★定期総会
5月23日のアイフェスタと同時開催した定期総会の報告を前号でしなければなら
なかったのですが、忘れていました。大過なく終了し、提出した議案はすべて変更な
く承認されました。決議内容は支部だより29号を参照ください。改定後の支部会則
については希望者に送付することにしますので、ご請求ください。
★バーベキュー大会
今回のバーベキュー大会は、ボランティアの鈴木様ご夫妻に企画していただき、準
備などですっかりお世話になりました。ありがとうございました。
その鈴木様から感想をお寄せいただきました。
●今日はありがとうございました
バーベキューについては、最初、食中りや火傷の不安があって心配しておりました
が、太田さんなどは「昔取った杵柄で火をつけてみるよ」といって、さっさと炭熾し
をして頂いて、私たちの出る幕は、まったくありませんでした。(太田注:実は小出
さんのご主人のバーナーで熾していただいたのです)。
患者さんとボランティアのサイトが別れてしまって、気が付いたときには、食事も
あらかた終わっていたようで、後片付けも含めて家内と「なにもボランティアらしい
ことができなかったね」と後で苦笑したほど、皆さんてきぱきとなさっていました
ね。
食事の方は、差入れが思いのほかたくさんあって、お肉がかなり余ってしまいまし
た。どちらかというと、お肉より、海鮮類や野菜の方が人気があったようですね。次
回の参考にしたいと思います。
また、日陰をつくってあげようと思って、タープセットを用意していたのですが、
ペグと張り綱で立てるタイプなので、張り綱が危険という判断で、設置をあきらめま
した。考慮の足りなかったことを反省しています。
どのサイトも、皆さん生き生きとなさっていて、ビールや食事が美味しかったと
言って頂いて、私どももとても喜んでいます。
今回、買出しに行っていて牛タンを食べそこなってしまい、ナスを牛タンと言って
やけ食いしていた江澤さんに、次回はぜひ、たっぷり本物の牛タンをご馳走して上げ
たいと思います。皆さん、本当にお疲れ様でした。
●暑かった
家からバス、電車を5回ほど乗り継いでの到着でした。稲毛近辺での行事は初参加
だったのですが、海浜公園に着いてみると、この場所は20年ぐらい前に、子供を連
れて何度も来た所だったのです。
まだ見えていたので海で泳いだり浜辺を駆け回って遊んだ記憶が、走馬燈のように
よみがえり、海の色、砂の色、あたりの景色が鮮明にうかんできました。
砂に足がとられて体が沈むたび、この砂の感触「そうそう、こんな感じ」と一人つ
ぶやきながら、想い出にひたっていました。心地よい潮風にふかれながら、砂浜の休
憩所で休んでいると、下準備のお手伝いをしてくださいと声がかかり、バーベキュー
場まで移動です。
そこからバーベキュー場までは、道路をはさんですぐです。下準備のお手伝いもほ
とんど出来なくて心苦しかったのですが、火のそばに連れて行ってもらいました。
石のベンチは、腰をおろすやいなやお尻がバーベキューになりそうなほど熱く、目
の前からは炭がパチパチ、音をたてもえさかって熱風がきます。そして頭上からは惜
しみもなく太陽が降り注ぎます。
私たちは太田さんが焼き方をしてくれて、それはそれは手際がよく、さざえ、焼き
鳥、牛タン、焼きそばが次から次に、お皿の上にのせられて、冷たいビールを飲みな
がら食べまくりました。お腹いっぱいでもう食べられなあいと言いつつも、まだトウ
モロコシにかぶりついてしまいました。
私たちの班6人の焼き方をしてくださいました太田さん、汗だくだくで頑張って下
さいましてほんとうにお疲れさまでした。
自然の中でみんなで食べた楽しい想い出を心の中にしっかりと刻んでおきたいと思
います。
素晴らしい企画をありがとうございました。皆様に感謝しております。
●たくさんいただきました
参加人数は、女性15名、男性7名の合計22名で、3班に分かれて、男性陣が炎
天下で焼いてくれた、焼き鳥、サザエ、鯨のたれ、牛タン、焼肉、ホッケの燻製、茄
子、南瓜、焼きそばなど、とてもおいしかったです。その他、とうもろこし、きゅう
り、トマトなどもいただき、お腹一杯になりました。もちろん、飲み物も。暑い日の
ビールは、格別でしたね。
お腹一杯になったあとは、道路一本を渡り、稲毛の浜で潮風に吹かれたり、波打ち
際まで行き、海水に手を浸したりしました。沖には、たくさんのヨットが浮かび、大
型の貨物船も停泊していました。
今回の企画をしていただいた、鈴木さんをはじめ、下準備、おいしい食べ物を差し
入れしていただいた皆さま、ありがとうございました。
★第1回JRPS関東地区リーダー研修会の報告
「メンタルヘルス講習」
