まず知ることから始めよう! ロービジョンフォーラムin鳥取 開催報告
2月21(土)にANAクラウンプラザホテル米子で、「まず知ることから始めよう!ロービジョンフォーラムin鳥取2019」が開催されました。鳥取県では初めての記念すべき第1回目の開催となり、100名近く来場され、盛況に終えられたとのこと、本当によかったと思います。JRPS山陰からも矢野会長をはじめ島根県の会員さんや、島根ビジョンネットワークの方々も参加・応援にかけつけてくださり、とてもありがたく、うれしく思いました。
鳥取県の平井知事のあいさつから始まったのは、なにより知事が公約として力を入れていただいていることであり、全国1恵まれている鳥取県だということを実感しました。
講師の島袋さんは、1年前に松江で「ロービジョン研修会」のときにも講師を引き受けていただきました。あの時が講演デビューだったそうですが、あれから各地で講演を重ねられ1年前より堂々とお話をされていました。ロービジョンのことについては、自分の体験や経験をもとに詳しくお話をされて、鳥取県への応援の言葉もいただき感激しました。
後半のパネルディスカッションでは、ロービジョン者が安心して生活するためにというテーマで5名の方のお話がありました。ロービジョンの方を取り巻く内容で、それぞれの立場や専門分野でのお話は、参考になり、役立つ情報などもたくさんありました。関係者のみなさんには、ご支援ご協力をいただきたいと思いました。
全体を通して、当事者自らが見えない・見えにくいことなどをもっともっと発信してほしいということも、講師である島袋さんのお話にもありました。鳥取県内におられるロービジョンの方や、「とっとりああるぴぃカフェ」にご参加のみなさんでこのようなチャンスを生かして、ロービジョン当事者の生活の困難さや、困っていることなどを発信できるような機会にしていただければと思います。
今後もJRPS山陰では、鳥取県にお住いのみなさんの生活が少しでもよくなるように微力ながら応援、協力させてもらいたいと思っています。鳥取県のみなさん、一緒に頑張りましょう!!
参加者からの感想
島根県在住の女性 当事者
鳥取のフォーラムでは、大変お世話になりました。フォーラムに参加してよかったと思っています。それは、
1、島袋さんのお話が具体的でわかりやすかったこと
2、島袋さんが私と同じ教育現場に身を置いておられること
3、自分の困り感を発信していくことの大切さに改めて気づいたこと
4、ロービジョンの機器を実際に体験できたこと
5、島根県のロービジョンについての研修会が進んでいることもわかり、幸せな環境
にいるということが分かったことなどです。
見えにくさや見え方が人それぞれだということも分かっていたつもりでしたが、フォーラムに参加して話を聞いたり、参加された方々の様子を見たりしながら考えました。フォーラムで矢野さんと奥美和子さんに出会えたこともうれしかったです。
実は、フォーラムのころは通知票を作成する時期でした。フォーラムに行こうか、休日出勤をして仕事をしようかと当日の朝まで迷っていました。すると夫が、「行ってみればいいじゃん、仕事なんかは何とかなるし、なんとかするでしょ」と、背中を押してくれました。行ってみて、その時にしか聞けないお話を聞くことができて、本当によかったと思っています。これからも研修会などに参加をしたいと思います。
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講師の島袋さんがお話をしています。 -
鳥取県の浜田県議が、講師の島袋さんにお礼の花束を贈呈しています。