京都大学眼科学教室 池田華子先生からの治験のご案内

京都大学にて準備を進めてまいりました、分岐鎖アミノ酸製剤(内服薬)の色素変性症患者さまを対象とした医師主導治験(視野進行抑制効果を一年半で検討)が2018年冬から開始できる見通しとなりました。
本治験には、その前に一年間、自然経過観察を受けていただき、基準を満たした患者様にご参加いただくことができます。
その自然観察研究への参加を、今月3月(-4月)で締め切る予定です。
今までは、治験の見通しが立たなかったため、特にご遠方で、自然観察研究へのご参加をためらっておられた患者様も多かったのではないかと愚考いたします。
もし、自然観察研究へのご参加希望の患者様がおられましたら、是非とも、早急に、(主治医の先生をお通しいただき)私どもにご連絡いただけましたら幸いです。
詳細は、京大眼科のHP
http://www.ophthalmol.kuhp.kyoto-u.ac.jp/page_clinical_study_of_retinitis_pigmentosa_patient.html
に記載されていますが、自然観察研究へご参加いただくためにも基準を満たす必要があります。
大まかには
・ハンフリー(10-2)の視野検査でMD値が-5から-20dB
・期間中サプリメントを含む内服を中止できる方
です。
通院は、経過観察の一年は大まかに
初回4日(視野検査2種類2回、散瞳検査、網膜断層検査)
4か月後(視野検査1種)
8か月後(視野検査1種)
12か月後(視野検査2種類、網膜断層検査)
となります。交通費などの補助はありません。診察は通常の保険診療となります。
治験(試験治療)には、自然観察研究にて、視野の悪化が確認された方にご参加いただくため、自然観察研究にご参加いただいても、治験に参加いただけないこともあります。
治験での通院は
初回2回
1か月後
3か月後
6か月後
9か月後
12か月後
15か月後
18か月後(2回)
の予定です。治験時には、治験への参加に際しての謝金がわずかばかりお支払いできると思いますが、その他診察は、保険診療になります。
京都大学眼科学教室  池田華子

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