あぁるぴぃJRPSちば会報116号
■ 活動報告
★ヨガ交流会のご報告
担当 小出 佳子
10月19日(月)午前10時より午前11時半まで、蘇我コミュニティセンターハーモニープラザ分館3階フィットネスルームにて、ヨガ交流会を開催しました。参加者は当事者5名、ボランティア・ヘルパーさん4名の合計9名でした。
手指の消毒とマットの消毒を行い、窓と扉を開けて換気もしながらの開催。マスクしながらのヨガはちょっとたいへんでしたが、横山インストラクターの指導のもと、久々に体をほぐしてから、釣り針、猫、そして犬のポーズに挑戦しました。参加者の皆さまは、体の隅々まで伸ばして心身共にすっきり。でも、きっと翌日は筋肉痛となっていたことでしょう。
なお、参加された男性は帰宅後から翌日にかけて、体がだるくなる症状があるそうです。これはヨガの好転反応によるもので、ヨガが体に効いている証拠であり、体内の毒素がはきだされているのだそうです。
ご協力くださったボランティア、ヘルパーの皆さま、誠にありがとうございました。
★日帰りバス旅行「みかん狩り」のご報告
担当 江澤 正広
11月21日(土)限りなく澄み切った秋空の下、千葉市福祉バス「たいよう号」を利用して日帰りバス旅行を行いました。参加者は当事者10名、ボランティアさんとヘルパーさん5名を含めて15名でした。コロナの感染者が急激に拡大する中、実施が危ぶまれましたが一人のキャンセル者もなく、全員千葉駅西口9時10分に集合しました。
ボランティアさんのご協力により、参加費の集金と各自の体調をチェック表に記入していただき、北口ロータリーに移動しました。バスに全員乗車したことを確認し、定刻10分前に出発。穴川インターで高速道路に乗り、一路南房総市にある千倉オレンジセンターに向かいました。バス内は、コロナ対策で会話を控えなければならないので、7年前に開催した第9回ダブルレインボー音楽会のCDを流しました。途中、渋滞に巻き込まれることなく予定時刻の11時40分に到着しました。
早速、各自ハサミを手にして、食べ放題のみかん狩りの体験です。品種の違う温州みかんの木があり、小さ目のみかんは甘くておいしいとか、大きめのみかんは大味だとか、いやいやこっちのみかんのほうが美味いなどとみなさん大はしゃぎ。誰かが「もう食べられない」と言ったので、みかん狩りはやめて昼食としました。オレンジセンターの受付でお借りしたブルーシートを広げて座り、めいめい用意したおにぎりやサンドイッチをほおばりながら談笑。日差しの暖かさも一味加わり、秋の野外での食事を満喫しました。
食後は、参加者のみなさんに自己紹介をしていただきました。印西市、松戸市、柏市、習志野市、千葉市、市原市、茂原市、大多喜町からの参加で、普段お会いする機会がない方もいて、この行事がよい交流会となりました。その後、出発時刻の13時10分にバスに乗車。次の目的地「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」に向かいました。
道の駅では地元特産のビワを使った商品や海産物が店内いっぱいに並び、ビワの果実が入ったソフトクリームの売店は行列ができて、多くの観光客でにぎわっていました。昨年9月の台風15号で甚大な被害を受けたり、コロナの影響で売り上げが減少したりで、困窮した従業員の方々へ、私たち一行もささやかながら応援できたのではと思いました。
お土産を手にしてバスに乗車、帰路は3年前に開催した第13回ダブルレインボー音楽会のCDを流して、バスは順調に高速道路を走行し、千葉駅北口ロータリーに向かいました。途中、穴川の手前で渋滞に巻き込まれましたが、予定の時刻を10分程度遅れて、16時10分に無事到着。皆さん、お世話になったお礼の挨拶をして、思い出を胸に各自帰路につきました。
この日帰りバス旅行がすべて予定通り完結できたことは、参加者の皆さんのご協力と、自主的にご参加いただいたボランティアのSさん、Uさんのご尽力のお陰です。この場をお借りして心より感謝申し上げます。参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。
★ミニミニ交流サロンのご報告
◆「千葉サロン」10月のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
10月9日(金)の交流サロンは男性2名、女性3名、ヘルパーさん2名の参加でした。まずは手の消毒、座席も少しあけ、マスクをつけたまま飲み物以外の食べ物は禁止と、コロナ禍のもと以前の交流サロンとはだいぶ様子が変わってしまいましたが、9か月ぶりに集まれたことは嬉しく、皆さまのおしゃべりしたかった気持ちもよく伝わってきました。
このコロナ感染防止期間の生活の話題から、お一人の方はマッサージの仕事ができなくなり、いつ仕事に復帰できるかもわからない不安の中、なにか技術をつけたいとのことでしたので、パソコンなどの技能訓練施設や、就労支援施設などいくつかを紹介していただきました。お一人の方はこの半年福祉機器体験会などがすべて中止されたために、情報が欲しいとのことでした。そこから今後の携帯やアイフォン、アイパッドなどの話題に進みました。持っていらした方に実際に試してもらい、便利なアプリや上手な使い方を紹介、小さな体験会になりました。
交流会もしばらくは2時間の時間制限ですので、あっという間に時間が過ぎ、正午をもって解散となりました。外は雨も強くなっていました。でも久しぶりの交流会が無事終わり、担当者としてほっとして家路につきました。
今後も、JRPSちばで決めました感染防止対策事項をご理解の上ご参加ください。
◆「千葉サロン」11月のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
