◆7月26日(日)、「ICTセミナー」の実施報告 報告者:池田雅彦
猛暑の中、13時よりきらめきプラザ706号室にて、「ICTセミナー」を開催しました。
講師に香川県立視覚支援学校の山下陽輔教諭をお迎えし、ICTの活用についてご自身の体験をもとに、分かりやすくご講演いただくとともに、参加者からの質問にも丁寧にお答えいただきました。
当事者やご家族、ヘルパーさんのほか、守本先生、点訳・音訳ボランティアの方々など、総勢40名のご参加をいただきました。
山下先生がICTを活用するようになったきっかけは、「本を読みたい」という切実な思いがあったことだそうです。拡大読書機だけでは読書が難しかったため、試行錯誤を重ねながら、電子書籍のKindleを活用するようになったとのことでした。
最近では、生成AIを利用することで、これまで読むことが難しかった漫画や地図なども理解できるようになったそうです。
また、人と関わることや人に頼ることがあまり得意ではなかったため、自分でできることはできるだけ自分で行いたいという思いから、ICTを生活の道具として積極的に活用してこられたとのことでした。紙の書類を読んだり、買い物で商品の場所や価格を確認したり、オンラインショッピングやネットバンキングを利用したりすることで、自立した生活を送っておられる様子が紹介されました。
さらに、スマートスピーカーを使ってさまざまな家電を音声で操作できることや、近い将来、生成AIの機能がさらに取り入れられることで、生活の質が飛躍的に向上するだろうというお話もありました。
視覚障害者が苦手とする移動の場面では、「アイナビ」を活用することで、知らない場所への移動や信号機の色の確認ができるようになり、さらに生成AIによる風景の説明も役立っているとのことでした。
また、近い将来、自動運転車が登場すれば、移動に関する課題は大きく改善されるだろうとも話されました。
最後に、「私は、ICTを使いなさいと勧めているのではなく、自分が何をしたいのかを考え、その実現のためにICTが役立つのであれば、迷わず取り入れてほしい。この講演を聴いてくださった皆さんの生活を豊かにする一助になれば幸いです」と締めくくられました。
講演の後、参加された数名の方から、さっそく自宅でも活用したいという声が聞かれました。山下先生にも、この声をお届けしたいですね。
行事などその他たくさんの活動の様子を、JRPS岡山のインスタグラムに載せています。可能な方はぜひ、覗いてみてください。
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