年別アーカイブ: 2019年
網膜色素変性症治療に関する世界の動き 藤波 芳 先生
網膜色素変性症治療に関する世界の動き ━診断から津領までの一体的診療」 遺伝性網膜疾患は、遺伝子異常を原因として網膜に異常をきたす症候群で、本邦では約5万人の患者数が推定されている。網膜色素変性症はその代表的な臨床像であ … 続きを読む
第14回JRPS網脈絡膜変性フォーラム in 東京2019
第14回JRPS網脈絡膜変性フォーラム2019 in 東京(6月30日(日)) 治療法の確立が待ち望まれている網膜色素変性症の患者を対象として、多くの臨床試験(臨床研究・治験)が国内外で実施されるようになってきました。J … 続きを読む
あぁるぴぃ140号 目次
JRPSだより 3 年会費納入のお願い 3 6月の相談予約のご案内 3 「ピアサポート」電話相談のご案内 3 [開催予告] JRPSワークショップ2019 in 福岡 4 第14回JRPS網脈絡膜変性フォーラ … 続きを読む
「人工網膜による視覚機能の再建 -開発の現状と未来」森本 壮先生(大阪大学)
大阪大学大学院医学系研究科感覚機能形成学 人工網膜は、網膜色素変性などで視細胞を失った網膜に対し、視細胞の代わりに残った網膜の内層の神経細胞に対し、電気刺激を行い、点状の光を感じさせることによって視覚を回復させる方法で … 続きを読む
「遺伝性網膜疾患:診断から治療へのアプローチ」藤波 芳先生(国立病院機構東京医療センター 眼科)
遺伝性網膜疾患に関する診断から治療へのアプローチは近年劇的な変化を遂げている。標準とされる4行程(1.クリニックにおける臨床検査・診断、2.遺伝子検査・診断、3.臨床診断と遺伝子診断の相関確立ならびに最終確定診断、4.臨 … 続きを読む
「チャネルロドプシンを用いた視覚再生研究」冨田 浩史先生(岩手大学理工学部生命コース)
緑藻類クラミドモナスより同定されたチャネルロドプシン-2(ChR2)タンパク質は、光受容に伴い細胞内に陽イオンを透過させる、光活性化陽イオン選択的チャネルとして機能する。神経細胞の興奮は細胞内への陽イオンの流入によって引 … 続きを読む
「網膜細胞移植と再生医療」万代 道子先生(理化学研究所)
現在私たちは、iPS細胞を用いて加齢黄斑変性に対する網膜色素上皮細胞の移植プロジェクト、そして網膜色素変性に対する網膜組織移植プロジェクトに取り組んでいます。 加齢黄斑変性についてはすでに最初の自家iPS由来の網膜色素上 … 続きを読む
「網膜色素変性に対する視細胞保護治療」池田 康博 先生(九州大学眼科)
網膜色素変性(RP)とは、暗いところで見えにくい夜盲という症状で始まり、視野が少しずつ狭くなり、最終的には視力が低下してしまう遺伝性の網膜の病気です。目に関連する遺伝子のキズが原因で、網膜の神経細胞(視細胞)が少しずつ傷 … 続きを読む
「網膜色素変性の治療を模索した50年」三宅 養三(愛知医科大学)
薬物治療、光障害の抑制、高酸素の影響、人工網膜、人工眼、視覚代行、遺伝子治療、再生医療など、網膜色素変性症を含む遺伝性網膜疾患の治療法研究の歴史をご自身の研究を交えて話された。薬物治療の効果判定には視機能が悪くなる速度の … 続きを読む
「人工網膜の現状と展望」不二門 尚(大阪大学)
視覚には細かいものをしっかり見る機能と大雑把に見て目標の位置を把握する機能がある。人工網膜は後者のデバイスであり、顔やものの輪郭が分かり、白線に沿って歩けるようになる。阪大方式人工網膜は臨床研究を終了し、医師主導治験に移 … 続きを読む