米国で新生血管性加齢黄斑変性症 患者向けに Susvimo を再導入

ロシュ社、米国で新生血管性加齢黄斑変性症 (nAMD) 患者向けに Susvimo を再導入

ロシュ社は、自主回収の終了後、米国の新生血管性または「滲出型」加齢黄斑変性症 (nAMD) 患者を治療するために、眼内インプラントによる硝子体内投与用の Susvimo® (ラニビズマブ注射剤) 100 mg/mL を再導入すると発表しました。
米国食品医薬品局 (FDA) は、眼内インプラントと補充針に行われたコンポーネントレベルの更新を反映した Susvimo の生物学的製剤ライセンス申請に対する承認後補足を承認しました。ロシュ社は、今後数週間で、米国で網膜専門医と nAMD 患者が Susvimo を利用できるように取り組んでいきます。
加齢黄斑変性症患者の皆さまには朗報ですね。

詳細な内容については、以下のプレスリリースを参照してください。日本語自動翻訳でを選択していただくとどなたでも読めます。

https://www.roche.com/media/releases/med-cor-2024-07-08

※ *Susvimoの日本国内における臨床試験は現在準備中です(2022年2月現在)
https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20220225153000_1195.html

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第17回JRPS網脈絡膜変性フォーラム

「網脈絡膜変性疾患に今できること」

1.【開会の挨拶

2.【網脈絡膜変性疾患の正確な診断

角田 和繁先生(東京医療センター視覚研究部)

3.【網脈絡膜変性疾患の遺伝診断

堀田 喜裕先生(中東遠総合医療センター)

4.【網脈絡膜変性疾患のリハビリテーション

清水 朋美先生(国立障害者リハビリテーションセンター病院 眼科)

5.【網脈絡膜変性疾患の遺伝カウンセリング

前田 亜希子先生(神戸アイセンター病院)

6.【閉会の挨拶

 

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JRPS網脈絡膜変性フォーラム

第18回JRPS網脈絡膜変性フォーラム

2024年2月4日 北九州国際会議場

第17回JRPS網脈絡膜変性フォーラム

2023年3月19日 龍谷大学響都ホール

第16回JRPS網脈絡膜変性フォーラム

2022年3月27日 オンライン開催

【第15回JRPS網脈絡膜変性フォーラム】

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本部主催医療講演会動画

2024年6月30日

遺伝性網膜疾患の診療と研究の現状

講演者:近藤峰生先生
(当協会学術副理事長 三重大学大学院医学研究科眼科学 教授)

 

2023年6月25日

健康・医療情報のチェックポイント

 ~科学的なエビデンスを考える~

講演者:中山 健夫先生(京都大学大学院医学研究科 健康情報学 教授)

 

 

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GA治療薬ペグセセタゴプランに関する CHMP の否定的見解への再審査要請

地図状萎縮症の治療薬ペグセタコプランに対するヒト医薬品委員会の否定的意見に関する国際網膜協会(Retina International)からの声明を以下に記載します。

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 アペリスは、EU における地図状萎縮症 (GA) に対するペグセタコプランに関する CHMP※1 の否定的見解を受けて再審査を求める予定

2024年6月28日 (金)

※1 CHMP: 欧州医薬品委員会(EMA)の中にあるヒト用医薬品委員会

注目すべきことに、この意見に対してCHMPメンバーから反対票がいくつかありました。Apellisは再審査を求める予定で、2024年第4四半期に最終意見が出ると予想しています。

本日の意見は、特別専門家グループ会議の後に出されたもので、専門家は、地図状萎縮症(GA)病変の大きさはGAの試験で許容できる主要な結果指標であり、微小視野検査はGAで利用できる最良の機能指標であると合意しました。公式プレスリリースは、こちらでご覧いただけます。

● 網膜ジストロフィーの研究を促進および支援する慈善団体や財団を代表する世界的な統括団体として、国際網膜協会2 および欧州連合 (EU) と欧州経済領域 (EEA) の加盟組織は、この決定の影響について心から懸念しています。

● 国際網膜協会のフランツ・バドゥーラ会長は、「ペグセタコプラン (Syfovre) は、米国では地図状萎縮症の患者に1年以上前から提供されているのに、欧州の患者には(使用許可が下りないため)、未だに治療法がない国際網膜協会は、この疎外され脆弱なグループの非常に高い医療ニーズが、欧州連合で未だ実現されていないことに失望の念を禁じ得ない」と述べています。

