「施設」「交通機関」に続いて、「情報」に関してもバリアフリーに関する法律が制定され誰もが暮らしやすい「共生社会」にむけての動きが活発になってきました。
その動きは大変喜ばしいことですが、今まで一人のものだった不便、便利、そして自ら行っていた工夫をみんなの情報に変えていくと多くの人の「不便さ」をみんなで「便利」に変えていくことができるようになります。
JRPSでは、2022年度にQOL(クオリティ オブ ライフ=生活の質の向上)をめざして新たなワーキンググループ(WG)が複数発足しました。その一つが「共用品WG」です。WGとは、メンバーが自分の興味や関心がある物事や社会の改善点について意見交換や提案をするグループです。共用品とは、障害の有無、年齢の高低に関わらず共に使える製品です。
共用品WGでは、2022年8月から毎月会合を開き、どうしたらJRPSの会員が使える共用品を世の中に増やすことができるかを議論してきました。はじめに、WGのメンバーがどんな製品を便利に使っているか、どんな工夫をしてモノを使っているかを話し合い、その後、アンケートを行いました。そのアンケートの中には、JRPSの会員に伝えたいこともたくさんでてきました。
そのような背景で2023年度は、「公益財団法人共用品推進機構」の全面的な協力の下、アンケートを行う範囲を、JRPS各地の代表者に広げ実施しました。
1)アンケート対象者:JRPS各地の代表者等53名
2)アンケート調査期間:2023年7月1日~9月30日
その結果報告書が、本書です。皆様の生活改善に少しでも役立てられればれば幸いです
詳細な結果の報告書は、コチラです。