あぁるぴぃJRPSちば会報114号
■ 活動報告
★本部会報発送作業(3月24日)と東京散策のご報告
市原市 鈴木 てい子
3月24日(土)本部発送作業のお手伝いにJRPSちばから、ボランティアさんを含め6名で参加しました。
6時半過ぎまで降っていた雨が上がり、朝日が濡れた路面を走る車の影を反射させています。大森駅近くの公園に、元気な子どもの声が戻っていました。
いつもより少し早く本部に到着しました。テーブルには、作業の準備が整っているのですぐ取りかかりました。つぎつぎと、神奈川、埼玉、東京の方が集まり、参加者は事務局を含め18名です。
お手伝いの方が少ないのではと思い、前日に400部を事務局で済ませておいてくれたとのことで、11時に終了しました。それぞれの近況報告を聞きながら、お茶とお菓子をごちそうになりました。
11時半過ぎ解散になり、今回もセルフのうどんで揚げ物を選び、薬味は、下ろししょうがをのせて、ボリュームたっぷりで満腹です。その後、すぐ帰る方とは品川で別れ、私たち4人は「新宿御苑」に向かいました。
大木戸門では、所持品検査があり行列に並びます。次に、入場券売り場に並びましたが、手帳提示で無料でした。御苑内は広く、あの行列の人たちはどこに行ったのでしょう。静かでゆったりと散策ができます。ひざの下まで下がっている桜の枝もあり、触れさせてもらうことができました。遊歩道を歩いて行くと、お花の香りがしてきたので「何のお花かしら?」のつぶやきに、そばにいたペアの方が「ストック」と応えてくれ、一瞬の一体感がとてもうれしく「アッ、ありがとう」と言っていました。
次に、矢印に沿って日本庭園に。樹木の間を進みますと、そこには「旧御凉亭」(きゅうごりょうてい)があります。旧御凉亭は「昭和天皇が皇太子であったときに、その御成婚記念に台湾在住の日本人が贈ったものですので、中国建築の建物となっています」と記されておりました。池の中に建てられた、そこに立つと、日本庭園が一望できるようです。
帰りは、千駄ヶ谷門に出て、JR千駄ヶ谷駅から総武線に乗り、錦糸町で快速に乗り換え帰宅しました。歩数は、1万3千歩、スニーカーで良かったと思いました。
ご協力いただきました方、お疲れさまでした。誘導していただいた山崎さん、ボランティアさん、ありがとうございました。
★ミニミニ交流サロンのご報告
◆「千葉サロン」4月のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
4月13日(金)、男性2名、女性5名、ヘルパーさん2名の計9名が集まりました。
二人の男性のうち、お一人は会員でいらっしゃるけれど、ミニミニ交流サロンに初めて参加してくださったとのこと。またお一人の方は、障害者手帳申請にかかわったお医者さまがJRPSを紹介してくださり、ミニミニ交流サロンに参加されたとのことでしたので、自己紹介を兼ねて、目の状態やご家族とのかかわりなど、お二人のそくせきを伺いました。
お話を聞くうちに、お二人が同じ町内に住んでおられることがわかり、偶然のご縁にまた話が盛り上がりました。他の参加者の方からもいろいろな役立つ話も出て、情報交換とともに、元気な笑い声の交流会にもなったようです。
4月22日に行われる「アイフェスタ」や、6月2日に行われる「ダブルレインボー音楽会」に来ていただいて、会の皆さまの元気を感じていただきたいと思いました。
その後は、お弁当をいただきながら談話して解散となりました。
さてここで、ひとつお知らせをさせていただきます。
5月、6月の「ミニミニ交流サロン・千葉」の終了後、編み物が得意でいらっしゃる稲葉さまにお願いし「アクリルたわし」の講習会を行うことになりました。詳しくは、また改めてお知らせしますが、ここでは日程、時間だけをお伝えしておきますので、ご興味のある方、どうぞご参加ください。
■5月11日(金)
ミニミニ交流サロン・千葉 10時〜13時30分
「アクリルたわし」講習会 13時30分〜15時
■6月8日(金)
ミニミニ交流サロン・千葉 10時〜13時30分
「アクリルたわし」講習会 13時30分〜15時
※問合わせ 大野 電話:090−7014−2241
◆「南柏サロン」4月のご報告
南柏サロン担当 中野 美保
4月14日(土)の参加者は、当事者10名、ガイドさん2名の計12名でした。3月のパレット柏での福祉機器展と交流会がきっかけで、このサロンに初めて参加してくださった方がいました。
今回もたくさんの話題がありました。白杖の訓練を終えられた方の「やはり白杖は大切だと実感した」という言葉は、皆さんの心に響いたようでした。ちょうど白杖を初めて使って都内まで「大冒険」をした方の体験談もあり、その勇気と感想に共感の拍手が沸き起こりました。
また、特定疾患や障害年金、補装具の申請など、役所に提出する書類の準備や窓口でのやりとりについて、視覚障害者が短期間にあちこちに出かけて書類を揃え、間違いのないように記入するだけでも大変な事であり、やっと役所にたどり着いてもそこで邪見に扱われると、たいへん傷つくという話は、多かれ少なかれ皆さん体験したことがあるのではと思いました。