 地図状萎縮症は、100 万人以上のヨーロッパ人が罹患している慢性進行性網膜疾患で、65 歳以上の人々の失明や視覚障害の主な原因の1つです。※4 地図状萎縮症は、罹患した個人、その家族、そして社会に大きな経済的負担をもたらします。
 国際網膜協会が最近実施した調査では、ヨーロッパの2か国 (ブルガリとドイツ) における 地図状萎縮症の負担は、年間 2 億 2,900 万~37 億ユーロの範囲と推定されています。※5,※6 これまでのところ、ヨーロッパ市場でこの疾患に対する治療法はありません。
 高齢化により今後この疾患がもたらす深刻な経済的および人道的負担が ※3 増加すると予想されることを考えると、この網膜変性疾患による視力喪失を防ぐことが急務となっています。

おわり

【参考文献】:

  1. https://investors.apellis.com/news-releases/news-release-details/apellis-plans-seek-re-examination-following-negative-chmp
  2. Retina International (retina-international.org)
  3. Wong, W.L., Su, X., Li, X., Cheung, C.M.G., Klein, R., Cheng, C.Y. および Wong, T.Y., 2014. 加齢黄斑変性症の世界的有病率および2020年と2040年の疾病負荷予測:系統的レビューとメタ分析。  The Lancet Global Health, 2(2), pp.e106-e116.
  4.  Glatz, M., Riedl, R., Glatz, W., Schneider, M., Wedrich, A., Bolz, M. および Strauss, R.W., 2022. 中央ヨーロッパにおける失明と視覚障害。PLoS One、17(1)、p.e0261897
  5.  Paudel, N., Brady, L., Stratieva, P. and Daly, A., 2023.「アメリカ合衆国、ドイツ、ブルガリアにおける進行性加齢黄斑変性症(AMD)の社会経済的負担」  Investigative Ophthalmology & Visual Science、64(8)、pp.1746-1746。
  6.  Retina International — AMD の影響: 疾病のコストに関する研究 (retina-international.org)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

よろしくお願いいたします。
 アンドリュー

アンドリュー・ライアン
コミュニケーション&エンゲージメント担当役員

Retina International
andrew.ryan@retina-international.org
電話: +353 87 646 8426

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第28回日本網膜色素変性症協会研究助成者決定!!

第28回JRPS研究助成は、JRPS学術審査委員の厳正な審査により、次の3件に決定いたしました

◇助成金200万円◇

後藤 聡(大阪大学眼科)

「網膜色素上皮を介した網膜変性の病態解明」

 

◇助成金100万円◇

溝渕 圭(東京慈恵会医科大学眼科)

「ABCA4関連網膜ジストロフィに対する遺伝子治療を見据えた全国コホート解析;疾患進行の関連因子同定の検討」

 

◇ライオンズ賞100万円◇

平形 寿彬(順天堂大学医学部眼科学講座)

「網膜色素変性患者における読書能力とFunctional Vision Scoreの関連についての検討」

 

表彰式と記念講演は、9月28日(土)「世界網膜の日in大分」でおこなう予定です。

 

 

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ミドル部会宿泊企画 with 家族のお知らせ【9/28~29 開催】

JRPS ミドル部会の 9 月イベントのお知らせです。

ミドル部会では、9 月 28 日から 29 日にかけて宿泊企画 with 家族「世界網膜の日 in 大分参加&プチ観光で楽しもう!」を開催しますので、ご案内をさせていただきます。
ご興味ある方はぜひこの機会に同世代のメンバーとの親睦を図っていただけたら幸いです。
※本イベントは、JRPS 会員のミドル部会会員に限定させていただきます。JRPS 未入会の方は、事前に JRPS への入会をお願いします。

【ミドル部会について】
全国の 36~50 歳までの患者会員・家族を対象とした部会です。
会員同士でオンライン・対面で仕事や日常の困りごとや工夫について情報交換したり、意見交換を行ったりしています。