●ストレスを和らげる方法として、
@ 休養・睡眠
Aリラクセーション(ストレッチング、呼吸法、音楽、香り、入浴)
Bレクリエーション
が有効だということであり、音楽に関しては具体的に何曲か紹介がありました。気持
ちが沈んでいるときに、元気づけのつもりで元気な曲を聴くのは逆効果だそうです。
何かにつけストレスを感じることの多い我われにとって、レクリエーションはストレ
スを和らげる大切な手段の一つです。毎年数回実施しているレクリエーション行事に
はできるだけ多くの人が参加すべきだと思っています。
●傾聴の基本的態度として、
@ 先入観を持たない
A早合点しない
Bせっかちに結論を出さない
C途中で口をはさまない
等々、言われてみれば当然のことばかりですが、本人の性格もあり、できているよう
でできていないのが現実の姿だと思います。とは言うものの、意識していればできそ
うなポイントを一つ挙げれば「話した内容のキーポイントや感情を繰り返す(相手
に、わかったことを伝える)」ことではないかと思います。
次に「視覚障害者のパソコン活用アシスト」ですが、具体的にはマウスを使わない
パソコン操作法です。私は障害者補助画面でマウスを使ってなんとか操作していま
す。Windows key、 Alt key、 Tab key などを使ったこの操作法は、全く未知の世界
のものでした。限られた時間の中で、全てを学ぶことはできませんでしたが、貴重な
きっかけを得ることができました。これから毎日コツコツとこの操作法を身につけて
いこうと決意しているところです。
★8月・ミニ交流会に参加して
私には、JRPSの集いに参加するたびに、他の会合にはない安らぎの雰囲気が伝
わります。それぞれが、お互いを思いやる心遣いがあるからに相違ありません。
自己紹介に続いて、栃木でのリーダー研修の報告がありました。失敗談を折りまぜ
て、佐藤さんの絶妙の話術で、明るい笑いが絶えません。その中で、〈メンタル・へ
ルス講習〉における、“相手を勇気付ける上手な聞き方”は、大変参考になるもので
した。
次いで、ボランティアの女子大生Aさんの卒論資料作りのお手伝い。「視覚障害者
とパソコンについて」と題するアンケート調査。それぞれに設問を読むボランティア
の声が、交差して室内が賑わいます。まだ視力があった現職中、一本指で、キーボー
ドを叩いていた私は、金輪際こんなものに触るものかと決心したものの、文字から完
全に見放された私は、3年前(パソコン・ボランティアの太田さんの指導を仰ぎなが
ら)おずおずと再びキーボードに向かいました。今、パソコンは私の生活に活力を与
えてくれます。視覚障害者には、必需品と想います。
そして暫し休憩…。おもいおもいに、話が弾み更に、一段と室内は華やぎます。
休憩後、初めて参加されたお二人の会員から要望、感想等がありました。“網膜色
素変性症”の宣告を受けたばかりの大学生Kさんが、彼と家族の苦悩を、途切れ途切
れに声を振り絞るように語り始めると、多くの会員が同じ体験を味わっているだけ
に、一瞬、室内は静まり返る。気を取り戻したように、励ましの声が彼に向けられま
した。
こうして、小出支部長の舵取りの宜しきを得て、午後4時過ぎ、散会となったもの
の、とても長さを感じさせない交流会でした。この会の主旨、「どなたにも気軽に来
ていただいて、自由に話し合ってもらう場」にふさわしい楽しく有意義なひと時を過
ごせました。
より多くの情報を得るためにも、又勇気を頂く為にもまだ一度もJRPSの集いに
参加した経験の無い方、是非、一度来てみてください。明日に向かって生きる力が湧
いてくるかもしれません。
《 K君、頑張れ!》
私は、この“頑張れ”と言う言葉はみだりに使いたくありません。けれど同じ立場
であれば、君も耳を傾けてくれると想います。
痛いほど君の胸中は察せられる。悲しむな、と言うのは無理なこと。けれど、いつ
までも君が立ち直らなければ、ご家族の嘆きは更につのるばかりです。
K君、私の経験から、これだけは言える。取り返しのつかない人生などないのだ!
この世の中、頑張っていさえすれば、何とかなるのだ! 人生、何度でもやり直し
がきく!
少し時間はかかるかも知れないが、今ある自分を受け止めてしまおう。それから、
君の出来ることを懸命にやるのです。情報のアンテナを張り巡らす事も大切な一つで
す。意外に、障害者福祉は進歩している。しかし黙っていては行政は歩み寄っては来
ない。自分から働きかけなくては前に進みません。その意味で【JRPS】は大きな
力になる筈です。交流会に出席した方は勿論、君を知る沢山の人々が、たくましく歩
きだす君を待っている。
頑張れ! K君!