あぁるぴぃJRPSちば会報120号
■ 活動報告
★協会誌発送作業のご報告
市原市 鈴木 てい子
3月23日(土)協会誌発送作業お手伝いに、JRPSちばからボランティアさん、ヘルパーさんを含め9名参加しました。前日と10度以上も一気に下がった小雨の中、大森駅北口に集合し本部に向かいました。
今回は通常作業のお手伝いで、ボランティアさん、ヘルパーさんが多く参加者が22名の中に、初めての方やご家族の参加で、とても早く10時45分頃に終了しました。11時前からマイクの出番は初めてです。お茶、お菓子、飴をごちそうになりながら、テーマは桜にまつわることや近況報告、どうでもいいお話と言うことでした。
みなさんからのひと言では、近隣の桜の名所やお花見が予定されていることや、以前青空に白い花びらが見えていた頃の思い出を、また、私は南房総地域では、河津桜を頼朝桜と呼ばれていることを話しました。
佐々木理事長から、協会誌がリニューアルされているので読んでほしいとおっしゃっておりました。また、会報誌ではなく「協会誌」と改めたいことと、眼科医に対しロービジョンケアへの啓発が必要だとお話されておりました。
なお、協会誌がメール版で届いている方から、文字化けが気になるがということに対し、その件はすでに承知されており、執筆者のデバイスにより、とても難しい問題で苦慮されているとおっしゃっておりました。
11時半に解散になり、ランチに行きましたがとてもピリ辛のチャーハンなので、卵スープで調和して食べました。このころには、雨が上がっていて予定通り巣鴨に行きました。
大森から田端で山手線に乗り換え、巣鴨に到着です。本堂に参拝し、次に行列に並びお地蔵さまを優しく水洗いしながら、目の辺りを丁寧に触れさせてもらいお祈りしました。
江澤さんが事前に検索しておいてくれたので、お店が探しやすくおみやげを買うことができました。私はおせんべいの詰め放題をボランティアさん、ヘルパーさんにお願いして、これぞ主婦のパワー、山盛りに詰め、「ワアー・キャー」と大騒ぎに楽しそう。これが、お客寄せになったようです。その後もそれぞれ散策し、名物の塩豆大福やどら焼を各自1個注文してお茶の接待で一休みしました。
帰りは、巣鴨から途中乗り換えで下車する方とお別れし、秋葉原で総武線に乗り換え千葉に向かいました。今日も案内にスマホが大活躍で、お世話になりました。ご協力いただきました方、ありがとうございました。お疲れさまでした。
★第15回ダブルレインボー音楽会のご報告
担当 鈴木 智子
4月20日に行われました第15回ダブルレインボー音楽会は、15回目という節目であるとともに平成最後の音楽会となりましたが、お天気にも恵まれ多くの方々にご来場をいただきました。弾き語り、歌唱、ハープ、コカリナ、コント、バンド、ロービジョン川柳(点字朗読)、そして初出演の尺八演奏も加わり、バラエティーに富んだ演目が披露されました。1年間この日のために、演目を選び練習を重ねてこられた皆さまの思いが心に響きます。
ゲスト出演していただいたバイオリニストの松尾牧子さんの演奏では、大河ドラマのオープニングテーマなど素晴らしい演奏にすっかり聴き惚れてしまいました。そして最後に、とても気持ちが明るく晴れやかになる「にじ」という曲を、出演者と客席の皆さまとともに大合唱しました。
記念すべき第15回を、皆さまとともに鮮やかな虹色に染められたことを嬉しく思います。虹は一色だけでは虹にはなりません。皆さまが持つそれぞれの色が集まってこそ、この音楽会が光り輝き続けるのだと思います。改めましてご出演いただいた皆さま、関係者の皆さま、そして何よりご来場いただいた皆さまに厚く御礼を申し上げます。
なお、今回の音楽会も、赤い羽根共同募金の助成により開催されました。募金にご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます。
そして令和となり、初めてのダブルレインボー音楽会の開催日が決定いたしました。2020年(令和2年)5月9日(土)、会場は例年同様に美浜文化ホールとなります。令和となって初めての音楽会、そして東京オリンピック・パラリンピックを控えての盛り上がりの中である新緑の時期に、また皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
★第15回ダブルレインボー音楽会の感想
投稿者 みみせんせい
今年は、最前列で聴きました。きれいな音色や迫力の演奏を間近で聴き、川柳に笑い、歌唱する人のブレスまで聞こえてきそう。足音が近付くと、舞台から落ちるんじゃないかとハラハラしながら聴くのも楽しかったです。
最後にみんなで歌った「虹」はかわいらしいいい歌でした。曲もよかったけど、出演者が舞台に上がって、会場全体でつくり上げる音楽は感動しました。今年もすてきな音楽をありがとうございました。
