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巻頭言
●アッシャー症候群治療法確立のために
阿部 直之
薄日差す冬真っ只中の1月19日に、静岡県浜松市にある浜松医科大学へ行ってきました。自身の病気の調査および、治療法確立に向けての研究に協力するためです。昨年の「世界網膜の日in静岡」では、岩崎先生、中西先生を迎えて相談コーナーを設けましたが、その席でアッシャー症候群という病気の解析をしたいという先生方の熱意に絆され、また自分が協力することでこの病気の治療法確立に向けてほんのすこしでもきっかけとなるのであればという思いで、血液を提供いたしました。そして、自身の病気の更なる解明に向けて1月19日には父も一緒に帯同し、調査して頂きました。調査の結果がすぐに治療法の確立に結びつくとは限りませんので、気の長くなるような戦いになると思いますが、私は自分の病気が治ることよりも、これから生まれてくる子孫たちが、もし不幸にもこの病気を抱えてしまったら・・・そうなっても病気が治る、あるいは進行を止めると言えるような世の中になっていればいいな・・・そんな思いをいつも持ってアイヤ会の活動を続けていますし、今回の調査にも協力いたしました。実はこの会報の中で、岩崎先生、中西先生のご依頼を掲載しています。それをお読みいただき、みなさんからもご協力したいという方がおられましたら大変嬉しく思います。
よろしくお願いいたします。
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