明るい話題としては、ドコモ主催の写真を3Dに加工するイベントに参加した方たちが、お孫さんの写真を触って確認できたことに、たいへん感激しておられました。また、趣味の俳句を披露してくださった方もおりました。
ところで、いつもサロンのあと希望者は、近くのお店でビールと餃子の二次会をしているそうです。今回はいつもより30分早く連れ立って行かれたので、残った女性だけでのんびりとおしゃべりを楽しみました。
このような自由で気楽な集まりですので、参加を迷っている方はぜひ一度いらしてみてください。
★カラオケde交流会4月のご報告
担当 細川 嘉之
◆第100回カラオケde交流会のご報告
4月20日はお天気も良く、男性6名、女性5名(内ガイドさん3名とボランティアさん1名)の、トータル11名の参加者が集まりました。
参加者が多いとたいへん盛り上がり、時間の経過も早く、アッという間に3時間は過ぎ去りお互いの再会を約しました。男性(柏市)のOさんは、来月も参加の意向であり結構な事だと思います。
★第16回アイフェスタinちばのご報告
担当 奥山 淳
「第16回アイフェスタinちば」を4月22日(日)、千葉市ハーモニープラザにて、千葉県、千葉市、千葉県眼科医会、社会福祉法人千葉県視覚障害者福祉協会のご後援のもとに開催いたしました。
今年は、企業と団体を併せて33の出展と約300名の方々にご来場をいただきましてありがとうございます。4月としては暑い予報でしたがそれほど高温にはいたらず、好天に恵まれて、会場では「去年より賑わっています」との声も多く聞かれました。
そして、今回も前日の準備から当日の運営、後片付けまで、延べ80名のボランティアの皆さまのご協力をいただきました。このボランティアの皆さまの存在なくしては、アイフェスタは開催できません。心より感謝申し上げます。
今回、出展企業様のご協力により、受付けで配布した会場触図も好評でした。入口を入ってすぐのJRPSのブースでは、もうまく募金にご寄附いただいた方への手作りのプレゼントに、ペットボトルカバーやアクリルたわしが並べられ、59,000円もの募金が集まりました。募金していただいた皆さまに感謝申し上げます。
千葉県視覚障害者福祉協会のブースでは、昨年来「折り紙体験」が行われ、多くの方がテーブルを取り囲み熱心に取り組まれていました。千葉市視覚障害者協会のブースには51名が来られ、一部の人からは点字を学びたいという方がいたそうです。
各企業のブースでも、急速に進化する視覚障害者用読書器や眼鏡、電子デバイス、白杖などが展示され「聞いて、見て、触って、試して、相談して」と熱いやり取りがされていました。特に、昨年試作発表されて話題の「OTON GLASS(カメラ内臓型のメガネで、撮影した文章を音声にして読み上げることができるデバイス)」や「暗所視支援メガネ HOYA MW10」は、テレビで紹介されたこともあり、人気を集めていました。新しいクッション性のある点字ブロックや、特定の場所や通路の誘導の音声案内が聞ける最新技術にも、試してみる人が多かったようです。この展示会場の様子は、読売新聞社千葉支局の取材がありました。
2階では、倒れてもこぼれない醤油さしなど便利クッズやしゃべる家電、iPad・iPhone、パソコンの体験ができるIT相談コーナーや、別室の美容相談コーナーは、たいへん込み合い整理券を配布していました。交流サロンとマッサージ、聴力測定も順番待ちができていました。もろもろ相談コーナーは年金の相談のほかに、白杖のワンポイントレッスンも設けられ利用された方が多く、予約をお願いしていました。それでもタイミングが合わず、あきらめた方もいたようです。
サウンドテーブルテニスにも25名が参加され、ヨガ体験教室も寝そべって体を伸ばす人たちで盛況でした。
「アイフェスタinちば」は、千葉県での視覚障害者のための総合イベントとして、さまざまな情報源や交流の場として16回目となりました。来場者も、毎回参加される方や今年初めての方も多く、一定のご期待に添えるようになってきたともみられます。出展企業様もビジネスとして成り立つには、多くの来場者が必要です。技術進歩が速い昨今では、研究、試作段階の評価や改良の意見なども重要な出展者ニーズですし、単に展示会だけでなく、来場者どうしの交流や相談事やちょっとした仲間づくりなども重要な来場者ニーズです。
これからも、皆さまのお力を少しずつおかりしながら「アイフェスタinちば」が総合的な交流の場として、さらに発展させていただければ幸いです。関係していただいた皆さま、そしてご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
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