【イベント概要】
■企画名:「ミドル部会宿泊企画 with 家族 第 2 弾 世界網膜の日 in 大分参加&プチ観光で楽しもう!」
■日時:2024 年 9 月 28 日(土)13 時~9 月 29 日(日)14 時
■活動内容
①1 日目:世界網膜の日 in 大分会場:別府国際コンベンションセンター
②宿泊場所:亀の井ホテル別府
③2 日目:別府市のプチ観光
■定員:先着 20 名(家族含む)
■参加費:15.200 円
■申し込み方法
当イベントに参加希望でミドル部会未入会の方は、申込期限までに以下「ミドル部会入会申込フォーム」より入会申し込みをお願いします。その際に、フォームの備考欄に「9 月イベ
ント参加希望」とご記載ください。
★申込期限:2024 年 6 月 30 日まで
★以下、入会フォームと紹介パンフレットのリンクです。
ミドル部会入会フォーム
ミドル部会紹介パンフレット
※フォームでのお申込みがうまくいかない場合は、下記 JRPS 本部事務局宛に「ミドル部会申込希望」とご記載の上、ご連絡ください。
JRPS 本部事務局 info@jrps.org

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国際網膜協会世界大会2024(ダブリン)6 月 7 日(金)プログラム

国際網膜協会世界大会2024(ダブリン:アイルランド)
6 月 7 日(金)プログラム

タイトル:治療をターゲットとして~視覚研究の未来
場所:ダブリン ロイヤル コンベンション センター、ダグラス ハイド スイート。

午前 8 時に登録が開始され、到着時に紅茶/コーヒーが提供されます。
ポスターのドロップオフが開始されます。

以下の時間表示は、アイルランド時間です、時差の関係で、アイルランド時間に8時間プラスした時間になります。ですので、日本時間では、6日の午後4時間市で、終了は翌日7日の午前2時となります。

事前であれば、アイルランド協会のHPにもでているように、20ユーロを寄付すれば、YouTubeによる視聴ができるそうです。事後はだめかもしれませんが・・・。

午前 8:30 ~ 8:45 開会の挨拶:治療をターゲットに:ジェーン ファラー教授とフランツ バドゥーラ氏(国際網膜協会の会長です)。
午前 8:45 ~ 9:15 基調講演:共有ビジョン:遺伝子治療研究における研究者と患者のパートナーシップ:ジーン ベネット教授。

午前 9:15 ~ 11:00 午前のセッションのテーマ:治療開発。議長:ジェーン ファラー教授。
午前 9:15 ~ 9:30 IRD の臨床試験、イザベル オード教授。
午前 9:30 ~ 9:45 CEP290 関連網膜ジストロフィーの遺伝子編集 – マーク・ペンネシ教授 (医学博士)
午前 9:45 ~ 10:00 PRPF31 関連 IRD の CRISPR/Cas モデル – リア・バーン博士。
午前 10:00~ 10:30アイルランドのIRDの患者ケア経路の開発。治験と治療への扉を開く。Target 5000チームを代表して、David Keegan教授。
午前 10:30~10:45網膜変性 – 遺伝子構造の解明と遺伝子治療の探究。Sophia Millington-Ward博士(Jane Farrar教授の研究室)。
午前 10:45~ 11:00繊毛症における網膜ジストロフィー:動物モデルを使用して患者の変異を解釈する – ’Oliver Blacque教授の研究室)。

11:00AM – 11:30AM午前のコーヒーブレイクとポスター

午前11:30~ 午後1:00午前中のセッションテーマの続き:治療開発 – 議長:Oliver Blacque教授。

午前 11:30~11:50PL1遺伝子欠陥に関連する重度の網膜ジストロフィーの小児における遺伝子治療
– Robin Ali教授。
午前 11:50~午後12:10遺伝子に依存しない治療アプローチ – Daniel C. Chung博士。

