あぁるぴぃJRPSちば会報101号


■ 活動報告
★QOL向上のための講習会「同行援護について」のご報告
担当 土屋 圭子
その日(2月13日)は、春本番を思わせる暖かさで、コートもいらないほどの陽射しが降りそそいいでいました。
渡辺会長からのご挨拶は、皆さまの日ごろの心がけが良かったからという言葉から始まり、「講師の高梨先生を知らない人は、千葉県の視覚障害者にあらずと言われるほど、視覚障害者の福祉に関しては、千葉県でこの方をおいてほかにない」というご紹介がありました。
打ち合わせのときの、あくまでも障害者からの目線で、どんな質問にも率直にお答えいただき、歯に衣着せぬ言葉には、心打たれました。これは、役得ですね。ぜひ、次回は会員の方から、JRPSの活動に参加することに手を挙げていただきたいと思います。
私はといえば、お名前は存じ上げていたのですが、講演を聞くのは初めてのことでした。
その内容は、知らないことがたくさんあって、とてもためになったと同時に、ジョークをまじえながらのお話は、時のたつのを忘れるほどでした。
満員の31名の参加者をお迎えすることができたうえ、帰宅後、お礼のメールを頂戴したときには、やってよかったと、心から思った次第です。
ご参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
 なお、この講習会は、赤い羽根共同募金の助成をうけて開催されました。

★同行援護講習会に参加して
 浦安市 浜田 順子
私が、ヘルパーさんの助けを借りるようになって、もう5年になります。ちょうどガイドヘルプの制度が、移動支援から同行援護に変わり、ゴタゴタしたので、今一度見直してみようと参加しました。
会長の渡辺さんの元気な明るい声で挨拶があった後、高梨先生より同行援護事業における福祉サービスの内容、利用する手続きの流れ、上手な利用法、よくある質問等が経験談を交えながら資料に沿って詳しく説明されました。
 話の中で、今まで疑問だったこと、それは、ヘルパーさんの身体の一部分「肘とか肩」に触れて歩くことは、身体介護有りか無しかどちらだろうと思っていましたが、説明されて身体介護無しとはっきりしました。
 この件については、当初はっきりせずもめたこともあり、未だに、介護無しだと思われる人が介護有りとなっているので、自分も含め見直してみようと思います。
よくある質問の中からでは、交通費や入場料は利用者がだす。食事代はそれぞれがだすことが基本だけれど、ときによって話し合いで。また、病院内での付き添いは、代読代筆の必要性もあるのでよいとのこと。また、ヘルパーさんの車に乗ることはできるが、ヘルパーの報酬にはならない。そして、家での代読代筆はできず、どこか違う場所に移動したならばよいとのことでした。
 今まで、市町村がやっていた移動支援が国の一律の制度として、視覚障害者独自の同行援護となり、代読代筆、視覚における状況説明等が加わり、すでに5年になりますが、まだ、ヘルパーの資格取得が追いつかず、また、市町村や事業所の事情もあり、足並みが揃うのは、もう少し先のように思われました。
 同行援護の資格を取るには、かなりの費用と時間がかかるので、その辺がネックとなり、まだ資格を持つヘルパーさんが少なく、事業所によってはなかなか手配してもらえない所もあるので、事業所は複数兼ねていてもよいようです。
 また、ヘルパーさんからも貴重な話があり、参考になりました。
 利用者とヘルパーさんとは人間対人間なので、お互いにルールやマナーを守り、利用者としては主体性を持ちつつ、あまりわがままにならず、気持ちよい付き合いをするよう心がけることが大事と思いました。
 今回、参加したおかげで、同行援護の詳しい内容、現状がわかりとても勉強になりました。
 前もって、土屋さんの方から、メールで資料を送っていただいていたので、内容がわかり大変助かりました。
 担当役員の皆さま、とてもためになる企画を、どうもありがとうございました。

★本部会報誌発送作業お手伝いに参加しました
市原市 鈴木 てい子
3月26日(土)本部会報誌発送作業のお手伝いに、ちばから、ボランティアさんを含め6名で参加しました。9時半過ぎ到着。既にテーブルには、準備が整っていました。
作業は順調にはかどり、11時過ぎに終了。途中、「シューアイス」を差し入れてくれた方の挨拶。初めて参加された方のご紹介。K氏による岩手大学の富田先生の研究成果の情報提供。目の周りを軽くマッサージする「気のパワー」で、視力を回復された体験談が、雑誌に掲載されているなどの、お話しがありました。その後、「楽しかったこと」がテーマで、マイクが回ってきました。また、最後に試作品(誘導案内情報が組み込まれた点字ブロックとセンサー付き白杖)の体験をされている方もおりました。
ランチは、今回も「カレーナン」に。ランチセットのコーヒーでゆっくりしてから、「飛鳥山公園(八代将軍徳川吉宗がサクラを植えたのが始まり)」にお花見に行きました。
大森駅から、京浜東北線で約30分「王子駅」で下車。改札(公園口)から、左手すぐそばに入口があり、階段を上ると、車座になって楽しんでいる声が聞こえています。今まで曇っていた空に日が差してきました。まだ、あまり咲いていないようですが、このお日さまでほころんでくれたようです。手を伸ばしたら桜に触れることができました。目の前を新幹線が走っています。反対側には、都電が通る音が聞こえてきました。子どもたちのはしゃぐ声が微笑ましく感じます。園内には、機関車「D51」や、路面電車が展示されています。散策して、喉の渇きを感じたころ、ちょうどそこに、乳酸菌飲料の試飲を勧められました。「あぁおいしい!」と声に出すと、「よかったらもっとどうぞ」とたくさんいただき、おみやげにしました。
朝は、ひんやりした空気でしたが、陽ざしとともに穏やかな散策日和になり、とても楽しい気分になりました。誘導していただいた山崎さん、お手伝いにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。また、お疲れさまでした。



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