JRPS和歌山 SSKA RP

和歌山県網膜色素変性症協会
(JRPS和歌山)


あぁるぴぃ和歌山県だより


NO.25            No選択へ戻る           トップページへ

SSKA あぁるぴぃ
和歌山県だより NO.25


    JRPS 和歌山県だよりbQ5号


1971年8月7日 第3種郵便物認可(毎月6回 1の日・6の日発行)
2017年2月23日発行 SSKA増刊通巻 第9215号



■目 次■


1. 和歌山県協会の行事予定

3ページ

2.近畿地区各府県の行事予定

4〜5ページ

3.ヘルプマークの交付 (和歌山県障害福祉課)

6〜7ページ

4. わたくしたちのニュース

8〜11ページ

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪



アメリカ大統領就任時の高齢ランキングトップ3をご紹介!

第3位『 第9代 ウィリアム・ハリソン(68歳) 』
第2位『 第40代 ロナルド・レーガン(69歳) 』
第1位『 第45代 ドナルド・トランプ(70歳) 』

こちらは、アメリカ大統領就任時の高齢ランキング。今年1月20日、アメリカには政治経験も軍人経験もなく、過去最高齢の大統領が誕生することになりました。




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 1. 和歌山県の行事予定

★交流サロン「ヒロシの小部屋」
3月5日
 10時〜正午
和歌山市ふれ愛センター 3階 会議室1
 ※JR和歌山駅から手引きを必要とされる場合は、事前にご連絡ください。

問合せ:山本 070-5046-1399

★野外交流会
 2017年4月2日(日)
 行先 和歌山城
 集合 公園前バス停(南西角) 10時30分
 解散 15時 花見後カラオケ予定
 持物 敷物、お弁当、飲み物、お菓子、おつまみ等
 申込 児玉 090−3859−2323
     草場 090−4038−6922

★第14回定期総会&医療講演会
 2017年5月27日(土)
 場所 県民交流プラザ「ビッグ愛」9階 会議室A 

《午後の医療講演会講師紹介》

株式会社 Studio Gift Hands 
代表取締役 三宅 琢先生
医学博士、日本眼科学会専門医、日本医師会認定産業医、産業衛生先攻医、メンタルヘルス法務主任者、ヘルスケアコンサルタント、ios アクセシビリティコンサルタント

★アイフェスタ2017Summer in 和歌山
 2017年7月30日(日)
 時間 11時〜15時30分(予定)
 場所 和歌山市ふれ愛センター 3F研修室1 他


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 2. 近畿地区各府県行事予定


滋賀県

★救急救命体験と交流会                         
日時 3月5日(日)10時〜15時(受付9時半〜)
場所 彦根市 東地区公民館(JR彦根駅 西口より徒歩5分)
内容 10時〜 救急救命講習 AEDの使い方等(彦根消防署)
12時〜 昼食
13時〜 交流会(日頃の悩みなど話し合いましょう)
14時〜 白杖の使い方講習 基本編
15時 解散
持ち物 昼食(注文も受け付けます)
申込み 2月26日(日)まで
藤本 080-1507-0663 楠居 tyhtk.familys@gaia.eonet.ne.jp

京都府
★RP洛楽サロン[3月12日(日)13時半〜16時]            
場所 京都ライトハウス 地下1階 研修室1,2(千本北大路南西)
内容 京都市政 出前トーク「障害者差別解消法を知って、日常生活の質の向上に役立てましょう」

★春の京都を楽しむ会
(予告)[4月7日(金)午後]            
「観光ガイドさんとまわる、桜咲く平安神宮」
詳しくは、『あぁるぴぃ127号』でお知らせします。
問合せ 大菅 090-7348-3414 Eメール:jrps-kyoto@jnics.jp

奈良県
★万葉の会 〜善意バスで行く日帰りツアー(雨天決行)          
日時 3月15日(水)9時半〜16時
場所 六甲山上美術館(さわるみゅーじあむ)六甲オルゴールミュージアム
集合 9時半 JR奈良駅 西口周辺、9時40分 近鉄奈良駅 周辺
解散場所も同様(詳細は後日連絡)
参加費 会員1人で参加4,000円(付添・ヘルパーと2人で参加の場合7,000円)※昼食代・各館入場料込み。飲み物代は各自負担
持ち物 障害者手帳、歩きやすい服装、靴、 飲み物
申込み・問合せ 岡村 090-8481-5333 Eメール:yksa@m5.kcn.ne.jp
申込み 3月5日(日)まで。定員45人になり次第締め切り

