あぁるぴぃJRPSちば会報118号


■ 活動報告
★本部会報発送作業お手伝いに初めて参加しました
千葉市 川野 義一

 11月24日(土)本部発送作業お手伝いに初めて参加してきました。千葉駅でヘルパーさんと落ち合い出発。大森駅で千葉の皆さんと合流し本部へ。お正月の箱根駅伝で大学生が駆け抜けて行く第一京浜国道を渡り、品川水族館入口を通り過ぎ、銀杏の葉が色づいている話を聞きながら本部に到着しました。
 部屋に入って最初に感じたことは、お手伝いに来られた皆さまの話声のパワーでした。千葉と異なって男性が多いのだとも感じました。神奈川県、東京都と千葉県からのお手伝いの方がいらっしゃったようです。
 私は、千葉の人たちと同じテーブルに着き作業の開始です。封筒と会報が目の前に積まれていて、高さが30センチくらいはあったでしょうか、会報がすでに冊子になっていることと封筒の山に改めてビックリ! さすが本部だなぁと思いました。二人一組で作業をするのですが、私の受け持ちは封筒に会報を入れ、封筒についているテープを取り封をすることでした。隣の人が住所のシールを貼ってくださいました。
 途中から東京の方が二人の間に入って、私の封を閉じる作業を受け持っていただきました。いろんな話をしながら楽しく作業を進めていきました。封筒が高く積まれていて腕を少し挙げた状態で作業をしていたからでしょうか、少し肩が重くなっていたところで5分程度休憩をして作業を続けました。最後の封筒に会報を入れたところで目の前に何も無くなっていて、数を合わせていた訳ではないでしょうから、同時に無くなったことに密かに感動を覚えました(笑)
 いつもより人数が多かったようで、少し早く作業が終わったとのことです。その後皆さまの近況と、今年の総括などを順次話していきました。常に感じている事は、JRPSの皆さまが明るく前向きだということです。そのような前向きさが落ち込みがちになる私のエネルギー源になっています。
 最後に、保険会社からのカレンダーをいただき本部をあとにしました。千葉の皆さんと昼食をともにして、東京タワーで開催されているイベントに立ち寄り、新橋駅から電車に乗って東京を離れました。思わず東京観光もできて、とても有意義で楽しい一日でした。

★2019年新年会のご報告
担当 川野 義一

 1月13日(日)3連休の真ん中にも関わらず、会員24人、非会員4人、ガイドさん6人、ボランティアさん2人の合計36人の大勢の方々が参加してくださいました。少し前の天気予報では南岸低気圧の影響により、雪の情報もあり心配をしていましたが、当日は寒いものの朝からスッキリと晴れ上がって気持ちのよい日和になりました。11時30分頃に京成津田沼駅に集合し、久しぶりに再会する方もいて、その場で早くも盛り上がる様子でした。会場に入り会費を払ってから皆さま思い思いの席に着かれました。
 12時に新年会は渡辺会長のご挨拶から始まりました。年始のご挨拶のあと、今年の参加者は36人で新しい方も多く参加していただき、JRPSちばとして新年のスタートはこれ以上ないのではないかと喜んでおります。われわれを取り巻く状況としては、RP研究の情報、臨床試験の計画がぞくぞく上がってきており、AIやICTの進歩によってすばらしい機器も出てきております。今年の亥年は、われわれの状況の空も明るさを増していくのではないかと思っており、その年の初めを皆さまと一緒にお祝いができることを嬉しく思っております。その後、3月10日に急遽決まった館山での交流会が催されることや、今後のイベントの話をされました。
 乾杯の音頭は中込さんで、いつもおっしゃっている「私は声が大きいので選ばれました」のあと、今年はご家族がお亡くなりになった方がいらっしゃるので、乾杯ではなく皆さまで献杯をしました。
 次に店の女将さんから、お料理の献立とお皿の置いてある場所の説明をしていただきました。お刺身、エビの姿焼き、かに、酢の物、サザエ、マリネ、大根おろしと明太子、魚の甘酢かけ・・・など。美味しい料理をいただきながらしばしの間、ご歓談のあと1時頃から参加者全員が順次、近況報告とご挨拶をしていきました。いつものことながら皆さま明るくて良いですね。
 カラオケタイムは2時頃から始まりました。マイク開きは、ダブルレインボー音楽会でもお馴染みのアーティストTさんです。曲はペギー葉山さんが歌っていた「学生時代」で、皆さまも口ずさんでいたので合唱をしているように聞こえました。その他多くの方がご自慢の喉を披露されました。
 最後に江澤副会長のご挨拶と一本締め「ヨー・ポン!」で、2019年の新年会のお開きとなりました。参加されました皆さまありがとうございました。

