第二回 パソコンを使ってコミニュケーション

福岡市東区 明治 博 


 他人とコミュニケーションを取る方法は?と聞かれたら何を連想しますか?
 電話でしょうか?
 あるいは手紙でしょうか?
 もし手紙だとしたら使う文字は?

 晴眼者が相手の場合はもちろんですが同じ視覚障がい者が相手だとしても点字を読めるとは限りません。
 点字を読めない視覚障がい者が増えている事は既にご存知だと思います。
 このような場合連絡の方法は電話になる事が多くなります。
 その内容が多岐に渡っていたらどうしましょうか?
 内容を録音するかあるいは家族に書き取ってもらうしかありません。
 録音した場合は何度でも聞き返せますが家族に書き取ってもらった場合は内容を確認したい時にまた家族の力が必要です。

 このような不便さをパソコンが解消してくれます。

 このパソコンのメールソフトを使えば同じ仲間はもちろん点字を読めない人とも情報のやり取りが出来ます。
 また一度に複数の人に同じ内容を送る事も出来ます。

 例えば仲間で何かイベントを企画するとします。
 いちいち仲間の都合を電話で聞けば、AさんはいいけどBさんはダメ、AさんとBさんはいいけどCさんはダメこんな事って周りで結構あっているでしょ?
 でもメールを使えば割とスケジュール調整は楽に出来ます。
 意見を求める場合でも複数の人に一度に求められますしその意見に対しての返事もまたその人達に一度に出来ます。
 これってかなり便利ですよね。

 それにもう一つ、すごいツールがあります。
 スカイプ電話という優れ物です。
 これは常時接続同士のパソコンであれば世界中の誰とでも無料で電話が出来るという正に[優れ物]です。
 また一度に数人の仲間同士で通話が可能な夢みたいなツールです。
 必要な物は上述したように常時接続のパソコンとマイクだけです。
 話し声を外に出したくなければヘッドフォンがあれば大丈夫です。
 本当に通話は無料ですしこのソフトも現時点では無料です。
 近頃ではこれにビデオカメラ(安価です)も付けてテレビ電話を楽しんでいる人も増えています。

 このようにパソコンは私達視覚障がい者に情報交換やコミュニケーションの手段を与えてくれます。

 こんな便利な道具、使わない手はないですよね。


第三回へ進む

第一回へ戻る

タイトルへ戻る