大阪府
★地区交流会[無料、見学歓迎、他地区からもOK]13時〜15時半     
■南河内地区 3月25日(土)大阪狭山市文化会館(さやかホール)
南海高野線・大阪狭山市駅 徒歩5分 申込み 谷口 090-3943-4191

★「RP・文芸館」 朗読会3月18日(土)10時半〜12時 無料      

★交流サロン「RP・みんなの部屋」
毎月第3土曜日2月18日、3月18日 13時〜16時
無料、入退室自由、見学歓迎、相談コーナーや各制度から趣味まで豊富な話題、フリータイム等。共に 日本ライトハウス情報文化センター 4階 会議室 四ツ橋線・肥後橋駅A 出口前 /京阪電車・御堂筋線・淀屋橋駅C出口 徒歩 約10分
 問合せ 事務局・松本 090-7343-8980 Eメール:osakajrps@yahoo. co.jp URL http://www.jrps.org/osaka/local/

兵庫県
★春のコンサート♪ 〜みんなの学芸会〜                 
※出場者募集!! エントリー締切り 3月10日(金)
日時:4月23日(日)12時半〜16時 予定
場所:東部在宅障害者福祉センター 2F 多目的室(JR灘駅 南隣接)
申込み 伊藤 080-2446-8068 Eメール:jrpshyogo@gmail.com



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3.ヘルプマークの交付 (和歌山県障害福祉課)

 外見からはわかりづらい障害等のある人が周囲に援助や配慮を必要としていることを知らせることができる「ヘルプマーク」を交付します。

●交付対象者
義足を使用している方、内部障害や難病の方など、
援助や配慮を必要としている方

●取得方法
和歌山県庁福祉保健部障害福祉課及び各振興局健康福祉部保健福祉課 にて、随時交付します。(和歌山市障害者支援課及び保健対策課でも交付しています。)
「ヘルプマーク申込書」への必要事項の記入が必要です。
費用は無料ですが、お1人1個の交付とさせていただきます。
(次ページにヘルプマーク申請書様式載せています。ご活用下さい。)

●ヘルプマークをみかけたら・・・・       
電車・バスの中では、席をお譲りください。
外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けたりなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られストレスを受けることがあります。
駅や商業施設等では、見守る、声をかけるなどの配慮をお願いします。
交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。
災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。
視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由者等の自力での迅速な避難が困難な方がいます。



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4.わたくしたちのニュース

■朝日新聞 2017年1月11日3時10分

iPS視細胞移植、失明マウスが光に反応 ヒト応用へ
 iPS細胞から作った視細胞を失明したマウスの目に移植し、実際に光を感じさせることに理化学研究所の万代道子・副プロジェクトリーダーらが成功した。失明につながる難病の治療を目指し、2年以内に臨床研究を申請する計画だ。
 米科学誌ステムセルリポーツに11日発表する。光は網膜の中の視細胞が感じ取り、脳につながる神経に信号を送る。視細胞は、信号を脳に伝える神経の層と、これらの活動を支える色素上皮細胞の層に挟まれ、体内で新たに作られないため、病気で壊れると視力を失う。
 グループは、理研の笹井芳樹氏(故人)らが開発した、網膜を試験管内で作り出す技術を応用し、マウスのiPS細胞から未熟な状態の視細胞を作製。視細胞を失ったマウスに移植すると、目の中で成熟して正常な視細胞のようになることを突き止めていた。
 今回、移植から1カ月以上たったマウスの目から網膜を取り出して調べると、視細胞が移植先の神経とつながり、光をあてると信号が流れることを確認。マウスの行動テストでも、約4割が光に反応することがわかった。
 グループは次の段階として、ヒトのiPS細胞から作った視細胞の効果や安全性を動物で確認できれば、遺伝が原因で視細胞が壊れる網膜色素変性の患者で臨床研究を始める。
万代さんは「移植がうまくいけば、病気の進行を遅らせたり、視力を部分的に回復させたりできる可能性がある」と話す。
網膜色素変性は国内に約3万人の患者がいるとみられる。根治治療がなく、カメラで得た情報で神経を刺激する人工網膜や遺伝子治療が試みられている。
 理研では、色素上皮が傷ついて物が見えづらくなる加齢黄斑変性の患者にiPS細胞から作った色素上皮を移植する臨床研究に着手し、2014年に世界初の手術に成功している。(阿部彰芳)