★平成最後のJRPSちば新年会に参加して
松戸市 山崎 秀明

 去年は雨曇りでしたが、今年は天気も良く暖かい日の1月13日(日曜日)に、京成津田沼駅前の昨年と同じ居酒屋「たか丸」で行われました。集合時刻の15分前に駅に到着して、10人ほどの集団を見つけて合流しお店に団体で向かいました。店内は、エレベーターで上がった3Fで少々暗い感じです。 
 入り口で参加費をお支払し、人数はトータル36名でした。新年会を担当していただいた川野さんの司会により、渡辺会長の年始挨拶、中込さんの献杯で新年会が始まりました。 席には、お料理がたくさん並んで、ほぼ海産物でした。エビやカニ、サザエのつぼ焼き、お刺身、海鮮酢の物、ぶりの煮物、カキフライなど七品ほどでした。
 一年ぶりの再会や初めての方などとお話しつつ、今年の抱負の順番が回ってきました。自分は、ホームページや写真などについて向上したいことをお伝えしました。カラオケも始まり、盛り上げようと思って一曲歌わせていただきましたが、盛り下げてしまいすみません。JRPSちばの新年会は、三時間でも短くもう終わりなのかといつも感じます。
 今年も行事がこれからたくさんあります。同じ病気の方と一緒の交流は、とても楽しいです。まだ、行事などに参加していない方がいらっしゃいましたら、気軽に参加してみてください。
 新年会担当の皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。皆さま、今年も宜しくお願いいたします。

★ヨガ交流会のご報告
担当 小出 佳子
 1月17日、千葉市ハーモニープラザ内フィットネスルームに総勢20名が集まりました。BGMの流れる中、横山インストラクターの指導のもと、ボランティアさんのサポートを受けながら和やかに開催されました。
 今回は硬くなっている肩甲骨周りや、首筋の呼吸関連の筋肉の緊張をとる「つるのポーズ」、腹筋、脚力の強化、シェイプアップの効果が期待される「英雄のポーズ」などが紹介され体験しました。最後にはみんなで声を出し「笑いヨガ」。姿勢を正し合掌、散会となりました。
 次回は7月開催予定。どなたでも参加自由、奮ってご参加ください。
 なお、ヨガ交流会は千葉市社会福祉協議会ボランティア基金の助成を受けており、参加費は無料となっております。

★ミニミニ交流サロンのご報告
◆「南柏サロン」12月のご報告
南柏サロン担当 中野 美保
 12月8日の参加者は、当事者8名、ボランティアさん1名の計9名でした。今月はサロンの後に忘年会を予定していたので、1時間半ぐらいの短い時間になりましたが、たくさんの話題で賑やかな集まりとなりました。
 まず、この日の朝に駅でガイドを申し出てくださった方から「白杖SOSサイン」の話が出たという話題で、そこから「幸せの黄色いたすき」の話にも広がりました。どちらも、視覚障害者が助けを求めている時のサインとして、少しずつ広まってきています。
 ほかには、見えにくさが進んで障害者手帳を5級から3級に変更された方、毎年この時期にEテレで放送がある「全国盲学校弁論大会」を楽しみにされている方、本部発送作業に参加された方のお話などがありました。信号の話から、色が見えにくくなっていく時に、何色が見えにくいかという話になり、白と黒のコントラストは最後まで見えやすいというお話がありました。
 また「家の中で家族が半開きにしたドアにぶつかる」という話には、皆さん「あるある」と大笑い。その流れで、体の片方ばかりぶつけるようになると、そちらのほうの視野が狭くなっているという経験談があり、これには皆さん「なるほど」と納得されていました。
 あっという間の交流サロンでしたが、いつものように楽しく情報交換をすることができ、この後は全員で柏での忘年会に向かいました。
今年、南柏サロンに参加してくださった皆さま、ありがとうございました。来年からも毎月第2土曜日、サロンは継続していきますので、初めての方もどうぞ気楽にご参加ください。お待ちしています。

