あぁるぴぃ広島 Vol.7
■巻頭言■
広島県支部 幹事 花田 敏文(三次市)
新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
平成12年に医者の告知を受け、始めて聞く病名に戸惑いました。身近に網膜色素
変性症の方はいませんでしたので情報がなく不安はつのるばかりで仕事にも力が入ら
なくなる時期を過ごしていましたが、半年ほどしてJRPS広島の存在をテレビで知
り活動に参加しています。
昨年は感謝、感謝の年でした。一つ目の感謝は情報で、今ほしい情報と将来必要と
なるであろう情報をもらった事。PCの音声読み上げソフト、タクシー助成、遮光め
がねのことなどは私にとって即役にたつ情報でした。特に、パソコンの話しですがス
キャナで本を読ませて文字変換をし音声読み上げをすることは現在の仕事をするため
にも、何がしかの墨字を読むためにも読む気がうせている時期にありがたい情報でし
た。視野3度の私はマウスポインタを見失うのですがメニューを読んでくれるのが助
かります。将来の情報は白杖のこと生活訓練のことなどで、まだなんとかなっている
が夜と白銀の世界は苦手になっていますからいずれ必要となるでしょう。
もう一つの感謝は悩みを共有できる方々と知り合えたことです。広島を中心として
関東の方、関西の方また地元みよしでもたくさんの方と知り会え元気を頂いていま
す。年配の方に今度はいつ皆さんと会えますかと問われるのが一番元気になります。
さて、広島県支部は設立から3年目に入り益々充実した活動になるでしょう。私も
微力ですが手伝わせて下さい。これまで参加しておられない方も是非参加して頂き新
たな友達をつくり、新しい発見をして頂ける事を望み2003年最初の号をお届けい
たします。
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