■LifePro医療ニュース 2016年12月15日

埋込み型薬剤徐放デバイスで網膜色素変性症の網膜を長期保護−東北大

点眼だけでは有効濃度の薬剤が網膜へ到達しにくいという課題の克服へ東北大学は12月13日、網膜色素変性症動物モデル(変異型ロドプシン遺伝子P347Lトランスジェニックウサギ)に対する薬剤(ウノプロストン)徐放デバイスの網膜保護効果を報告したと発表した。
この研究は、同大大学院医学系研究科 細胞治療分野の阿部俊明教授らの研究グループによるもの。同研究成果は、「Investigative Ophthalmology & Visual Science」(電子版)に12月1日付けで掲載されている。
 網膜色素変性症は夜盲と視野狭窄を主症状とする遺伝性の網膜疾患で、長い年月を経て中心視力も徐々に障害され、場合によっては失明に至る。確立された治療法はなく、日本では特定疾患に指定されている。
近年、緑内障の治療薬であるウノプロストンが視細胞を直接的に保護することで、網膜の錐体細胞の変性を抑制する可能性があると報告されていた。しかし、点眼による治療は、患者の治療への理解と積極的な意思に依存するうえ、点眼のみでは有効な濃度の薬剤が網膜へ到達しにくいという課題があった。
 そこで研究グループは、ウノプロストンを徐々に放出する徐放化デバイスを作成し、後眼部の強膜上に留置して、錐体細胞が集まっている網膜の中心部(黄斑部局所)に薬物を送る方法を検討。
徐放デバイスは、CAD-CAMを利用した3Dプリンターで光硬化性樹脂を3次元成型して作成したという。デバイスは、リザーバー、薬物、徐放膜から構成され、徐放膜には分子量の異なる2種類の光硬化性樹脂を混合して、ウノプロストンが徐々に放出されるよう工夫したという。
 網膜色素変性症のモデル動物であるトランスジェニックウサギの強膜上にウノプロストン徐放デバイスを留置し、網膜電図、光干渉断層計を4週間おきに40週間評価した結果、埋植後32週間まで、視細胞の変性がプラセボデバイスおよび未処置群と比較して有意に抑制されていた。
また、眼内のウノプロストン量を測定装置(LC/MS/MS)で定量した結果、眼内にウノプロストンが持続的に検出されたという。
 以上の結果から、ウノプロストン徐放デバイスは32週間の長期にわたって網膜変性から視細胞を保護することが示唆された。
同研究グループは、網膜色素変性症の効果的な治療法開発に向けて、来年度から治験が始まる予定としている。(横山香織)

■岩手日報

視力低下や失明の原因となる難病・網膜色素変性症の遺伝子治療を研究する岩手大理工学部の冨田浩史教授(神経科学)らの研究グループは、失明したラットに視覚回復効果のある2種類の遺伝子を投与したところ、互いの視覚再建機能を損なわずどちらも機能するという研究成果を英国の科学系学術誌電子版(23日付)で発表した。
各国で発見される多様な治療法が共存し、働きを補完し合う可能性を示している。

冨田教授らは自身のグループが開発した光の三原色(青、緑、赤)全てに反応する遺伝子と青色のみに反応する遺伝子を失明したラットの網膜細胞に注射。光受容の働きを阻害し合ったり青色だけに反応することが想定されたが、実験の結果、全ての光を認識したという。
米国では青色を認識する遺伝子を使った臨床実験が始まっている。今回の研究は、すでに青色の遺伝子を導入した人に後から別の色の遺伝子を導入しても、それぞれの遺伝子が正常に作用する可能性が高いことを明らかにした。
国内では人工多能性幹細胞(iPS細胞)を網膜の視細胞に変化させ、失明したマウスに局所的に移植すると光を感じるようになったとの結果が得られている。
冨田教授らの治療法は網膜全体に作用することから、将来的には患者の容体によって治療法を選べるようになることも見込まれる。