◆「南柏サロン」1月のご報告
 1月12日の参加者は、当事者8名、ガイドさん2名の計10名でした。
 2019年最初の交流サロンということで、近況報告に加えて皆さんの今年の目標、抱負を語っていただきました。「怪我をしないように気をつけたい」「家に閉じこもらず、できるだけ外に出るように心がける」「スマートフォンを使えるようになりたい」「趣味のラジオ番組をもっと楽しみたい」「ダイエット!」「英会話を学びたい」など、共感あり、笑いありの楽しい話題となりました。
 また、先月のサロンで「幸せの黄色いたすき」の話をされた方が、今回、実物を持参してくださったのでそれを全員で触ってみることができました。昨年、インターネットで寄付を募り、数百本の試作品ができたそうで、今回、持参してくださった方は「トライアングル西千葉」で入手されたそうです。
 その他には、同行援護について、現在、利用されている方たちやガイドさんご本人から、未経験の人たちの質問に具体的に答えていただき、制度や手続き、さまざまな利用の方法などたいへん参考になりました。いつものように、視覚障害に関する話題から時事問題まで、あちこち脱線しつつ賑やかな会となりました。
 参加を迷っている方も、今年はぜひ遊びにいらしてみてください。寒く暗い気持ちが、少しだけ温かく明るい気持ちになれると思います。

【幸せの黄色いたすきとは】
 神奈川県の発明家の女性が、視覚障害者の鉄道での事故を防ぐために考案されたもので、黄色のたすきに黒の太い筆文字で「声かけ 2〜3分、サポートお願い」と書いてあります。駅などで、サポートが必要な時はそれを肩や首にかけます。白杖を見ても「声をかけたほうが良いのかどうかわからない」と迷っている方もこれで躊躇なく声をかけてくださいます。たすきを使わない時は小さくたたんでバッグやポケットにしまえます。「幸せの黄色いたすき」に関する詳しい記事はこちらになります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180611/k10011472141000.html

◆「千葉サロン」12月のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
 12月28日(金)冷たい風の中、男性1名、女性5名、ヘルパーさん2名、ボランティアさん2名の計10名が集まりました。自己紹介の後、会長から『目の病気で視野障害 交通事故リスクに 北海道で因果関係認める判決』という記事の紹介がありました。
 この内容は『事故は2015年8月の昼、旭川市内の交差点で発生。信号待ちをしていた男性の乗用車が青信号で発進した直後、右方向から自転車で横断歩道を渡ってきた女性(当時59歳)をはねた。女性は頭などを打ち死亡。男性は自動車運転処罰法違反(過失運転致死)罪で罰金の略式命令を受けた(飲酒運転に匹敵する重過失)。
 女性の遺族は提訴し、男性が網膜色素変性症で視野の9割以上を失い、病気の自覚があったことから、高度な注意義務があるとして損害賠償を求めた。旭川地裁は判決で、男性は運転が困難であることを認識していたと指摘。視野障害と事故の因果関係を認め「酒酔い運転に匹敵する重過失があった」とした。被告側は判決を不服として控訴した』というものです。
 この話題から車ではないですが、私たち視覚障害者の外出時で起きたトラブルの話になりました。視野が狭くなっていることから、急に横切った人に気づかずぶつかって怪我を負わせてしまったり、視野に入らなかった小さなお子さんを蹴ってしまい怪我をさせてしまったというようなことです。その時に白杖を持っていなかった場合、こちらに責任があるとして、トラブルになる事が多いとのことです。障害者にとって、白杖は私たちを危険から守ってくれるものでもあり、また道で会う人にこちらが視覚障害者であることを知らしめて、このような事故やトラブルを防ぐためにも、大事なものであることをつくづく感じさせられます。  
 その後、先月も参加してくださった方から「4か月前に受けた手術後、日に日に視力が衰え見えなくなっていく不安と、以前できていたことができなくなってしまった無力感で精神的に不安定で、1か月前のように皆さんの助言をいただけたらと、今日まいりました」という少しせっぱつまった発言がありました。
 それに対して、「今まできちっとやってきたから少しは甘えていいのでは」、「一日一つできることをして、達成感を感じてみるのは」、「何か楽しみを見つけるのは」、「あまりあせらず、時間をかけて徐々に生活のペースを作っていけばいいのでは」などの言葉がかけられました。
 そのうちに励ましていた皆さんの口からも、「今でも昔の友人に会った後は気持ちが落ち込むときもある」とか「共通の趣味の話ができなくなって取り残された気分になる」など正直な気持ちも漏れ始めました。そうですよね、誰にも気分の浮き沈みはありますね。 そんなとき、あるかたは自分の一番の楽しみを用意しておいたり、自分に「しょうがないわ」と声をかけるそうです。その折り合いの付け方がとてもすてきだなと感じました。お弁当の時間の頃には、皆さん和やかにおしゃべりを楽しんでいらっしゃいました。
 私事ですが、好きな歌の中に『愛燦燦』があります。「わずかばかりの運の悪さを恨んだりして」というところになると泣きそうになるのですが、最後まで聴き終るとなんだかほっとして気持ちが温かくなるんです。なぜか昨日はこの歌のような日だったなと思い出しながら口ずさんでいました。
 今年もたくさんの方とおしゃべりし、有意義な一年を過ごせました。来年もまたたくさんの方とお会いできること楽しみにしております。

