松江北消防署に見学に行って来ました!

〜[盲導犬長年日記]より〜

9月3日(木)にお父さんのお仲間たち11人と盲導犬2頭で松江北消防署に見学に行きました。消防署に到着するとぼくたちは、5階の研修室みたいなお部屋にとおされました。そこで、色々な事を教えてもらいました。
ぼくたちが到着する時にサイレンを鳴らして出動した消防車がありましたがこの見学会の担当の女子隊員はその消防車で救助に出かけてしまったそうです。代わりの人がお話をしてくれました。

まず、松江消防署の隊員は、北署、南署など合わせて264人だそうです。担当は、消防隊・救急隊・救助隊と他に事務の人と分かれているそうです。
消防署では入署するとまずは全員が消防士から始まるそうです。何年か勤務してそれぞれの隊に配属されるとの事です。
みんな知っていると思いますが、消防署は365日24時間勤務です。消防署員のうち80人は12時間勤務して朝8時30分で交代するそうです。
消防署には社員食堂はありません。月に4000円の食費を出し合って新入隊員がご飯作りの担当をするのだそうです。月の終わりころにはお金が無くなり寂しいおかずになるそうです。

ここからが真面目なお話です。
松江館内では一番多い火災鯨飲はみなさんは何だと思いますか?
1位は野火です。ここのへんでいう「くよし」です。草を焼却する時に風などで思わぬ所へ飛び火するのだそうです。全国的には不審火が一番多いそうですよ。
それから、子供のライターでの火遊びや料理中の天ぷら火災と続きます。たばこの不始末は思ったより上位にはありませんでした。
また、夏に雨が降らない日が続くと山火事がおおくなり火災件数が多くなるそうです。
ちなみに去年の火災での統計上の件数は43件だったそうです。統計をとりはじめてから一番多かったのは123件だったそうです。この43件は多いと感じますか?
サイレンの音はもっと多く聞くと思いますが消防車は「カーン カーン」と鐘を鳴らして急行するそうです。良く聞いているとウーウーだけの時が多いようです。

次に1階の隊員が宿泊(仮眠室)、消防隊員の着る消防服を見せてもらいました。
ベッドの数ですが、常時仮眠する隊員は約20人ですが、35台のベッドがあるそうです。尚、女子隊員は個室だそうです。
ベッド数に余裕があるのは、何か重大な災害時の為に余裕があるのだそうです。

それから出動する時に着る服に触らせてもらいました。思ったより重いです。
これを服の上から着るのです。
ヘルメットと上着と長靴を合わせると10sはありそうです。それに酸素ボンベなどを背負うとすっごく重いそうです。

お隣にある大きなガレージには消防車やらハシゴ車やら救急車やら沢山おいてありました。
ハシゴ車は最大にのばすと30mになるそうです。
少し前から出動していた見学会の担当の女子隊員の人が帰ってきました。
松江消防署には女子の隊員は5人いるそうです。だれかが女子隊員の体(腕)を触らせてもらったら筋肉隆々だったそうです。すごいなあ。

最後にハシゴ車をガレージから出してもらいその前で記念写真を撮りました。
ちょっとオフレコの話ですが、「消防署内で、喫煙室はありますか?」と質問したところ、外からは見えないところにあるそうです。消防隊員は割と喫煙者が多いのだそうですよ。
案内していただいた隊員のみなさまに全員でお礼をいって消防署見学は終わりました。

長靴はちょっと臭かったかなあ。
最後にハシゴ車をガレージから出してもらい参加者で記念写真をとりました。
これがその時の写真です。
今回も良い体験をしました。

はしご車前での記念写真

このページの先頭へ