11月13日(金)穏やかな天候のもと女性5名、ヘルパーさん2名が集まりました。 まずは手の消毒をし、参加の皆さまからは、ここ最近コロナ感染者が増えてきたことへの心配と不安の言葉で会が始まりました。
今日は、この交流サロンが開催されて間もない頃に参加した方が数年ぶりに来てくださったことから、最近の眼の状態や、どう過ごされていたかをうかがいました。やはり徐々に視力低下が進んでしまって、それでも地元のワークホームに出かけ、編み物などを楽しんでいらしたそうですが、このコロナ禍で活動も休止になったそうです。私たち視覚障害者は外出の機会が減ると、外を歩く感覚がにぶって外出への不安が増してしまいます。それではいけないと勇気を出して参加してくださったとのことでした。
その方は家にこもる間に、パソコンや買い替えたアイフォンの操作を習得しようと思うものの、自分一人では難しかったようです。この話題は皆さま興味が一致したようです。そこでIT講習のための事業所「トライアングル西千葉」や「ワークアイ船橋」を紹介しました。また、アイフォンのアプリで周囲の状況について説明する「Seeing AI」、文字認識アプリ「OCR」、体温計を読むアプリ、銀行通帳の残高を教えるアプリなどの情報を交換しました。
今日は女性ばかりの参加でしたので、その後もおしゃれや料理に関する話題で盛り上がり、あっという間に12時になってしまい、惜しみながら解散となりました。外はたっぷりの陽ざしで暖かかったですね。
◆「柏サロン」10月のご報告
柏サロン担当 小川 博康
10月11日のミニミニ交流サロン柏(柏サロン)は、台風14号の影響で天気が心配されましたが、進路が南に反れたため前日まで降り続いていた雨が止んでやれやれでした。今回の参加者は男性6名、女性6名の計12名でした。内訳は当事者9名、家族1名、ボランティアさん1名、ヘルパーさん1名でした。
初めて参加される方や久しぶりに参加される方がいたので、先ずは順番に目の状態や経緯について話してもらい、その後に初めて参加の方の話を聞きました。改めて目の見え方や病状の進行は、さまざまなのだと思いました。白内障の手術を受けたが、その後の見え方に不安があるという人もいました。初めて参加された方は、まだ網膜色素変性症という病気を受け入れきれていない様子で、病院や医師の対応にも不安があるようでした。高齢の親と同居している方は、これまで自分の目の状態を親に話していなかったが、最近症状も進行してこれから親の介護は難しいので、思い切って親に打ち明けたとお話されていました。
トピックスとしては、コロナの話題はあまりでませんでした。先週、千葉市で開催された第1回チャリティーコンサートの話題がでました。JRPS会員も出演しており、出演者の年齢や音楽のジャンルも幅広く、レベルが高くて感動したとのことでした。出演者も舞台に立って、観客の前で音楽ができることを喜んでいることが伝わってきました。会場では網膜募金も行われました。盲ろう介護老人ホームの実態を調査して、困っている人を助けようと活動している人からも報告がありました。コミュニケーションの場として「千葉村塾」と言うMLを立ち上げ、既に登録者が90名になったとの報告もありました。久しぶりにチーム柏が主催するバリアフリー上映会の話題もでて、既に50名の申し込みがあるとのことでした。柏サロンの開催を週末ではなく、ウィークデーにしてはどうかとの発言もありましたが、担当者の検討課題としました。
9時30分から11時30分の2時間の予定で始めましたが、気がつけば11時45分であわてて机を並び替えたり、消毒をしたりして散会となりました。
◆「柏サロン」11月のご報告
柏サロン担当 小川 博康
11月22日、当日は良いお天気でさわやかな日でした。コロナウイルス感染者が増加に転じていることもあってか、参加を見合わせる人もいました。今回の参加者は当事者6名、ヘルパーさん2名、ボランティアさん1名の計9名でした。久しぶりに参加された方もいましたが、参加者全員はすでに顔見知りの人たちでした。
コロナ禍が拡大している現状でどのような日々を過ごしているかも含めて、最近のトピックスを報告してもらいました。渡辺会長からMLで情報提供のあった受給者証の更新手続きなどについて、経験ある参加者から、難病認定の受給者証や行政福祉サービスの受給者証、関係行政機関や手続きの方法など説明をしてもらいました。
コロナ禍の影響でJRPSちばの行事予定も大幅に縮小されていますが、前日に行われた「みかん狩りバス旅行」の話題も出ました。今回の柏サロンの参加者に「みかん狩りバス旅行」の参加者が4名いたので話題が盛り上がりました。「車内で話ができない、食べることもできない、歌も歌えない、そんなバス旅行は楽しくないのでは?」との意見もありましたが、バス旅行参加者の「楽しかった」という感想に納得したようです。
新しい福祉機器も登場していて「エンビジョングラス」という製品は優れものだとの話があり、みんなで試してみたいという話も出ました。でも、価格は24万円以上するそうです。視覚障害者のための老人ホーム訪問の報告もありました。JRPSちばのMLでも紹介されていたシャルルボネ症候群の話題も出ました。柏サロンの参加者の中にも以前から同じような症状を訴える人がいたので、より身近な話題として感じました(その方は今回参加していませんが)。Go To キャンペーンの話も出ましたが、積極的に利用している人は限られているようでした。やはり、視覚に障害がある人は晴眼者よりもコロナウイルスを用心しているのだなと思いました。
気がつけば予定の2時間を過ぎており、机と椅子を元の位置に戻して消毒もして解散となりました。
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