◆「千葉サロン」1月のご報告と「福祉機器相談会」のご報告
 1月25日(金)、男性2名、女性9名、ご家族の方1名、ヘルパーさん4名が参加してくださいました。
 自己紹介の後、今年前半のJRPSちばの行事のご紹介をいたしました。2月8日(金)「アクリルたわし編み方講習会」、3月10日(日)「あなたの街で交流会in館山」、4月20日(土)「ダブルレインボー音楽会」、5月19日(日)「アイフェスタinちば」が開催されます。皆さまも楽しみにしてください!
 今日は今年最初の交流会ですので、皆さまにご自分の抱負や今年への期待をひとことずつ述べていただきました。「RPの治療法の道が少しでも進んでほしい」「JRPSの行事に参加していきたい」「身近な地域の人たちとのつながりを大事にしたい」「病気を受け入れて少しずつ元気になっていこうと思う」「演奏活動でいろいろなところに出むき楽しく続けていきたい」「見えづらい眼での仕事は大変だけれど、もう1年働いてみよう」などなど、皆さまの2019年は始まっているようです。
 今回は大人数でしたので、書ききれないほどの話題が。爪の安全な切り方とか、トイレの掃除にラップがいいとか、麺類をお鍋から器に盛るのは私たちには大仕事だとか、あちこちから笑い声が飛び交い、お正月の月にふさわしくにぎやかな会となりました。
 そんな中、ある方から千葉の新京成のある駅が無人駅になったという話が、また東京に出た際に、改札で駅案内を頼んだものの、駅員さん不足のためか待たされ電車に間に合わなかったとのこと、またスーパーでも無人のレジしかないお店もでてきたと聞いたことがあります。合理化のためには仕方ないんでしょうか? 高齢者や障害者が住みやすい社会と耳にしますが、まだまだ少数派にはちょっとつらいことも多いようです。
 その後はにぎやかなお弁当タイム、1時を迎え解散いたしました。
 『福祉機器相談会』では、プレクストーク2種、Rivo2(リボツー)、携帯型拡大読書器各種を体験させていただきました。
 次回は、2月22日(金)ミニミニ交流サロン(10時〜13時)、サロン後には福祉機器相談会(13時〜15時)を行います。

★カラオケde交流会12月、1月のご報告
担当 細川 嘉之
◆第108回カラオケde交流会のご報告
 12月21日の参加者は男性5名、女性1名、会員の知人1名、ガイドさん4名の合計11名でした。会員の紹介で参加された女性の方は、綺麗な声で得意の喉を披露されとてもお上手でした。年末料金となり少し割高ではありましたが、みなさん自慢の歌で年内の歌い納めとなり、新年の再会を約束し散会となりました。

◆第109回カラオケde交流会のご報告
 1月18日の参加者は、男性2名、女性2名(ガイドさん1名含む)でした。新年会などの行事が多く、ガイドさんの時間が足りないなどで、事前から欠席とお聞きしていたとおりとなり、発足以来、参加者は最少となりました。
 回転が速く、歌い疲れると思いきやなんのその。次から次へと入力し、一人12曲ほど歌いました。いつもお手伝いいただいてばかりのガイドさんも、今日は歌っていただくことができました。最後に「上を向いて歩こう」を合唱し、お開きとなり次回を約束して終了しました。次回は2月15日です。ご参加お待ちしています。




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