あぁるぴぃ広島 22号


■会員の声■

★沖縄でスキューバダイビング!

(1)広島市のMKです。
先日6月29日から7月2日にかけて梅雨のあけた沖縄にスキューバ・ダイビングに いってきました。
厚生労働省の管轄である日本障害者スポーツ協会の登録団体 日本バリアフ リー・ダイビング協会 が行っている沖縄大会です。
大会というと何か競うのかと思われるでしょうが、jrpsの全国大会と同じ・・。  ハンディのある私たちの笑顔いっぱい ボランティアスタッフの笑顔いっぱい の4日間でした。
私の場合は昨年ライセンスを取得していたのでファンダイビンググループでした が、初めてでも大丈夫。体験ダイビンググループというのがちゃんとあるのです。
ダイビングというと海の魚 サンゴなどを見るんでしょ? ておもわれるかもし れませんが、私 地上でもあまり見えていませんから海の中が見えるなぁんてか んがえたこともありません、てね。アハハ。
さあ沖縄入りして2日、3日と海です。私たちの船は小さくて14人乗りです。
視覚障害者2人、聴覚障害者1人、車椅子の方3人です。
私と一緒にもぐってくれるバディーさんは30代の300回以上もぐっているという  愛知県出身 沖縄在住の女性です。
沖縄に魅せられて 住み着いたのよ・・。アハハ。ですって。いいなあ、と叫 んでしまいました。
海の中では ダイブトーキーというおしゃべりできる機械を使って、さあレッツゴー!!
私の手のひらより大きいヒトデ、親指ほどのかわいいヒトデ。ムニョムニョ ブ ヨブヨ 30センチ四方のいソギンチャク。
フランスパンほどあるナマコ。親指ほどあるウミウシ・これは巨大サイズで すって。ラッキー!
1センチもないカワイイヤドカリ。指でつまむとあわてて顔を引っ込めたらし く、ゴソゴソ動くので、キャァ!
 10センチあるマキガイ。これは重かった。
周りにいる仲間が次々といろんな物をもってきてくれ さわらせてくれます。
私の心のおめめがフル回転です。
沖縄の海はとても澄んでいるから太陽が差し込むのが見えたり、カメが頭の上を 泳いでいくカゲが見えたり、上を見ていると泳ぐ魚のカゲがみえたりしてとても 感動でした。
同じ船に、車椅子で姿態が不自由な方がおられ、首まで固定していないといけない 状態の方でしたんですけど、 海きれいだったぁ!気持ちよかったぁ!4回もぐれたぁ!このチーム最高!! てもうニコニコです。周りのサポートの方たちもニコニコです。
ママさん、たくさんさわってきた? 沖縄最高でしょ?て申し合わせの連 呼なんです。ママさんてわたしのことです。
その彼女のシアワセ、そのものの声を聞いていると感動で涙がでてき てしまいました。ああ、今もまたあの感動がよみがえり、シアワセ。涙がでてきま す。
まだまだ書きたいこといっぱいあるような気がするんだけれど、きりがないので このへんで終わりにいたします。
最後に・・、「ハンディがあっても出来ないことはないんです。 できにくいな ら出きるように工夫し、サポートすればいいんです。」と私のライセンス取得のコー チが最初に言ってくれたことが心によみがえります。
たくさんの人たちに来年またね!と約束してかえってきました。スポンサーの パパよろしくね。


(2)広島市のOです。
私の初めての体験の感想です。
イン、沖縄バリアフリーダイビング、 〜緊張、心配、幸福、笑顔、いい顔いっぱい、です。
私がこのお話を耳にしたのは昨年の8月、9月でしたでしょうか?
行ってみたいけど、心の中で不安がよぎり、なかなか夫に言えなくて・・・。 でも、5歳の孫がその壁を取り除いてくれました。ダイビングのビデオを見たり・・・。 テレビでダイビングの放送があったときの会話
孫の声
「海の中きれいね、お魚さんもきれいだし、かわいいね。」
おばあちゃんの声
「海きれい、お魚さんかわいい。おばあちゃんね、お魚さんとお友達になって 泳げるといいなっておもっているの。」
孫の声
「おばあちゃんが泳ぎに行っている所の人と行ったらいいのに・・・。」
ですって?
私、
「そうだね、行けるといいけどね?」
それから、しばらくしてから、3月の夫の誕生日に2人で食事にいきまして、思い 切って告白です。夫は重い口を開きます。
私が障害者センターで泳げるようになったことを びっくりしてたので、プールと海では違うからね。 そのことをよく考えなさいと・・・。
それからは私の作戦です。センターのNさんに夫を紹介です。
申し込み用紙をいただいてきて、すべて夫に読んでもらい記入する箇所に 書いてもらい、ポストに投函です。あとは出発の時を待つだけです。
広島駅をバスにて、広島空港へ。8時10分の飛行機で一路沖縄に。
さあ、初めての体験のはじまりです。ドキドキ,ワクワクです。 
明日からの説明とチームの紹介と。それから、お食事をして 明日のために解散です。
私たちのチームは車イスの人が2人とお母さんが付き添いで、視覚の私と いつも私のガイドをしていただいている、Nさんが私と一緒にいってくれまして、 チームリーダーさん、バーヂイさん、3人。ボランティアさん2人(大学生)です。
1日目は近くのプールで練習です。
ウエットスーツをつけて、シュノーケルをつけて、呼吸をすること。それから 酸素ボンベをつけて、マウスを口にくわえ、それ、プールの底へ。
わーい、呼吸ができた。 プールではいつも鼻で呼吸するのに あーら、不思議 でも、私はちょっと体の不調にて、一人でホテルでお留守番です。
明日のために体お整えとかないと、海へ行けなくなるかも?
2日目、朝8時に集合です。船で沖に、そーれ、出発。昨日教えてもらったことを 思い出して、いざ、海へ。私はリーダさんとサブの人と3人で海のそこへ。
お魚さんが迎えてくれました。うみうしにも触りましたよ。
でも、ふぐはリーダーさんが見つけましたが、穴の中へ逃げて行きました。
でもね、不思議なことですが?地上では遠くまで見えないのに、海の中では、 思ったより遠くまで、また、海底まで見えたような気がします。
光の関係でしょうか?
本当に心配やら、不安やらでしたけど、楽しかったです。
同じ船の人たちが、「海の中、きれいだったね。お魚さんもきれいで、かわいかったよ。 サンゴもきれいだったよ。」と教えてくれましたが、私にはすべてが同じでした。
でも、初めての体験ができたことで、 皆さんに笑顔と勇気、すばらしい感動をいただきました。
日本バリアフリーのお世話をしてくださいました団体の方々、  それにこのたび私に声をかけてくださいました方々、 ありがとうございました。
また、行けるかな〜あ

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