巻頭言


 「多くの皆様のご支援ご協力に感謝申し上げます」

        広島県網膜色素変性症協会 会長  花田 敏文

謹んで初春のお慶びを申し上げます。
昨年もJRPS広島の活動に、ご支援ご協力をいただき誠にありがとうございました。
昨年2023年のJRPS広島は、例年の活動に加えて二つの大きな行事を行なうことができました。
まずひとつは、9月に広島駅南口地下広場にて「音楽発表会」を開催したことです。
地下広場と言うことで、一般の方にも演奏を聞いていただくことができましたし、難病の網膜色素変性症を通行中の多くの方に伝える、とてもよい機会となりました。
会場作りや、もうまく募金の呼びかけ、出演者の誘導や会場案内、動画撮影とYouTube作成で、20人のボランティアさんに協力していただいたことで、とても円滑に行事を進行することができました。
音楽を通して網膜色素変性症の啓発ができたことは、JRPS広島にとっての大きな一歩と感じております。
そして大きな行事の二つ目は、中国四国ブロック研修会を開催したことです。
10月に広島市内の会場に120人もの中国四国のみなさんに参加していただいて実施することができました。
人と人との繋がりが取り戻せたと実感することができました。
この研修会は当初2020年10月に計画しておりましたが、コロナの影響で延期となり、今年度開催することができました。
研修の初日は、少人数でのグループ体験・交流会を行ない、個々人が関心のあるテーマに参加していただくことで、新しいことを1つでも見付けていただき、QOL向上のヒントになればと企画した内容で、11人の講師と助言者の先生に協力をしていただきました。
翌日は、ロービジョンケアについて眼科医の先生にご講演いただきました。
講師と助言者の先生は勿論ですが、会員のご家族やガイドヘルパーさん、ボランティアさんの大勢の方達のご協力を得たお陰で、今回の中国四国ブロック研修会を成功裏に終えることができたことに、心より感謝致しております。ありがとうございました。
9年振りに、ここ広島で開催したブロック研修会が、多くの皆様のご支援ご協力によって無事に終えられたことを私達の心に刻むとともに、皆様への感謝を表すために、今回の本誌「あぁるぴい広島70号」を、中国四国ブロック研修会報告の新年特別号として発刊します。
ブロック研修会の様子や参加者の声などを掲載しておりますので是非ご覧ください。
広島県協会の活動や行事を実施するにあたり、会員のみではなく、ガイドヘルパーさんやボランティアさん、まわりの人達の支援が益々必要になって来ているように感じています。
今回の二つの大きな行事にご協力していただいた皆様に、心より感謝を申し上げます。
結びになりますが、皆様のご健康とご多幸をお祈りして新年のご挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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