主な網膜の病気(日本眼科学会のホームページより)
網膜色素変性 (夜盲(やもう)、視野狭窄、視力低下が特徴的
日本では人口10万人に対し18.7人の患者がいるという推定)
加齢性黄班変性 (初期、周辺部はみえて、道を歩くのに問題はないが、中心部が見えにくく、字を読むのに苦労する。人口の高齢化と生活の欧米化により近年著しく増加しており、失明原因の第4位。早発型(萎縮タイプ)と後発型(滲出タイプが大部分)があり、現在、世界的に研究が進み、原因別に、治療法が確立されつつある)
他に
アッシャー症候群(難聴に網膜色素変性症を伴う症候群性の疾患)
レーベル遺伝性視神経症(母系遺伝形式をとる,若年男性好発の両眼性視神経症。ミトコンドリア遺伝子変異の関与)
糖尿病網膜症 (日本では成人の失明原因の第一位)
緑内障 (40歳以上の日本人における緑内障有病率は、5.0%)
網膜剥離 (剥離の原因や場所によって類型化され、治療法も異なる)
網膜静脈分枝閉塞症 (血圧の高い高齢者に起きやすい)
中心性漿液性脈絡網膜症 (黄班部に剥離が発生。働き盛りの男性に多い)
視神経症(片眼、時には両眼の急激な視力低下。原因は様々)
サルコイドーシス(肺や眼、リンパ節、皮膚、心臓など、さまざまな臓器に小さな腫れ物(肉芽腫)が形成される疾患。眼の病変は肺に次いで多くみられ、ぶどう膜炎を生じる。サルコイドーシスによるぶどう膜炎は我が国におけるぶどう膜炎の中でも最も頻度の高い疾患)などがあります。
SNSアカウント
2022年からJRPSの公式SNSが開設されました。
公式Webサイトの更新情報や網膜色素変性症、その類似疾患に関する情報などを更新していきますので、ぜひフォローお願いします。
マンガでわかる網膜色素変性症(JRPS作成のWEBパンフレット)
網膜色素変性診療ガイドライン(日眼会誌 120 巻 12 号20161210)
もうまく基金(特定非営利活動法人:平成28年6月12日をもって解散しました)
Retina International (国際網膜協会のWEBサイト)
(JRPSが団体正会員として加盟している「網膜疾患患者・眼科医・支援者」三者から構成される団体の世界本部(略称:RI)の公式WEB)
国際網膜協会(RI)からの情報のページへ (新規開設!!)
iPS細胞等研究ネットワーク(文部科学省)
ライフサイエンスの広場(文部科学省)
厚生労働科学研究成果データベース(厚生労働省)
※厚労省の科研の成果が公表されているのでっすが、分野が多岐にわたっているので、視覚障害関係の研究のみを以下に抜き出しました (管理人)
成人眼科検診による眼科疾患の重症化予防効果及び医療経済学的評価のための研究
研究代表者(所属機関): 山田 昌和(杏林大学 医学部眼科学教室)
網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究
研究代表者(所属機関): 坂本 泰二(国立大学法人鹿児島大学 医歯学域医学系)
前眼部難病の標準的診断基準およびガイドライン作成のための調査研究
研究代表者(所属機関): 西田 幸二(大阪大学大学院医学系研究科 脳神経感覚器外科学(眼科学))
視機能障害認定のあり方に関する研究
研究代表者(所属機関): 山本 修一(千葉大学大学院医学研究院眼科学)
厚生科学審議会 (疾病対策部会難病対策委員会)
国立障害者リハビリテーションセンター(厚生労働省)
日本障害者リハビリテーション協会 (公益財団法人)
障害保健福祉研究情報システム(DINF)(上記協会の提供する情報サイト)
ロービジョンケア施設 | 公益社団法人日本眼科医会
難病情報センター (公益財団法人難病医学研究財団)
健康・医療(厚生労働省)
難病者の就労支援(厚生労働省)
高齢・障害者雇用支援機構(独立行政法人)
障害者職業総合センター研究部門(独立行政法人)
障害年金(日本年金機構)
公益社団法人への寄付金控除申告の計算方式と手順 (国税庁)
上記申告書と同時に提出する明細書書式 (国税庁)
政府広報オンライン (内閣府大臣官房政府広報室)
日本盲導犬協会(公益財団法人)
関西盲導犬協会(公益財団法人)
日本ライトハウス(社会福祉法人)
タートル(認定NPO法人)
(中途失明者のための相談事業、交流会、
就労支援など幅広い活動が特徴)
JBOS(全国視覚障害者外出支援連絡会)
DAISY(視覚障害者のためのデジタル録音図書の国際標準規格)
サピエ
(視覚障害者に点字、音声データで情報を提供するネットワーク)
(見えない人、見えにくい人向けに開発された音声読み上げ商品および、サービスを紹介しています)
神戸アイライト協会(特定非営利活動法人)
(神戸市および周辺地域を対象とし、視覚障害者のQOL向上を主目的として、多彩な活動をしている)
前川裕美オフィシャルページ
(JRPS会員で、作曲家・声楽家・ピアニストの前川裕美さんのページ)
RP患者の見え方の一事例(ブリュッセル:様々な見え方の一つですが網膜色素変性症患者が、外出時に見えている部分はこんな状態です。普通に見えている方には、想像しにくいでしょうが、ご理解ください)
臨床研究・治験などに関する情報
Pmda独立行政法人 医療品医療機器総合機構
(Pmdaは、医薬品、医療機器、再生医療等製品等の品質、有効性、安全性について現在の科学技術水準に基づき承認審査をおこなう機関。日本の医療分野における治験や臨床研究は、Pmdaでの承認手続きを条件として、実施可能となります)
