第六回 「パソコンのセキュリティ」
福岡市東区 明治 博
数年前では、ネット接続はダイヤルアップでしたので、ウイルスに対しての危険度は、今ほどではなかったろうと想像します。
しかし、現在、多くのユーザーは常時接続している事でしょう。
常時接続しているという事は、それだけウイルスや不正侵入の危険が増しているという事です。
「ダウンアド」というウイルスがあります。
このウイルスは、パソコンにセキュリティホールがある場合、インターネットに接続しているだけで感染の危険があります。
ユーザーの意志とは全く無関係に感染する危険性があるという事です。
こういうウイルスや不正侵入の話をすると、
「私は、さほど、インターネットは利用しませんから。」
と、言う人がいます。
ですが、先にも書きましたように、ご自分が何処かのサイトにアクセスする、しないではなく、「常時接続」という状態だけで、危険なんです。
ウイルスに犯されれば、ご自分が被害者になるだけではなく、知らない間に加害者になってしまいます。
それを防ぐためには、以下の事を行ってください。
1.ウインドウズのアップデイトを行う
マイクロソフトが重要な更新を配信してくれます。
手動でこれを導入しなくても、「コントロールパネル」の中にある「自動更新」でその設定が出来ます。
「自動更新」を有効にし、更新の日を「毎日」にします。
時間は、ご自分が一日の中でパソコンを起動している可能性が最も高い時間を設定してください。
2.セキュリティ対策ソフトの導入
ノートンインターネットセキュリティやウイルスバスターなどの有料ソフトもありますし、AVGやアバストという無料のソフトがあります。
また、プロバイダーで有料、無料でこのサービスを提供しています。
これらを、導入してください。
その設定で「ウイルス定義ファイルの更新」も、「自動更新」にしておきます。
但し、複数のソフト、サービスを同時に導入しないでください。
そのほか、ブロードバンドルータを用いてインターネットに接続すると、ルータの機能によってパソコンを感染から守る事が出来ます。
「私には、関係ない。」という事は、ありません。
ぜひ、「自分のパソコンを守る」という事を意識してください。