★「第17回アイフェスタinちば」のご報告
会長 渡辺 友資枝
5月19日(日)、五月晴れの中「第17回アイフェスタinちば」を開催しました。22の企業と11の団体が集結し、約60名のボランティアの皆さんのご協力のもと、200名を超える皆さんに会場に足を運んでいただき、盛況のうちに無事終了することができました。ボランティアの皆さん、ご来場いただいた皆さんに心より感謝申し上げます。
今年もまた、出展企業のブースにはさまざまな機器を体験する人が集まり、障害者団体のブースには相談に訪れる人も多かったようです。STT体験やIT相談コーナー、用具販売コーナー、聴力測定、白杖ワンポイントレッスンなどおなじみとなったコーナーも一日賑わっていました。今回初めての出展となったネイルサロンは、ラジオや新聞の取材もあり、多くの女性で賑わったようです。
アイフェスタは回を重ねるにつれ、視覚障害当事者のみならず、視覚障害者に関係する方々も増えてきたように思います。視能訓練士、福祉の専門学校の生徒さん、その他視覚や聴覚障害者をサポートする団体の皆さん、これからしたいという方等々。今回はじめて出展した「NPO法人タートル」のブースには、視覚障害者の関連施設の方から「就労についてのアドバイスをどのようにしたらよいか」という相談が多く寄せられたそうです。アイフェスタは、視覚障害者を支えるネットワークを広げる場ともなってきていると感じました。
最後になりましたが、今回ももうまく募金に5万円を超えるご寄付をいただきました。網膜色素変性症および網膜の類縁疾患の治療法確立のための活動に使わせていただきます。募金していただいた皆さま、ありがとうございました。
★ミニミニ交流サロンのご報告
◆「南柏サロン」4月のご報告
南柏サロン担当 中野 美保
4月13日の参加者は、当事者8名、ガイドさん2名、ボランティアさん1名の計11名でした。
茨城県から初めて参加された方がいらっしゃいました。視力の低下を感じながらも、お仕事が忙しく、なかなか情報収集など病気と向き合う時間が取れなかったというお話に、参加者の皆さんから具体的なアドバイスが次々と飛び出しました。「もっと早くこのような場所と出会っていれば、今の状況は変わっていたかもしれないけれど、今から未来のことを考えたい」という前向きな考えをお持ちの方でした。
この集まりに毎月のように参加されている方でも「なんとなく視野が狭くなった気がする」とか「だいぶ見えにくくなった気がする」という言葉がぽつぽつと出てきます。それでも「家の中にいると、どんどん気持ちが滅入ってきてしまうので、できるだけ外に出るようにしている」という方のお話に、皆さん共感されていました。この時期ならではの「見えないけれどお花見に行った」という方も数人いらっしゃいました。
また、最新の読み上げ読書器「クリアリーダープラス」を使い始めた方が機械を持参してくださって「ダブルレインボー音楽会」のチラシを読み上げる様子をみんなで聴きました。この方は主に食品の表示などを読み上げるのに利用しているとのことでした。それから、時々参加してくださるボランティアさんが、同行援護従業者の資格を取得したいとおしゃっていて、現役のガイドさん達からその手順を聞いておられました。
ミニミニ交流サロンでは病気の当事者だけでなく、ご家族やガイドさんどうしの交流も大いに歓迎しています。ご家族だけでも、視覚障害者のボランティアに興味がある方でもお気軽にご参加ください。
◆「南柏サロン」5月のご報告
5月11日の参加者は、当事者11名、ガイドさん3名、ボランティアさん1名、ご家族1名の計16名でした。
初めて参加する方がいらっしゃったので、最初に参加者全員の自己紹介と自分の見え方の紹介をしていただいたところ、ゴールデンウイークにお出かけされた方も多く、お土産話のほうが盛り上がってしまいました。チーム柏主催の清水公園の散策、ひたち海浜公園にネモフィラを見に行かれた方、あしかがフラワーパークまで足を延ばした方、また国立新美術館でトルコ至宝展を音声ガイドで楽しまれた方、サウンドテーブルテニスの練習に励んだ方など、私を含め「10連休、特に何もしませんでした」という参加者にも、楽しいお話を聞かせてくださいました。
目についてのお話は「視野はあるけれど視力が弱い」という方が、駅の案内などを見るために単眼鏡を購入して持参してくださいました。また、通勤時に眼鏡を破損した方が新しく遠近両用眼鏡を作ったというエピソードから、この病気の人は特に遠近両用眼鏡を使う時は注意をしたほうが良いのではないかという話になりました。
その他にはアイフェスタの紹介や、以前にもチーム柏からお話がありましたが、視覚障害者向けの損害保険についての情報もありました。
