電力の社会福祉貢献事業を活用して電磁調理器を使った料理講習会を行ないました(各回20名参加)。
 電磁調理器を使った料理は、私たち毎日台所にたつものにとっては大変関心の深いものでした。
同講習室では視覚障害者の受け入れは初めてとのことでしたが、実施に当たってはいろいろとご配慮いただきました。
「見えなくても毎日使い慣れた台所では スムーズに動くことができますが、初めての所では少し不自由です」
と、前もってお伝えしていましたので、かなりの部分の下ごしらえをしていただいていました。
また、調理器のスイッチなどには点字が貼ってありました。

講習は、
ビデオによる料理講習の紹介、
電磁調理器についての説明、
料理講師の先生による調理説明、
そして実習、試食でした。
当日のメニューの「シャケのあられあげ」、「サラダ」、「たたきごぼうと肉の炒め煮」、「かぶらの蒸し煮」
ともに大変おいしく、2時間30分の講習は楽しいうちにあっという間に終了しました。

電磁調理器は
 スイッチがダイヤル式で内臓型のもの、
 スイッチ型のもの、
 音声式のもの 
など、メーカーによっていろいろあるそうです。
残念ながら当日は音声式のものは設置されていませんでした。

「揚げ物」、「炒め物」、「焼き物」など、安全で操作もなんとかなりそう。
手入れも簡単。
安全性、機能性の面においてガスより優れ物かな。
購入を前向きに検討したいと言う人が多かったように思います。




[野外交流会](万博記念公園散策〜)
 日時 10月17日(日) 10:30〜15:00 (雨天決行)
 集合 午前10時30分、大阪モノレール「万博記念公園駅」改札口
 内容 公園内の散策とおしゃべり交流
 参加費 200円/人[入場料(身障者手帳)70円+保険料など] 
 持参品 弁当、飲み物、敷き物など各自自参


●秋の野外交流会(万博記念公園散策とおしゃべり交流)報告
 JRPS大阪支部 M.S.

さる10月17日(日)万博公園で野外交流会が会員36人、ボランティア・付添い人32人 計68人の参加で行われました。
当日は天気に恵まれて太陽の塔やバラ園・コスモスの丘などの散策を楽しみました。
昼食後は自己紹介をしたり歌をうたったりおしゃべりをして交流を深めました。
コスモスの丘はたくさんの人で歩きにくかったですが、コスモスが見事に咲いていて とてもすばらしい眺めでした。
青空とコスモスを背景にして集合写真を撮りました。
次回の交流会で再会することを約束して解散しました。





JRPS大阪支部第1回定期総会[医学講演会&コンサート]
日 時  6月27日(日)13:15〜16:00
会 場  堺市総合福祉会館6・7階ホール(500名収容)
        TEL.072ー222ー7500
        南海高野線「堺東駅」下車、徒歩6、7分
   堺市役所寄りの改札口に黄色の服を着たボランティアが待機。

〜プログラム〜

平成16年6月27日
JRPS大阪支部
「医学講演会&コンサート」プログラム

★第1部
 13:15〜13:30 開会あいさつ 来賓あいさつ
 13:30〜14:45 医学講演
  講師: (財)大阪バイオサイエンス研究所 発生生物学部門
         第4研究部長 古川貴久 先生
  演題: 網膜再生治療への期待 〜網膜視細胞の発生メカニズムの解明〜
 (14:45〜15:00 休憩)

★第2部
 15:00〜16:00 フルート&ピアノコンサート
  フルート演奏: 大阪シンフォニカー交響楽団ソロ主席奏者 末原諭宜 氏
  ピアノ伴奏:  武庫川女子大学非常勤講師 塚田まゆみ 氏
  ■演奏曲目■
    カール.フィリップ.エマニエル.バッハ  ハンブルグソナタ ト長調
    ドゥメルスマン  演奏会用ソロ第6番
    エルガー  愛の挨拶
    ビゼー  メヌエット(アルルの女より)
    クライスラー  シンコペーション
    宮城道雄  春の海
    日本のメロディ2、3曲
    ボルヌ  カルメン幻想曲
以 上
〜〜ここからはJRPS大阪支部会員のみ〜〜 (16:00〜16:10 休憩)
★第3部
 16:10〜17:00 JRPS大阪支部第1回定期総会




「拍手鳴り止まず」
大阪支部 S.Y.

「拍手鳴り止まず拍手を止められず」。会場はそんな興奮の坩堝(ルツホ゛)と化していました。
奏者は拍手が止むのを待って、アンコール曲「アヴェ・マリア」と「ふるさと」を演奏。
会場いっぱいの450人の聴衆は、時の過ぎ行くのも忘れて、うっとりとその音色に酔い痴れていました。
去る6月27日(日)に、堺市総合福祉会館で開催された「大阪支部第1回定期総会及び医学講演会&コンサート」で、
大阪シンフォニカー交響楽団の主席ソロフルート奏者・末原諭宜(ツク゛ヨシ)さんのフルート演奏と、
武庫川女子大学非常勤講師・塚田まゆみさんのピアノ伴奏が行われました。
二人は同大学で師弟関係にあったこともあり、演奏の呼吸はピッタリ。クラシックから日本のメロディまで13曲を演奏。
鳴り止まない拍手は、そのすばらしい演奏を満喫し感動に振るえる聴衆の心の表出でもあり、遠来のお客様をも堪能させるに充分なものでした。

ところで、コンサートの前に、
(財)大阪バイオサイエンス研究所の古川貴久先生による
「網膜再生治療への期待〜網膜視細胞の発生メカニズムの解明〜」と題する医学講演がありました。
昨年の11月17日に、NHKテレビ・ラジオでこのニュースが放道された時には、「
青天の霹靂(ヘキレキ)ラジオから聞こえ」という大きなショックを受けたものです。
講演内容はむずかしいものでしたが、私たちにとっては非常にうれしい基礎研究で、着実に研究が進んでいることを実感しました。
ご研究のさらなる発展を願ってやみません。
フルートとピアノの音色は、むずかしい講演で疲れて混乱した脳と耳をやさしく、やさしく愛撫してくれました。






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