あぁるぴぃ千葉県支部だより38号


■活動報告■

★ダブルレインボー音楽祭に参加して

千葉市 SN
 JRPSに入会して日が浅く、みなさんとはやくお話がしたくて、思い切って参加 させていただきました。
 障害が進むとともに本を読むこと、絵を描くこと、景色を楽しむことから少しずつ 遠ざかっていきました。人からなかなか理解されにくいという孤独感もありました。 その中で音楽を聴いたり歌を歌う楽しみを知り、いっしょに歌う仲間ができました。 その方たちのサポートのおかげで今でもいっしょに歌えるということに大変感謝して います。
 今回は追加公演ということで2回目になるのですが、結構緊張していたのですが、 軽快なSIさんの司会に助けられてだいぶ安心して歌うことができました。他の演奏 されたみなさんの心しみる音色とそれをつつむ会場のみなさんの空気、何とも言えな い一体感を覚えました。心いやされるひとときでした。
 また、小出さんをはじめ会員の皆様、支援者の方々、この音楽祭を通してお会いで きたこと、お話できたこと、とてもうれしく思いました。企画してくださった伊藤さ ん、その他運営に協力された方々、本当にありがとうございました。


★第2回ダブルレインボー音楽祭追加公演の感想

千葉市 鈴木匡明・美樹
 私たち夫婦はコンサートや観劇が好きで時々出かけていくのですが、今回ダブルレ インボー音楽祭の追加公演があるということで、楽しみにしていました。
 こじんまりとしたライブハウスの中は、見慣れたJRPSの面々が数多く見られる ものの、参加者の皆さんは何時になく緊張気味で、張り詰めたオーラを発していま す。司会のSIさんの巧みなリードで音楽祭が始まると、いきなり観客の私たちも 「合唱」という形で音楽祭の出演者にされてしまいました。
 プロ並みの演奏や歌唱力を披露される方、「ちょっと冒険しちゃったなぁ」とか、 楽器のトラブルでおろおろしたりとか、いろいろありましたが、見えない中で、譜面 を暗譜したり、拡大したりしながらの演奏で、その真剣さはひしひしと聞き手に伝 わってきます。練習も相当積んできたんでしょう。和やかな中にも、ぴりりとした緊 張感があって、素敵な時間が過ぎていきました。
 「いつか、私たちもあそこで何か披露できたらいいなぁ」とそんな気にさせられる音 楽祭だったということが、何よりだったと思います。
 帰りのクルマの中で、健常者の私たちのほうが無駄に生きているような気がして、 皆さんに負けないように私たちもがんばらないと、また皆さんから元気を貰ってし まったね、などとふたりで話しをしながら帰りました。
 本当に楽しい時間を過ごすことができました。この音楽祭が末永く続くことを願っ ています。
 「100回記念公演は、東京ドームで!」なんていいんじゃないですか。


★ダブルレインボー音楽祭を聴きに行きました (^0^)/

柏市 大朝 悦子
 9月4日第2回ダブルレインボー音楽祭を聴きに美浜区にあるライブハウスJIN に行ってきました。
 このダブルレインボー音楽祭を発案された伊藤勲さんがデジタルホーンのYMさん と名曲をギターデュオをしたり、SUさんがピアノ伴奏はもちろんの事、ヴァイオリ ンも演奏され、SNさんはあの細い体から出してるとは思えないほどの声量豊かな声 で歌い、江澤正広さんは伝統芸能の上原祭ばやしを横笛で軽やかに吹かれました。
 そして、とても緊張されながらも美しい声で歌われたHYさん、江戸情緒豊かな藤 沢周平の世界をしっとりとしたお声で朗読されたATさん、画面いっぱいのひまわり 畑を思い起こさせるピアノ演奏をされた小出支部長、そういうすばらしいみなさんの 演奏に負けず劣らず、なめらかな口調で司会をされたSIさん。
 本当にみなさん多才で、SUさんのご主人ではありませんが、ほらしかふけない無 芸大食の大朝としてはただただ感動して、とても幸せな時間を過ごす事ができ、超 ラッキーでした。ありがとうございました。
 ところで、あなたはこんなにすばらしい音楽祭を聴きに行けなくて、とても残念 だったわぁ〜と思っていませんか? ひょっとしたら大勢いらっしゃるかもしれませ んが、ご心配なく。ダブルレインボー音楽祭はJRPS千葉県支部の年間行事に組み 込まれますので、必ず第3回が近々開催されると思いますので、お待ちくださいませ !


★第2回ダブルレインボー音楽祭に感激!