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 (AMED)
(医療分野の研究開発における基礎から実用化までの一貫した研究開発の推進・成果の円滑な実用化及び医療分野の研究開発のための環境の整備を総合的かつ効果的に行うため、医療分野の研究開発及びその環境の整備の実施や助成等を行っている)
iPS 加齢黄斑臨床研究への患者参加に関する選択基準・除外基準等
(神戸市立医療センター中央市民病院における臨床研究情報)
臨床研究情報ポータルサイト
役立つサイト(医療・福祉機器・日常生活用具など)
EYEBELL
(コンタクトレンズ・メガネ、ロービジョンケア商品等の相談など)
アステラス製薬ニュースリリース
(網膜色素変性症における遺伝子治療薬に関する提携のお知らせ)
ノバルティスファーマ株式会社ニュースリリース
(ノバルティスのbrolucizumab(RTH258)、主要な失明原因であるnAMDにおいて、主要な副次評価項目である疾患活動性に関してアフリベルセプトに比べ有用性を示す)
アイネット株式会社
(視覚障害者用スケジュール管理ソフト「らくらく予定帳」、
よみあげ拡大読書器「よみあげ名人」等の製造・販売をしている)
HOYA 株式会社 メディカル事業部(ニュースリリース:2019 年7月9日 )
HOYA 暗所視支援眼鏡「HOYA MW10 HiKARI 」
熊本県天草市にて全国初の福祉用具「日常生活用具」の給付対象に
【参考動画】HOYA MW10 HiKARI
助成する自治体は、その後増えています。
株式会社 OTON GLASS
(主な事業内容:眼鏡型機器「OTON GLASS」の研究開発・生産・販売)
【参考動画】”読む”をサポートするOTON GLASS – soar
最新情報は、Twitterやfacebookにて紹介されています。
Twitter https://twitter.com/otonglass
facebook https://www.facebook.com/otonglass/
著名な専門家が網膜の病気の患者や家族の悩みや相談に答えている
海外のサイト(語学が得意な方には参考になると思います:WEB管理人)
網膜色素変性症に関する幹細胞を使用した臨床治験
(ヘンリー・クラッセン教授:カリフォルニア大学アーヴァイン校)
糖尿病網膜症
(University College Dublin :RI提供のYouTube情報)
遺伝子治療について (ペンシルベニア大学)
(ジーン・ベネットさんは、RIWC2018で特別表彰をされた眼科医:6分15秒)]
網膜の遺伝子治療について (ベネット先生の網膜疾患の遺伝子治療に関する講演)
(有名な網膜疾患犬ランスロットの治療を導入部とした詳細な網膜治療講演:56分)
遺伝子検査の概要について
(アイルランド・ダブリンのトリニティ・カレッジ遺伝学科 ジェーン・ファラー京樹)
遺伝子編集の仕組み(米国FDA提供の動画:1分30秒)
遺伝子編集技術の光と影(難病治療への期待とデザイナーベービーへの誘惑の中で)遺伝子編集の仕組みと、それがもたらす光の部分、さらに悪用された時の恐ろしさを解説しています。遺伝子治療に対する期待とともに、いかなる規制が必要かを考えさせてくれる動画です。英語ですが、日本語の簡単な字幕が出ますので、音をミュートにして、字幕を音声ソフトで読ませる方法もあるかもしれません。:20分弱)
【臨床研究関連】
遺伝学と遺伝の概要(Jane Farrar ダブリン大学トリニティカレッジ教授)
※設定で、字幕付き、スピードなどが選べます。但し、今のところ、
日本語自動翻訳は、そのままでは誤訳が多くてわかりにくいです。
遺伝子検査とは?(Sally Ann Lynch 博士- 遺伝子カウンセラー)
※設定で、字幕付き、スピードなどが選べます。
遺伝子検査に関して以下の内容を学ぶ(英文)
遺伝子検査入門
家族への遺伝子検査カウンセリング
臨床研究では、特定の遺伝子タイプに絞る
専門家たちは、何を述べているのか
遺伝子検査の結果が間違いの可能性はあるのか
次のページに進む
遺伝子検査のタイプ
遺伝子検査法の進化
パネル検査とは?
日本国内のサイト
患者・市民参画( PPI)ガイドブック(「日本医療開発機構」作成)
(このガイドブックは、研究者の方々に「医学研究・臨床試験への患者・市民参画」の基本や意義について知っていただくために作られました。しかし、参画する我々、患者・市民の側にも参考になるよう、工夫されています。66ページもありますが、日本語ですので、少しずつでも、学んでいきましょう)
「網膜色素変性」 池田康博先生(九州大学医学部眼科准教授:現 宮崎大学教授)
「日本人における定型網膜色素変性の遺伝的特徴を解明
~病因の把握により、治療法の開発・治療適応の選定に期待~」
(九州大学公式WEBサイト、研究成果ニュースへのリンクです)
網膜色素変性症および緑内障のの治療法や課題についての最新情報
わかりやすく非常に勉強になります。期間限定ですので、早めにご視聴ください
(【オンデマンド配信】 配信期間:11月5日(木)正午 ~12月7日(月)正午)
第31回日本緑内障学会の市民公開講座のごリンクです。(公開は終了しています)
http://www.congre.co.jp/jgs2020/html/shimin/shimin.html
「網膜色素変性とその治療法開発」 池田康博先生 (宮崎大)
「緑内障 どうしよう」 木内良明先生 (広島大)