■再生医療を取り巻く最新状況〜再生医療の現場から〜網膜再生の現状と未来〜周辺産業への期待
理化学研究所多細胞システム形成研究センター(CDB)
網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー 橋政代氏

医療は今後「予防医療」と「再生医療」という二つの大きな潮流に分かれていくと考えられている。10年前に発明されたiPS細胞は、近い将来に再生医療を担うと期待しているが、未だに世界的に多くの研究者たちが「危険ではないか?」と捉えているような段階にある。
そうした中で10周年という節目に、一例ではあるが成功事例を話せることを嬉しく思う。
私たちは2014年9月に、全世界に先駆け、患者本人のiPS細胞由来網膜色素上皮(iPS-RPE)細胞の移植を行った。対象疾患は「滲出型加齢黄斑変性」だ。
これは薬物による既存治療法はあるが、何度も再発を繰り返す。また色素上皮には腫瘍リスクがほとんどないこともあり、対象に選んだ。
術後2年が経過しているが、症状の進行は止まっており、免疫拒絶や腫瘍形成などの副作用もない。患者の視力自体はあまり上がっていないが、過去の既存治療ではずっと低下していたので満足度のスコアも上がっており、今後に期待している。
1例目の臨床研究は「安全性の確認」が最大の目的であり、その意味では目的を果たせたと考えている。
研究は今後、他家RPE移植、すなわち「他人の細胞を用いた移植」へ移行する計画だ
。少数の症例しか治療できない自家移植に対し、他家移植は多数の症例のための移植細胞を用意できる。
あらかじめ品質を確認した細胞を多くの患者に使えるため、自家移植に比べ費用や時間を減らすことができる。
今回の移植には京都大学で準備された特殊な白血球の型(HLA)を持つiPS細胞を用いる。
HLAの型が合う患者に移植すれば、網膜細胞では免疫抑制剤を使わずとも拒絶反応が抑制されるという研究結果も出ており、来年にもスタートさせる予定だ。ぜひ成功させて、iPS細胞を多くの人に使える治療に使っていきたい。
私は20年以上前から幹細胞を研究し、これを治療に役立てたいと考えてきた。
当初は幹細胞を深く知る研究者が少なく「絶対に無理だ」という意見が大半だった。
しかし、たとえば白内障の治療の歴史を振り返ると、30年前には白内障手術は「非常に危険」な手術であったものが、その後の機器や手術法の発達で急速に普及し、現在では安全な治療法として広く認められている。
再生医療も必ずそうなると信じている。今はそれほど高い治療効果は期待できなくても、20年後にはきっと有効な治療法になる。そうなるには多様な疾患の状態を対象にした研究が必要だ。
それを全部治験でやれば長い時間がかかるが、臨床研究ならずっと早く進めることができる。
再生医療は非常に幅広い分野に関わっており、実用化には細胞や遺伝子の研究だけでなく、CPF(CellProcessingFacility)、細胞製造体制、シート加工、細胞の保存・輸送といった周辺技術の整備も必須条件だ。アカデミアだけでは無理で、企業と一緒でなければできない。
最終的には、市場とビジネスが分かっていないとできない研究だと考えている。今後も産業界と協働しながら、再生医療の実用化を一歩ずつ着実に進めていきたい。





★編集後記★


 これからも医学・科学技術の進展に伴い、ますますさまざまな医療情報が、JRPSに寄せられてきますが、その中で、自分たちで考えながら、何ができるのかを考えていきたいと思います。
行動なくして明日は変わりません!
自分自身のこととして、前を向いて、明るく元気に活動をしてまいりましょう。

      記: 山本 浩
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 発行人:障害者団体定期刊行物協会
  〒157−0814
   東京都世田谷区砧6−26−21
 編 集: JRPS和歌山
    〒640−8269
    和歌山市小松原通2丁目1番地の1 1002号
    携帯電話  070−5046−1399
    E-mail:  wakayama.jrps@gmail.com
     URL  http://www.jrps.org/wakayama/

     定価 100円



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