午後12:10~12:30ゼブラフィッシュを使用したIRDおよびAMDの前臨床薬物スクリーニング –( Breandán Kennedy教授研究室)。

午後12:30~12:50変性眼疾患の治療標的の特定 (– Sarah Doyle教授研究室)。

午後1:05~2:00 昼食、展示、ポスター

午後2:00~3:00午後セッション(A):IRD遺伝子構造 – セッション議長:David Keegan教授。
午後2:00~3:00網膜変性の遺伝的構造と診断方法 – エレーヌ・ドルフス教授、バート・ルロワ教授、フランス・クレマース教授。
午後3時~午後4時
午後のセッション(B):加齢性黄斑変性 – セッション議長:ジュリー・シルベストリ教授。
午後 3:00 ~ 3:20 加齢黄斑変性症と AI –(Tiarnán Keenan 博士。
午後 3:20 ~ 3:40 網膜疾患臨床試験におけるアウトカム測定 – David Birch 博士、                             Ph.D. – Retina Foundation of the Southwest
午後 3:40 ~ 4:00 加齢黄斑変性症 (AMD) における網膜内層 – Jeffrey O’Callaghan 博士、
(Matt Campbell 教授研究室)。
午後 4:00 ~ 4:15 口頭発表。
AAV 導入効率と機能性を評価するためのテストベッドとしてのヒト網膜オルガノイド – Teresa Rogler
CSF-1R シグナル伝達の阻害: 網状偽ドルーゼン形成と網膜内血管透過性増大の潜在的メカニズム?( アヴリル・レディ)
オランダにおける遺伝性網膜疾患の経済的影響、疾病コスト調査 – トム・デニー
午後 4:15 ~ 4:30 網膜変性疾患におけるエビデンスに基づく支援 – Nabin Paudel 博士。

午後 4:30 ~ 4:45 午後の休憩とポスター

午後 4:45 ~ 5:45 パネリスト: 網膜変性における満たされていない医療ニーズの高さ。

開会の辞、Jean Bennett 教授。
セッション議長: Bart Leroy 教授。
パネリスト: Avril Daly(Retina International CEO)、Todd Durham 博士、Darrin Morrisey、Mark Pennesi 教授、医学博士、Daniel C. Chung 博士。
午後 5:45 ~ 6:00 閉会の辞

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JRPS広島★7月14日 若者世代対象 おしゃべり交流会

「網膜色素変性症」という目の難病があります。視野の狭まりや視力低下を経て、徐々に目が見えにくくなる病気です。
同じ病気の、同世代の仲間と交流してみませんか?

日時  7月14日(日曜) 10時~12時
場所  ビッグフロントひろしま5階 大会議室1
広島市南区松原町5-1
参加対象
「網膜色素変性症」と診断された16歳 50歳の当事者、またはそのご家族
※広島県内にお住まいで上記を満たす方であれば、どなたでもご参加いただけます。
参加は無料です。
締め切り 7月7日(日曜)
お申し込みの際は①氏名 ②年代(10代など) ③参加人数をお知らせください。
参加申込先 村重(むらしげ)  TEL: 082-215-5315

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JRPS proposal regarding the standard for RI organization regular membership fees

Hello, this is Saburo Morita, the JRPS International Director.
Current annual membership fees are determined according to the GDP of the country to which each member organization belongs. We believe this is unreasonable for the following reasons:

① JRPS relies on membership fees as its main source of income. Therefore, we believe it is appropriate to determine the ranking by GDP per capita, rather than by GDP ranking by country.

② The large depreciation of the yen due to the influence of policy interest rates in each country is a heavy burden on JRPS.

[Reference] Trends in the euro/yen exchange rate (1980-2024)
https://ecodb.net/exec/trans_exchange.php?b=JPY&c1=EUR&ym=Y&s=&e=

③ Efforts to improve JRPS finances
We have tried various things to expand our membership. Currently, we have been running a deficit in order to continue our business, but we cannot get things done unless we strengthen our secretariat. Even if we are trying to save money, abolishing the travel expenses of directors will not be a fundamental solution.
The academic committee proposed that we work to encourage more academic specialists such as ophthalmologists and physical therapists to become members. In addition, Morita, who is in charge of international affairs, proposed to expand the membership eligibility of the organization for patients with retinitis pigmentosa and related diseases to patients with age-related macular degeneration, and this was approved by the board of directors, so we will propose this at the JRPS general meeting in late June.
If this passes, there is a possibility that the number of members will increase significantly, and the problem will be solved, but this will require changes to the Articles of Incorporation, which means that the earliest it can be implemented is three years away.
We are working hard in the hope that if these efforts prove successful, JRPS will be able to host a second World Congress in Japan.
This time, I would like to ask the representatives of each country to create a review committee, including a third party, at the RI Board of Directors to consider the JRPS’s proposal for the revision of annual membership fees. I would be grateful if you could at least consider our proposal.

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