そして、ご家族と一緒に初めて参加された方は、まだ病気がわかって時間も浅く、患者どうしが交流する場と聞いてもっとしんみりとした場所だと想像されていたようで、参加者の元気で明るい様子にたいへん驚かれていらっしゃいました。地元ならではの病院の情報や、今後の福祉情報など、いつものように皆さんのアドバイスが降り注ぎました。
まずは同じ病気の人が同じ地域にこんなにいるという安心感を得て、これからひとつひとつ不便を解決して、病気とともに、そして仲間とともに楽しく過ごしていただきたいと思います。
◆「千葉サロン」4月のご報告と「福祉機器体験&相談会」のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
4月26日(金)、4月とは思えぬ寒い雨空の下、男性2名、女性6名、ヘルパーさん3名が集まりました。温かいお茶で一休み後、5月19日(日)「アイフェスタinちば」と、6月16日(日)「総会&医療講演会」のお知らせがありました。
今日は、初めての方がいらっしゃいましたので自己紹介をしていただきました。お一人暮らしをしていらっしゃるとのことでした。病名は色変ではないけれども、いろいろな視覚障害者と会って、自分に役立つヒントを得たいと来てくださったそうです。帰宅後、『皆さんがとても明るく、楽しく話していることに元気をいただきました。皆さんによろしくお伝えください』とのお電話をいただきました。
また、今回はJRPS神奈川会員の神田さんが参加してくださいました。神田さんはJRPS本部理事、タートルの会、また今年の「アイフェスタinちば」の出展業者である「メガネ パリ ミキ」に所属していらっしゃる方です。ご本人が患者当事者でもあり、また患者に良い機器や情報を提供していくという両方の立場から、橋渡しができたらとおっしゃっていました。そのためにも、これからも参加してくださるそうです。
さっそく情報として紹介してくださったのは、「バンバン」というクラブで、1週間に1度、東京代々木公園内を、伴走者のボランティアと障害者が組んで歩いたり、走ったりするというランニング(ウォーキング)クラブだそうです。ご興味のある方いかがでしょうか。
その後はパソコン操作法、スマートフォンの便利アプリ、お弁当をいただきながらのお料理の話などあれこれ。あっというまに1時となりました。
ミニミニ交流会後の「福祉機器体験&相談会」では、2020年からのウィンドウズ7サポート終了による影響と、そのための対策情報をいろいろアドバイスしていただきました。
【バンバンの紹介】
代々木公園・伴走伴歩クラブ(略称:バンバンクラブ)は、障害(視覚・盲ろう・知的・肢体…)をもった方が、 伴走・伴歩者とランニング&ウォーキングを楽しむクラブです。だれもが、いつでも楽しく走ったり歩いたりできる場づくりを目的としています。
※毎週土曜日に事前申込制で開催しています。
◆「千葉サロン」5月のご報告と「福祉機器体験&相談会」のご報告
5月24日(金)、日中は気温30度を超すという天気予報の中、女性4名、ボランティアさん1名、ヘルパーさん1名で会が始まりました。今月19日の「アイフェスタinちば」に、皆さん参加してくださったそうで、その感想になりました。
今日の参加者は女性ばかり、また現役の主婦の皆さんです。やはり、しゃべる電気調理器や手作り小物、美容相談コーナーなどに関心を持たれたようです。
「しゃべるレンジグリルは、便利そうだけれど使いこなせるかしら?」という声が出たところで、見えにくくなった目で日頃のお料理に奮闘する皆さんの失敗談に話が広がりました。冷凍がんもどきと勘違いして、冷凍シュウマイ入りのおでんができた話、台所を粉だらけにした話、固形コンソメと個包装ののど飴を間違えた話などなど、思わずみんなで笑ってしまいました。これも、同じ思いをもつ仲間だからこそ笑い話にできるのですね。手作り小物の話からは、皆さんの多彩な趣味の話になり、工夫して楽しんでいらっしゃるようです。
またお一人の方から、最近「ヘルスキーパー」の仕事で東京に通勤を始めた話を伺いました。就職前には、何度か歩行訓練を重ね自分の通勤路を頭に入れて、現在月曜から金曜までフルタイムで働いていらっしゃるそうですが、ラッシュ時の東京までの通勤は緊張して、とてもストレスがたまるそうです。そうですよね、普通の人でもラッシュの中、通勤するのは疲れると聞きます。人一倍の準備と努力で頑張る彼女に、みんなでエールを送りました。
今日は視力の衰えでできる事は減っていく中、それぞれの工夫と努力で、自分の興味ある事にチャレンジされているお話を聞き元気をいただきました!
交流会後の『福祉機器体験&相談会』では、リクエストのあった携帯拡大読書器、ルーペを実際に体験させていただきました。また、ウィンドウズ 10への変更について、情報をいくつかアドバイスしていただきました。
*カラオケ同好会の報告は、諸事情により今後休載となりました。
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