市原市 広瀬 富美子
 8月に行われた第2回ダブルレインボー音楽祭を聴きたく、申し込んだのですが、 大変な人気で一杯になり、9月に追加公演を開くことになったので、9月に変更して ほしいと言われ、1カ月間楽しみに待っていました。
 会場のライブハウスに着くと、岩宮正人さんの奥様が「広瀬さんこちらです」とや さしく声を掛けて下さり、特等席に案内していただきました。最初は暗闇に戸惑いま したが、壁に飾られた車のナンバープレート、戸棚にはたくさんのボトル・珈琲カッ プが並べてあり、夜はカクテルを飲みながら生の演奏を聴く、まさに大人の雰囲気と 言う感じのお店でした。
 演奏会はSUさんの弾くピアノ伴奏に、SIさんが私達視覚障害者に対してきめ細 かい配慮で、店内の配置説明から始まりました。
 この演奏会を企画してくださった伊藤さんは、結婚して一年目から二十年に渡る透 析生活、その間手がしびれてギターが弾けなかったそうです。そして腎移植をされ、 今はご夫婦で、年末恒例の第九合唱にも参加され人生を楽しんでいるお姿に、何時も 勇気を頂いています。伊藤さんのギター演奏はとっても情感がこもっていて、ギター をいとおしそうに弾かれるお姿に、お人柄がにじみ出ているように思います。
 伊藤さんのお友達YMさんのデジタルホーンの音色は、どこか懐かしいとってもや さしい音色でした。
 コーラスグループ:ミルフィーユのSFさんのピアノ伴奏で、SNさんの独唱は、 趣味の域を超えた素晴らしい歌声でした。
 副支部長江澤さんの、「上原祭ばやし」の横笛演奏は、江戸時代から続く祭囃子だ そうで、保存会を作って練習に励んでいるそうです。今度はお仲間の方と、太鼓も一 緒に演奏してほしいです。
 ATさんの朗読は、情景や登場人物が目に浮かび、小説の世界に引き込まれそうでし た。これからも朗読ボランティアよろしくお願いいたします。
 SUさんは、ピアノ、ヴァイオリンと、とても多才で大活躍でした。本当にご苦労 様でした。何曲聴かせて頂いたのかしら・・・
 HYさんは、第一回ダブルレインボー演奏会でも、素晴らしい歌声を聞かせていた だきました。SUさんと同じ合唱団に所属して、レクイエム(鎮魂歌)を、原語で覚 えたその熱心でひたむきさに感心しています。
 支部長小出さんの「ひまわり」には、とっても感動しました。映画のワンシーン で、何処までも続くひまわりを汽車の窓から見ているソフィア・ローレンの姿が思い 出され、帰宅してからもその余韻に浸っていました。
 来年の第3回ダブルレインボー音楽祭、今から予約しておきたいです。
 企画していただいた皆様、素晴らしい演奏、歌声を聞かせていただいた皆様、本当 にありがとうございました。


★関東地区リーダー研修会

千葉市 岩宮 正人
 10月1日(土)、2日(日)の2日にわたって埼玉支部の主催で関東地区リー ダー研修会か開催されました。千葉県支部からは広瀬さんと岩宮が参加しました。
 1日の午後埼玉県民健康センターの大ホールでの医療講演会は350名余の来場者 が関東各地から来られ、満席でした。一部では獨協大学越谷病院眼科視能訓練師の杉 谷邦子先生の「受診者に育てられるロービジョン外来」という演題で越谷病院のロー ビジョン外来の実際について種々のケースについてお話をいただきました。二部では 2004年度研究助成受賞者の埼玉医科大学眼科の森圭介助教授がアメリカでの学会 からの帰り成田から直接会場に来られ、「網膜色素変性症治療の現在と未来」という 演題で網膜色素変性症の種々のケースについてと将来の治療方法となる可能性のある PEDFとアデノウィルスベクターによる神経保護効果の作用についてヴィデオプロ ジェクターによる現在の研究の成果についてお話いただきました。その後会場の人か ら多くの質問があり、来場者の期待の高さが感じられました。
 会場をときわ会館に場所を移して森先生と杉谷先生もご参加いただいて各支部の リーダー研修会参加者が夕食懇親会を開き各支部のことや講演会のことなどを話が弾 みました。
 2日はときわ会館の会議室で埼玉県警浦和警察署の生活安全課の方が視覚障害者の 防犯について、また日本生命保険相野互会社の方が損害保険の地震保険、交通傷害保 険についてお話いただきました。会場の中からは生命保険の一級障害についての質問 も出ました。次回はこのことについて話してもらいたいとの要望が出ました。
 次回の主催支部は東京支部と神奈川支部が話し合ってどちらかに決める。後日の話 では東京支部に決まり、次々回は神奈川支部とする。
 来年の全国大会への参加を皆さんにお願いしました。


★椎茸狩りに参加して

千葉市 KH
 「見渡す限りの緑の大地、見上げれば真っ青な空に、ぽっかり浮かぶ白い雲.さわ やかなそよ風をほほに受け、私は真っ赤な苺をそっと摘み取った」。
 もう20年以上前のことですが、私は初めて行く「苺狩り」にこのようなロマン ティックなイメージを持っていました。ところが、その当日到着した場所は、緑の苺 畑とは程遠いビニールハウス。入り口でコンデンスミルクのはいった小さなカップを 渡され、「制限時間30分です」と告げられました。私の夢は無残にも打ち砕かれ、 それから先は制限時間内に、どれだけ多くの苺を食べられるか真剣勝負でした。それ 以来、「○○狩り」というものに対し、妙に消極的になっていました。
 今回、何故か「椎茸」と「炭火バーベキュー」の文字にそそられて、久しぶりに参 加しました。当日はあいにくの雨模様で少し肌寒いくらいでしたが、椎茸狩りはハウ スの中だし、バーベキューも屋外とはいえ屋根つきだったので、しっかり楽しめまし た。ハウスの中では、みんな自分の好みの大きさと形の椎茸を慎重に選び、摘み取っ ていました。少し小さめの椎茸を摘み取って、そのまま口に入れました。しこしこと した歯ざわりと、口の中に広がる椎茸のほのかな香りは絶品でした。「今度来るとき は、わさび醤油を持ってこよう」などと冗談を言いながら、楽しい時を過ごしまし た。
 新鮮な椎茸やお野菜を炭火で焼いたバーベキューは、とてもおいしかったですよ。 炭の香りと優しい暖かさに、子供の頃を思い出しました。あっ、といっても、私の子 供の頃に炭を使った生活をしていたわけではありません。バーベキューでは、やまび この方や視力のある会員の方々に、大変お世話になりました。皆さん、大汗をかきな がらビール片手に大奮闘してくださいました。
 フルタイムで仕事をしている私は、あまりJRPSの行事に参加できませんが、久 しぶりに会員の皆さんと楽しい時間を過ごさせていただきました。幹事の皆さん、ボ ランティアで参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。


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